こんにちは。


本日22時50分~23時15分はNHKにてドキュメント72時間 が放映されます。

私もちょこっと映るやもしれませんので、今からスタンバっております。


インタビュー中にはボケませんでした、ボケれませんでした。

天下のNHKさんですからね、カットされちゃうわ。


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7月5日に、赤羽にある星美アフタースクール様 にて子ども囲碁入門教室を開催しました。

幸い、21名も参加いただいて、ほっと一安心。

講義中の撮影ができなかったので、始まる前の様子をば。



■理科室にて


■なつかしの上皿天秤


■黒板を前に、人は何かを書きたくなる


ポン抜きあたりまで教えた後、実際に対局してもらうと、なんだかんだいろんな形が出てきて、それとともに疑問が出てくるわけですね。

「着手禁止点」を教えたあと、さらにこんな形も出てきました。



「Aに打てるな~どうかな~?」と聞くと、多くの子どもたちが「打てな~い」と。

しかし、ある少年がビシッと挙手。


少年「打てると思います!」

私「どうしてかな?」

少年「先生がさっきと同じ説明をするとは思えないからです。」

私「・・・まったくだ。君は賢いね!」


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7月17日からスタートするフジテレビのドラマ『HOPE~期待ゼロの新入社員~』の主人公は、元院生という設定のようですね。

私はまったくドラマを見ないのですが、気が向いたら見てみようかな~と思ってます。


そんなときに、院生に関するこんな記事を見つけました。


もし院生が100人の村だったら…『HOPE~期待ゼロの新入社員~』特別企画


正直、数字(割合)はいい加減だな~と思いますが、感覚的にそうズレてはいないような気もします。


今、タイトル戦線に出てきているのは井山くんに対して、高尾先生、山下先生をはじめとしたの40歳手前の数人と、伊田くん、村川くんといった井山くんより少し年下の世代が数人。

この2つの世代がおおよそ一回りほど離れていますから、ちょうど私の年齢(満32歳)を境に前後5年間のプロの人たちは、タイトル戦線という意味では残念ながら「空白の10年」です。


だいたい10年間でプロが約60人です。

このうち、七大タイトル挑戦手合に出てこれる人が、おおよそ2~3名でしょうか。

多く見積もっても、上位5%程度しかひのき舞台に立てません。


先ほどのリンクでは、プロ11人のうち、トーナメントプロが2人ということでした。

トーナメントプロと言う定義が不明瞭ですが、まぁまぁいいとこまでいく、というレベルまで含めると、こんなものかもしれませんね。

いずれにしても、厳しい世界ではあります。


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さて、本題のアマチュア名人戦全国大会 備忘兼ねて棋譜解説を全局やっていこうかなと思っております。


■1回戦 VS 阿武貴裕さん(山口)


