サトウユウイチのごすぺる放浪記 -822ページ目

聴いたもの、観たもの、読んだもの

 最近になって北海道内各地から、雪が積もったという話をよく聞いていたのですが、とうとうこちら北見でも雪が積もりました。
 いよいよ、本格的な冬のはじまりです。

 今回は特に書くこともないので、最近観たり聴いたりしたものの話をしましょう。


☆☆☆☆


 Jennifer Hudson "JENNIFER HUDSON"


Jennifer Hudson/Jennifer Hudson
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 前にも書いたかと思うのですが、僕は2006年のミュージカル映画「ドリームガールズ」が大好きなんです。
 それで、彼女のデビューCDを心待ちにしていた一人なのですが、 そのCDの発売のニュースと同時に飛び込んできた悲しいニュースには本当に驚かされました。
 CNNのニュースなどで経緯は追っていたのですが、「アメリカの格差社会が生んだ悲劇のひとつ」として北海道の地方紙でも記事を掲載していましたね。
 彼女の家族のご冥福を心からお祈りします。


 さて、さっそく手に入れたCDですが、たいへんバラエティーに飛んだ選曲に驚かされました。
 ミュージカル歌手の印象が強かったのですが、アップテンポの曲ありバラードありと彼女のさまざまな歌を楽しめる1枚になっています。
 ちなみに、僕の一番のお気に入りは古いゴスペルの曲「JESUS PROMISED ME A HOME OVER THERE」です。


☆☆☆☆


 juno


JUNO/ジュノ <特別編>
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 アカデミー賞にノミネートされたりと、なにかと話題になっていた映画「ジュノ」をようやく観ることができました。
 「望まざる妊娠」がテーマなのに、なんとなく全体にアッケラカンとした印象で、主演の女の子の憎めないキャラクターもあって、楽しく観ることができました。
 家族とは当然のように有るのものではなく、意識して創っていかなければならないものだということを考えさせられましたね。
 それにしても、娘の妊娠を告げられたお父さんの態度は立派です。僕が彼の立場なら、ああ振舞えたかどうか‥


☆☆☆☆


 イントゥー・ザ・ワイルド


INTO THE WILD


 女の子の人生最大のテーマのひとつが「妊娠」だとすれば、男の子のそれは「自立」かもしれません。


 「ジュノ」から日を置かずに観たのがこの映画ですが、まるで合わせ鏡のような2本でした。
 「ジュノ」の主人公が女の子なのに対して、「ワイルド」の主人公は青年。
 「ジュノ」の主人公が小さな街を一歩も出ることが無いのに対して、「ワイルド」の主人公はメキシコからアラスカまで放浪する。
 「ジュノ」のラストが生命の誕生であるのに対して、「ワイルド」のラストは‥


 でも、2本の映画にはそれぞれの困難に立ち向かう勇気と新しい経験に対する興奮が共通して描かれているので、不思議と違う映画という気がしませんでした。

 「ジュノ」はビデオでもかまわないかもしれませんが、「ワイルド」はぜひ映画館で観てほしいですね。機会があれば。


☆☆☆☆


 以前、このブログでも書いた「源氏物語」をようやく半分読み終わりました。
 意外に時間がかかりました。

 理由は、優雅で調和のとれた、波乱といえば恋愛沙汰しか起こらない物語の世界にちょっと飽きていたから。
 僕もやっぱり刺激の強い現代の人間なのですね。


 そこで、物語の主人公光源氏の君が「六条の院」なる大豪邸に愛する女性を集め、天皇の次に位置する位に上り詰めた時点、翻訳者が「第1部の終わり」とした時点で一旦読むのを止め、しばらく放っていた「ローマ人の物語」の「終わりのはじまり」を読むことにしました。


 美と調和にあふれた平和な京の都から、一気に古代ローマ帝国の滅亡のきっかけとなるマルクス・アウレリウス帝のゲルマニア戦役へ。


 意外にも、この二人の主人公、「光源氏の君」と「マルクス・アウレリウス帝」にも共通点があります。
 女好きと良き家庭人という違いはありますが、二人とも当代一と言われた教養人で、位人臣を極めている。

 もし、同じ時代同じ場所に生まれていたら、(もちろん光源氏はフィクションですが)趣味の合う、案外良い友人同士になっていたのではないでしょうか


 それなのに、かたや快適な暮らしを謳歌し、かたや寒い辺境での戦争にあけくれる。
 人の生きる時代というものについて、いろいろと考えてしまいます。


源氏物語 巻一 (講談社文庫)/瀬戸内 寂聴
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ローマ人の物語〈11〉―終わりの始まり/塩野 七生
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☆☆☆☆


 そういえば、はやいものでアドベントの時期になりましたね。
 それではまた来週。