こんばんは。


第24回目の「スペースマンでGO!」でした。

僕もチョイ役で出演しました。


スペースマンでGO! ゲスト 宮谷風雅くん


若い碁っていいよねぇ。


ゲスト:宮谷くんとチョイ役(切れてる)

打ち上げで、宮谷くんはうどんを食べてたんですけど、薬味のショウガを食ってむせてました。

まだまだ若いな。


明日はUEC杯(コンピューター囲碁の大会)を見に、調布・電通大へいくぞよ。楽しみ。

こんばんは。


明日は宇宙一囲碁ファンに近い囲碁番組「スペースマンでGO!」の放送日でございます。


日時    :3月19日(土) 15時~16時

レギュラー :大橋拓文六段、千葉聡子、村上深

ゲスト   :宮谷風雅さん(くらしき吉備真備杯こども棋聖戦低学年の部準優勝!)

観覧場所 :東京都足立区千住旭町41-14 第一ビル7F

アクセス  :http://cwave.jp/in_studio.php

観覧料   :1000円(ワンドリンク付き)

放送URL :http://cwave.jp/airtime_detail.php?id=1660


放送後は懇親会を行う予定です。(お店は周辺でその場で探します)

電波には流せない(?)話が聞きたい!とか、村上を一発殴ってやらないと気が済まない!みたいな方はぜひ北千住までお越しくださいませ。




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*この記事は棋譜および「囲碁プレミアム」での王メイエン先生の解説、「パンダネット」の鶴山淳志七段の解説等をを参考に記述しております。


こんにちは。


AlphaGoとイセドルの5番勝負が終わりました。

完全に後付けの結果論ですが、イセドルからみて1-4というスコアは、これから人間が棋理の向上に情熱を傾けるには、ちょうど良かったかもしれません。

大きな衝撃と自尊心の回復、そして新しい世界が見える可能性を示唆されたこと。


個人的には、精神を持たないプログラムを相手にしたことで、人間同士の対局というのは技術の争いはもちろんですが、思いのほか、精神の戦いという比重が高かったのだな、と感じます。

イセドルの姿勢と発言は、多かれ少なかれ今回のイベントに注目していた人へ、良い影響を与える方向で戦いの精神というものを可視化してくれたような気がしています。


棋譜は以下をご参照ください。

http://gokifu.net/t.php?s=6251458114914521

黒 : イセドル

白 : AlphaGo


白12のツケ、僕はあまり見たことがなかったのですが、Twitter等で見ると最近の布石でよく見られるようになった手段のようですね。

勉強していないので、こういうときにズレた発言をしてしまってお恥ずかしい限り。


黒17の打ち込みに対して、白18と右上を連打したのは、人間であれば勇気を必要とするでしょう。


黒21の切りは個人的には疑問で、あくまでも上下の白を分断しておくべきではないのかなぁ?


図1(上下の白を分断する)

白4のツナギで、どんどん押されてしまうと無理やり封鎖されたりするんやろか・・・。


実戦の黒25まで、僕は白を持ちたい。


図2(実戦図 黒25まで)

実戦とは手順を変えて、図2の形にするという分析法を取ります。


図3(図2に向けて・・・その1)

実戦、白の6手目で右辺にワリウチをしたような手順。

図3だけみると、黒8、黒10、黒12が狭い範囲に密集しており、いわゆる「コリ(凝り)形」と言えます。

一方、白9、11が中央に対して発言力を高めており、効率的です。


図4(図2に向けて・・・その2)

図3からさらに8手勧めました。

基本的にはこれらの交換はすべて悪手とみますが、どの程度の罪があるのか・・・。

後の実戦図にも現れますが、黒4の左上の地点にカケる等、いくらか後続の手段を残してはいます。


図3の白の有利さと、図4に見る8手の交換の白の不利さをどう評価するかに寄りますが、僕は総合評価として白に軍配をあげたい。

したがって、図2が白持ちです。


実戦、黒39まで左辺は自然の流れで形が決まり、懸案の1つであった右辺から中央にかけての経営について、白40で主導権を取ることを狙います。


黒43は通常の感覚ではないのですが、イセドルは本5番勝負においても、この第5局目は慎重に打ち進めています。


図5(黒43を打たずに単に黒45に打った場合の進行例)