私が白番です。


棋譜再生


122手以下略 白中押し勝ち


相手の阿武さんは前からお名前は知っていて、かなり強いとの評判だったので、これはなかなか大変だぞ、と引き締めてかかりました。


黒17が低く受けられたので、戦いに誘導しようと白18のカカリまで足を伸ばしてみました。

果たして、黒19と打ち込んできて、のっぴきならない展開に。


黒31がどうだったか。白36の後、ここがもっとも素直な利き筋ですが・・・


図1 黒愚形

黒1、白2と交換はできますが、いわゆる愚形の代表である「空き三角」になります。

これが、黒31が筋違いと判断する根拠です。


図2 私の予想

まず、左上の黒を治まっておいて、左辺の黒は軽くサバくようなイメージでいました。

どちらかというと白持ちだけど、まだまだ勝負は長い。


黒37から競り合いが続きますが、右上の定石が白にとって方向が良く、黒51まで黒が価値の低い場(=ダメ場)を打たされている感があります。

このあたりですでに白が打ちやすさを感じています。


白52~54でほぼ上辺の白は生き。

白56からさらに左辺を攻め、下辺の黒模様を流れで制限しにかかります。


黒57の曲げは、一見やや鈍重にも見えましたが、意外とパワフルなのかな~。


白68が利かないのは誤算で、黒69にコスまれたときには、やや左下の白を弱くしたかと焦りました。

しかし、黒73と自重してくれたので、白74と地と根拠の要点に回ることができ、一息つきました。


以降、優勢を意識して白も手堅い応手が続きます(白82はさすがに固すぎか・・・)。

白94からが決め手で、下辺の黒地を先手で食い破り、さらに白116~120と右下の白を味よく固め、大ヨセの白122に回って形勢は固まりました。

盤面でも10目以上白が良いでしょう。


以降、ヨセは続きましたが最終的に白中押し勝ち。


序盤の黒の方針ミスから、比較的危なげなく勝てた内容の碁でした。


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こんばんは。


本日はアマチュア名人戦全国大会の2日目でした。

結果はこちらー。




ああ、かなしいよー、つらいよー。

まけたくなかったよー。


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両日を通して感じたのは「逆風」ですね。

というのは、周りから「若手がんばれ!」みたいな声なき声がするの!

これはちょっとびっくりしたのさ!!


まぁ、考えてみたらわからんでもないのだ。

私も、プロ囲碁界をみていたら「井山七冠に誰か風穴をあけろ!」と思うし、常勝巨人軍に横浜が勝ったら「よくやった!」というものだ。(アンチ巨人ファン)

それが、とてもわかりやすい物差しである年齢というものがね。


そんなわけで、なんとなく若者に吹く風みたいなものを感じてしまったのでした。

いや、これは自分が若い頃は気づかなかったけど、今のこの歳と状況になって初めて。

妄想かなぁ~?妄想かもしれないけどなぁ~。

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さて、今回の大会は特に若手旋風が吹き荒れる展開になりそうだと戦前の下馬評でした。

選手の年齢層は以下の通り。


■今年のアマ名人 選手年齢層

10代:11名

20代:16名

30代:6名

40代:7名

50代:6名

60代:7名

70代:3名


計56名中、10代が11名、20代が16名の計27名で、約半分を占めています。

また、20代の内訳を見ると、25歳~29歳は4人ですから、ほとんどが20代前半です。


もう、私は完全に中堅ですね。

まあ、社会人になって就職したら、囲碁界的には即中堅って感じですが。

どうしても、囲碁に費やせる時間はなくなるからね。



一方、私が10年前にアマチュア本因坊戦で優勝した時の選手の年齢層は

どうだったんだろう?と疑問に思いまして、昔の資料を引っ張ってみました。

■10年前のアマ本因坊 選手年齢層

10代:8名

20代:15名

30代:16名

40代:11名

50代:14名

60代:6名

70代:4名

80代:1名


計75名中、10代が8名、20代が15名の計22名でした。

ただ、当時のアマ本は招待が20名と多く、歴代アマ本に加え、学生本因坊、女子学生本因坊、男女高校選手権杯者、中学生名人、小学生名人、ジュニア本因坊と計7名の学生が招待されています。

そうすると、純粋に都道府県を勝ち抜いてきた10代選手は3名ということになりますし、20代の内訳をみても20歳~24歳が5名(学生本因坊、女子学生本因坊を含まず)と半数以下なので、やはりアマ大会の低年齢化が進んでいることがわかります。


さらに、それぞれのベスト16の内訳。


■今年のアマ名人 ベスト16の選手年齢層

10代:6名

20代:6名

30代:1名

40代:2名

50代:1名


■10年前のアマ本因坊 ベスト16の選手年齢層

20代:8名

30代:5名

40代:1名

50代:1名

70代:1名


ううーむ、なるほど・・・。


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10年前と比較しても、若手の活躍が著しいことはわかりました。

なぜアマチュア囲碁界の若手の層がこれほど厚くなったのでしょうか?


