「勇気を出して踏み出そう」
一大決心をして、部長をおいかけて沖縄へ向かった蛍。
ところがそこでかつての彼氏・マコトくんと再会してしまい、肝心の部長はと言えば、元妻と良い雰囲気で……?
- ホタルノヒカリ 13―IT’S ONLY LITTLE LIGHT IN MY LIFE (13) (講談社コミックスキス)/ひうら さとる
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おお、すごい!
前巻までの「部長ラヴv なんていまさら何言っとんじゃ蛍ちゃんよー!」という状態から、
元妻・深雪さん(ほんわりおっとり天然系。意外にもぽっちゃり美人)という最強の敵を出現させ、
まったく見込みのなさそうな状況へと主人公を追い詰めて、
「な、なんかカワイソウ……、頑張れ蛍ちゃん!」
と思わせてしまう作者さんの手腕は、なかなかのものだと思います。
しかしここで「作者さんの手腕は……」みたいな感慨を抱かせる時点で、やはり成功しているとは言いがたいのかもなーという気もするのです。
なんかさー、蛍ちゃんが高野部長を好きというのが、いまいち私という読み手にはリアルに伝わってこないんですよねえ……。
再会したマコトくんともイイ雰囲気で、「ならマコトくんでいいんじゃね?」と思ってしまうわけです。
何度も言うようですが、マコトくんと部長という二つの選択肢があったころに、
「やっぱり部長が好きでした!」
となるのであれば理解できるのですが、マコトくんとの恋に破れてからの新しい恋である「部長への想い」というのは、マコトくんが戻ってきてくれそーな今の時点では、必然性を失うのでは……?
恋なんて理屈ではない、というご意見もあるかと思いますが、沖縄編での「マコトくん×蛍ちゃん」「高野部長×深雪さん」という組み合わせがあまりにもしっくり似合って見えたもので、「何もムリしてそっちとくっつく必要ないんじゃね?」と思えてしまうのですよねえ。
重箱の隅をつつくようですが、深雪さんという高野部長の元妻(実際には彼女は婚姻届を出さずにいたそうですが、事実婚ですよね)が夫のもとを去って行った理屈も「いや意味よくわかんねえ……」だったし(あれくらいの理由で、何十年も連れ添った! 自分を裏切ってもいない相手と! 別れられるものか?)。
まあ、今のところ高野部長は「キミのことは大事だけどそういう目では見られない」などと牽制していますが、ここまで両想いフラグが立ってしまえばもう、あと一波乱もあれば「カップル成立」となるのでは。
しかしなー、
年の差、立場の違い、まだ思い切れない元のパートナー。
これらの事情を乗り越えるほどの情熱が、この二人の間に発生するとは思えないし、なんで発生しなきゃならんのかも分からない。
だって結局のところ、今だって蛍ちゃん、「ひとりで恋愛」なんて、できてないじゃん。
今度はマコトくんに支えてもらってるんじゃん。
これで好きな人を手に入れたいだなんて、甘えてるなあ……。
いっそのこと失恋エンドとなって「成長しました」のほうが、物語のテーマとしてはマシではないかと思うのです。
まだ終わってはいませんが、それにしても何の物語だったのだろうなあ、これ……。
高野部長に恋をしたことで、家の中では「アノ格好」を出来なくなってしまう蛍ちゃんが見たかった。そして高野部長に意識してもらいたくて家の中でも別人のよーに頑張っちゃう蛍ちゃんとかさー……。
今まで「素の自分」で甘えていた相手に恋をしてしまい、逃げ場を失った蛍ちゃんが「さあどうする?」という部分が読みどころではないのでしょうか。
元妻の存在うんぬんでなく、これこそが主人公が越えなきゃならないハードルではないのでしょうか。
なんでそういう話にならないのでしょう。
(わからん……つまり干物は干物のまま自然体でいいっていうお話だったのかなコレ……)
【追記】
すみません、作者さんブログにリンクしていただいているようで、ファンの方の目にとまれば不快な記事であるかもしれず……。
一読者の呟きとして受けとめていただければ幸いです。
おそらく他のリンク先も、ココのように勝手にいろいろいろいろ! 文句を言っていたりするでしょうに。ひうらせんせー、度量があるわ……。
(と思いながらよそさまの感想を見てみたら、こんなにぶーたら文句をたれてるの私だけでは……?!)
それにしても、「はてな」のつながり文化とは縁のない、ここアメブロ。
何故こちらへいらしたのかと不思議に思って「ホタルノヒカリ13巻」でググってみたところ、な、なるほどー、こんな上に出てくるのか!!
グーグルがどのような基準でランキングしているのか、さっぱり不明ですが、何故なんだ……ああ、キャラクター名というキーワードが頻出するためでしょうか……?
ちなみにYahOO!検索ではまったく見当たりませんねえ。ははあ……。
最後に当ブログでの関連記事をまとめさせていただくとー。
……となっております。