図6(図5の形を手順を変えて検証)

白1,3と黒2,4の交換は、発展性が下辺>右辺と見ることができるため、白が有利。

これに加え黒6~白11までの交換も白が有利。

したがって、図5は黒が良くないので、実戦のように黒43のデと白44のオサエを交換してから、黒45とハネるのが正しい手順です。


さて、序盤の立ち回りでイセドルが優位に立ったと言われている、白48~黒59までの進行ですが、確かにまとめて白が取られています。


トッププロの感覚からすると、このように味よく取れてしまっては、かなり打ちやすくなったとは思いますが、下記のような変化で進んでいたらどうだったでしょうかね?


図7(白58で変化・・・一直線にいけば黒6まで白取られのようだが・・・)

図8(捨て石大作戦)

白5の二間ビラキが、下辺のワタリを見て先手で利きそうです。

例えば、黒6と受ければ、さらに右辺をシメつける手が残ります。


図9(図8を手割で評価してみる)

この右下の黒地、効率が良く囲えたとは思えない・・・。


図8のどこかのタイミングで、黒は反撃する手筋があるんでしょうかね??

僕には見つけられなかったのですが。



白60から気を取り直して(?)試合続行。

黒69のカタツキから消しにかかったのは、僕の感覚からすると「比較的浅い」消しに見えたのですが、イセドル本人の談では「深々と肩をついたために欲張った」ということで、右下の白の厚みの評価が僕よりかなり高いのですね。


左辺の黒が完全に生きているにもかかわらず、白70から強力に攻撃を仕掛けたのは、非常に厳しい判断。これくらいの戦いを仕掛けないといけないのか~。


黒71からサバキですが、黒79で急所に守った手では、自然に右にノビているのは怖いでしょうか。

実戦はしっかりと生きたものの、計算してみると、思いのほか白模様が深い・・・。


白100のタイミングが、形勢判断を行う良いタイミングです。

次の黒の着手を決める上で、分水嶺となります。

なお、僕は形勢判断が苦手なのでご容赦・・・。


図10(形勢判断)

黒地:左辺10目 上辺3目 右上12目 右下45目 = 70目

白地:左上10目 左下20目相当 右辺~中央35目強 = 65目強


白地が確定していないので、左下や右辺~中央の模様の評価が非常に難しいのですが、こんなもんかなぁと。

さらに黒は中央のケイマがやや連絡に不備を抱えており、中央は単純に荒らせるほど、強い態度を発揮できない懸念があります。

僕は、この時点ですでに白優勢と判断します。


以降、黒101のツケや黒107から白地を削減した動き、その後の神経を削り取る神経戦(イセドルが一方的に削られてただけかも)、非常に見ごたえがある戦いでしたが、当代一流のイセドルの勝負手を、すべて受けきったAlphaGoは本当に強かった。

細部の研究は、専門家の方々の報告を待ちたいと思います。


イセドルは、この第5戦の負けが、第1戦~第3戦の3連敗よりもつらかったというコメントを出しています。


第1戦:コンピューター囲碁との初めての邂逅

第2戦:コンピューター囲碁の異様な感覚への戸惑い、適応の遅れ

第3戦:打開のための急戦作戦の不発


この3局は、イセドルと言えども全容が見えない相手に苦しんでいた、ということでしょう。

第5戦は、彼の人生の中で「最も忘れられない対局となった」とコメントしており、全ての局面において勝利するための努力を全身全霊でかけていたように感じます。


次回記事「AlphaGoは石と戯れる夢を見るか? AlphaGo VS イセドル 総括」です。

少し時間かかるかも~。





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