グリークラブ
北海道には珍しく、9月を過ぎても暑い日々が続いていますが、皆様いかがお過ごしですか。
しばらくブログをお休みしている間に、すっかりブログの書き方を忘れてしまったユーリです。
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去る9月14日、札幌で、大学時代に在籍した男声合唱団(グリークラブ)のOB会による演奏会に出演してきました。
場所は札幌コンサートホール「kitara」。
内外のクラッシック関係者に良質のホールとしてその名前が知られているのは、オーケストラの演奏ができるように作られた「ワインヤード型」と呼ばれる大ホールのほうで、僕らが出演するのは室内楽用の「シューボックス型」と呼ばれる小ホールのほうなのですが、道内のクラッシック・ファンの間では聖地のような「kitara」に足を踏み入れるのは今回がはじめてでした。
でもステージのことを書く前に、そもそもグリークラブとはなんぞやというところから話をはじめなければなりませんね。
グリークラブ(Gree Club)とは、もともとアメリカの大学で行われていた学生達によるメール・クワイア(男声合唱)が元になっていると言われています。
かつてのアメリカの大学で、今の大学生達のおじいちゃんやひいおじいちゃんたちが男声合唱団をつくって歌っていたのだそうです。
で、当時の流行に敏感だった僕らのおじいちゃんやひいおじいちゃんがそれを日本に持ち込み、さらに加えて日本独自の男声合唱団としての意味あいも加わったのが、今のグリークラブ。(なんじゃないかと思います、たぶん。)
僕が通っていた大学のグリークラブもそれなりに歴史が古くて、もうかれこれ50年近い歴史があります。
ところが今の大学合唱界は混声合唱が中心。我が北海学園大学のグリークラブも人数は減るいっぽう。
(たぶん、本場のアメリカでももう男声合唱はやってないんじゃないかと思いますが‥)
そこで「グリークラブの灯を消すな!」と、OB会独自の合唱団を立ち上げたのが数年前。
そして実に2年以上にわたる準備期間の末、今回の単独演奏会にこぎつけたのでした。
とはいえ、実際に汗を流したのは実行委員会の人達で、僕自身は事前に一度札幌での練習に参加させていただいいただけで今回のステージに上げさせてもらったので、本当に実行委員会の人達には足を向けて寝られません。
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今回のステージで歌ったのは、ゴスペルの源流となった「黒人霊歌(Spiritual)集」と、日本における男声合唱の神様、タダタケこと多田武彦のの「雪明かりの路」、そして愛唱曲集。
黒人霊歌などと書くととても堅苦しく聞こえますが、「Deep River」や「Swing Low Sweet Chariot」など、たぶん皆さんどこかで聴いたことがあるんじゃないでしょうか。
黒人がまだ奴隷だった時代に彼等の間から自然発生的に生まれたもので、全ての曲が作曲者不詳。
でも、その後のブルース、ゴスペルなど全ての黒人音楽の元となったと言われています。
そして「雪明りの路」は、多田武彦が伊藤整の詩に曲をつけた合唱曲集で、小樽に住む若者が主人公です。
男声合唱団員でタダタケを歌ったことが無い人はもぐり、といい切れるほどの存在で、美しいメロディーと繊細はハーモニーを武器に、男声合唱の可能性を極限まで追求した人と言われています。
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で、演奏そのものはどうかというと、笑ってしまうほど、kitaraだからこそ!というものは特にありませんでした。
でも、今の時代に60人近い人数の、それなりのレベルにある男声合唱というのは、歌うほうも聴くほうも貴重な経験であるということを再認識しました。
それに、オホーツク海側でばかり歌っている僕にとっては、札幌や東京で活躍している合唱人と一緒に歌うことが出来る良い機会でもありましたし。
それにしてもおもしろいもので、大学を卒業してはや20年近く。もう40代のおっさんなのに、ひさしぶりに集まると大学時代そのままのノリでつきあえるんですよね。
次の機会が何年後になるかはわかりせんが、また機会があったら昔の仲間達と一緒に歌いたいと思いますよ。
では、また来週。


