僕が僕であるために #3 | ロンリー・オル・ナイト

ロンリー・オル・ナイト

80年代で時が止まったオサーン。タイトルは青春時代の好きな曲から…
そして今はインドネシアで怪魚釣りを夢見る男の海外奮闘記!

僕の始めた小さなブログは・・・


気合の割には全く何も考えず、YAHOOのIDを持っていたから
単純にYAHOOブログにした。
最初の記事は決めていた。 
大好きなWIGGLE WARTと思った事を書こう!
で、書いてみたんだけど・・・なんかしっくりこない物がある。。。
うまく言えないけど。


考えてみれば、自分で何かを書いて発信するって経験はあまりない。
会社がらみの出張報告くらいじゃないかな。
という訳ですごく新鮮だったのを覚えている。
取り留めもないへんてこりんな記事になった。
今思うと僕の熱意と文章が空回りしてたんだ。


でね、その変な記事にすぐに反応があった!!!


今ならそのラッキーさは凄く解るんだけど、当時は何とも思わなかった。
でも、とてもとても嬉しかったのを思い出す。
なにか世の中の人に認められたような気がしたんだ。
一番最初のコメントはMINOGONさん、次はWIGGLE WARTさん。
MINOGONさんには最初のコメントを記念してルアーを送った。
そんな牧歌的な時代だったね。
WIGGLE WARTさんは今でも付き合いがあるし、ブログも更新されてるよ。
本当に僕はラッキーだったと思う。
特に宣伝もしないままに同志が得られたような気がしたんだ。
ネットの力と不思議な魅力に取りつかれてしまった。


それからは僕は夢中になってブログの記事を書いた。
本当に楽しかったなぁ。


読んでくれるのか、くれないのか?なんてあんまり気にせずに
好きなことや思った事を書いた。
エグリも張りができて嬉しくなったね~ 
こんなの買えたよって一生懸命にUPしたんだ。
本や音楽や、もちろん釣りや釣道具にかんして!
そんな拙い内容でも、なんか概ね好意的に受けとめて貰えて同志がたくさん増えた。


そんな夢中になって書いていたブログを僕は1年後に突如閉鎖する。


ひょんなことで会社の連中にブログの存在がばれ、からかいの対象になったんだ。
僕は自分の一番良心的な所から来たものが、心無い連中に触れられるのが嫌で即刻閉鎖した。
これは今でも腹が立つ!!
あんなゴミみたいな連中に・・・とどす黒い怒りが湧いてくる!
と同時にネット配信というものが自分が受け取って欲しい人だけに届くものでもないと解った瞬間でもあった。


でもね、僕は全てを止める事は出来なかった。
もう生活そのものがブログの記事を中心に動くようになっていたからだ・・・
何もかもを元の何もない生活に戻すなんて考えられなくなっていたんだ。

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そうやって僕はまたブログを始めた。


そのYAHOOブログはブログその物がなくなっちゃったけど、
新たにこちらで未だに続けさせてもらっている。
RUNさん、PLUGGERさをはじめ素敵な仲間がたくさんできた!
タイに行っても、関西に戻ってきてもブログのおかげで釣りを続けていくことが出来ている。
そう、どんな境遇になっても釣りを続けていける、
どんな時でも仲間がいる、そんな境遇になったんだ。


昔々、関西の片田舎で軽い気持ちで始まった僕の釣りは・・・
電子の力を借りて、いつのまにやら他人様の温かい温情を受けて広がっていき、
色んな人が応援してくれる、そんな趣味になった! 
僕が僕であるために・・・


本当にありがたい事だと思う。



「My Back Pages」 脱稿



終わりに・・・
人は誰でも皆、確実にひとつ面白いお話を語れるそうです・・・
それは自伝なんだそうですね。
僕はそれを信じて自分の釣りを通じて何事かを訴えれればと思ってました。
そこで自分の中の釣りの何事かを残せればと「My Back Pages」という書庫を造りました。
もしも、何事かを何方かに伝える事ができれば・・・
そんな素敵な事はないと思っております。