不甲斐なさを知るとき、
そこから逃げるのか抱きしめるのかで、道は分かれる。
この1年間は特に、会社の行く末を見るための業務に終始したのだが、
部下の負担の多さに気付きながらも、自分の仕事で手いっぱいで、
みてあげることができなかった。現場にもっといかなければならなかったのに。
現在引継ぎ中で各店をまわっているが、出展者のみなさんの、楽しもうという姿勢は、
かつての自分を思いだし、こころから応援したくなる。
出展の楽しさ、忍耐、販売への瞬発力、お客様に楽しんでもらうための取り組みの準備、
美しい。部下が抱えていた業務の重さを改めて実感する。楽しさも。
年齢を重ねればだれでも抱えるものがある。もれなくだからしかたがない。その中、
黙々と指導してくれる姿に、
一朝一夕でない経験と情報の蓄積を感じる。私は不甲斐ない。
さて、
消費増税が始まり、この改正の行く末にあるものの恐ろしさは、
つくり手の家計を直撃する。当社の顧問の解説をききながら、
いつかは1000万のバーが下がると予測はしていたが、
とうとうやるのかと、そこまでやるのかと、事実気を失った。
立ち直って、やるべきことの道筋を繰り返し予測した。
多くが自営の私達製造事業者は、税金に敏感である。
誤解を恐れず言えば、雇用者の方たちの感じ方よりリアルで、
常に社会の現実が売り上げと仕入、管理費に反映する。個々の形態で粗利の差があるが、多少だ。
健全であれば。だから、わたしはいつもずっと思っていた。
この社会にいて一番地に足がついた業種だと。ばかにしないでくれ。
消費税の導入時の強引さははるか昔のまるで思い出のように語られるが、
あの時から今日まで、どれだけの増税が繰り返され、3000から1000、
日本の中にいるとうやむやにされていく重税への過程は、
慣らしとしか言いようがないと、思う。
議論はどこにあったのか。
法人税に関しては、ぜひ世界基準になるべきだ。なぜ法人に一律の税率で課税しないのか。
経営者は税務と財務の両方で経営分析するので、
どこそこの大企業が大赤字、一円も払っていない、みたいな報道を見ても、なんだと?!と思い、またかと思うものだ。
利益でなく売り上げに対して課税したっていいと思うことがある。まったく。
先のG20で、話し合われた法人税についてのおはなしは、
久しぶりにほっとした。流れがあることに、多少の希望があるかもしれない。
それではまたです。