①ネット碁の普及

⇒ネット碁の黎明期を私は知りませんが、ちょっと調べたところでは、ネット碁の草分けが出てきたのが92年頃、パンダネットがサービス開始したのが95年頃のようです。

私は84年生まれで9歳の時に碁を始めたので、93年時点ではネット碁の原形のようなものはおそらくあったはずですが、今のようにはまったく一般的なものではなかった。

そもそも、一家に1台もPCなかったような時代でした。

少なくとも、私がネット碁を始めたのは16歳の時(2000年頃)でした。

井山少年が、師匠の石井邦生先生と「サンサン」というネット碁を使って鍛えられたというのは、そういう背景を加味すれば、先進的な取り組みだったことがわかります。


②院生上位層の社会復帰率の向上

⇒いわゆる「元院生」のみにかかる話です。

社会復帰などというとたいそうな表現ですが・・・私の時代より、「棋士を目指すか、方針転換をするか」の判断が早くなっているようです。

昔は、特にもう一歩でプロに手が届きそうだ、という人ほど、あきらめきれずに、高校進学もせず、囲碁だけに打ち込んでいたものでした。

プロになれれば良いですが、そうもいかないのも世の常で・・・私もそうですが・・・

当時の私くらいの「もう一歩」感がある人でも、周囲の人間たちの層の厚さを含めて考えてみるに、かちっと棋士をあきらめて進学、就職の道を選ぶ人が増えたのかな、と思えます。

決断が早いというのは、いいことです。


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今回、私にとって収穫はありました。


【ちゃんと時間をとって調整すれば、私でも戦える】

若くて強いのはわかっていたことですが、私もそう卑下したもんでもないかも、という自信。


10年前、私がアマ本を取った時は、通年でとった単位は1桁と壊滅的でしたが、翌年以降ちゃんと大学に行っていたら、やっぱりちょっと囲碁のほうが割りを食いまして(自業自得)。

就職してから7年間は言わずもがなで、新人扱いだった1~2年目はまだしもマシでしたが、それ以降は本当に日常的に囲碁に触れる時間を持てていなかったので、まったく成績はかんばしくなく。


つまり、私自身の経験則で言えば、今若くて強い人が、同じままずーっと活躍し続けられるか、というとそれはきっと別の話かなぁと。

中には、囲碁をしながら(あるいはしなくても強い)学業、労働を両立させられる人もいるとは思います。

そう考えると、平岡聡さんはすごいんだなぁ、みたいなことを思ったり。


長くなったので、棋譜だけ載せて解説は後日~。




■準々決勝 VS 山本淳さん(宮崎)


私が白番です。


棋譜再生


140手完 白中押し勝ち


■準決勝 VS 栗田佳樹さん(神奈川)


私が白番です。


棋譜再生


252手完 白1目半勝ち



■決勝 VS 平野翔大さん(京都)


私の白番です。



棋譜再生


127手完 黒中押し勝ち

こんばんは。


本日7月2日と明日3日にかけまして、日本棋院にてアマチュア名人戦の全国大会が行われています。

私も東京代表として出場しました。


■1日目の結果









そんなわけで、1日目を勝ち抜いてベスト8に入りました。

明日、私と当たる山本さんは52歳ということですが、ベスト8の2番目が私みたい。

あと、20代が4名、10代が2名と。。。


わい、中堅かと思っていたら、ベテランだったでござる。


明日もあるから、さくっと更新して今日はおしまいにします。


■1回戦 VS 阿武貴裕さん(山口)


私が白番です。


棋譜再生


122手以下略 白中押し勝ち


黒31が決定的に問題だったかなと。白34~36で黒31の石が筋違いにになり、黒の形が崩れました。



■2回戦 阿佐巧さん(千葉)


私が白番です。




棋譜再生


134手完 白中押し勝ち


左下の戦い、やや白も重苦しい打ち方をしていますが、もっと軽快な打ち方があったものか・・・。

白44の時点でけっこう長考しましたが、読み切れていないものの、かろうじて白52、54で外側の黒がもたない、という判断で強行し、黒も45の切りと迎え撃ちました。

実戦は、黒の見損じもあってつぶれてしまいましたが、最善だとどうかな・・・後日ちゃんと調べます。



■3回戦 大島玲奈さん(招待・・・女流アマ)


私が黒番です。



棋譜再生


222手以下略 黒4目半勝ち


右下のコウ含みの戦いは、白が性急にきたのでそうとうポイントをあげたんですが、そのあとがへろへろで、めっちゃ追い込まれている感を味わいました。

やっぱ優勢を意識すると、ふるえちゃうね。にんげんだもの。