「不在の鳥は霧の彼方へ飛ぶ」 パトリック・オリアリー(中原尚哉・ハヤカワ文庫SF) | 水の中。

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どんな内容かというと、漫画でいえば「GANTZ」のような……。
死んでしまった兄弟が、生かされてしまう話(スミマセン説明できてません)。

なんだろう、この話は。

ファンタジーと思ったほうが、読みやすいような……。
前作の「時間旅行者は緑の海に漂う」が傑作だったので、楽しみにしていたのですが。
そして「鳥」「宇宙人」「兄弟」という前作同様のテーマが使われているのですが、ナゼまた使うのか、その意図がわからない。物語自体も、何が書きたかったんだか、観念的すぎてサッパリ分からない。
せめてラストに救いがあればいいのに、それもない。


兄弟の和解を描くのに、こんな設定が必要なのか……?
なんというか、ジョナサン・キャロルをパワーダウンして独りよがりにすると、こんな作風になるのかもしれないなあ、と思いました。

ただし前作は、近年まれにみる傑作だったと思います!!←しつこい
(評価★)