こんばんは。


本日は「川越囲碁まつり」というイベントに参加しました(お仕事)。


ここ数年、川越では囲碁によるまちづくりが行われています。

小江戸川越というブランドをアピールするための、エッセンスの1つというような位置づけでしょうか。


川越igoまち倶楽部 ホームページ


私は第1回目、第2回目にも企画出演者として参加しておりましたが、大阪転勤によってここ2年は不参加。

今回は久しぶりの参加となりました。


午前はプレイベントとして「やさしいigo講座」

午後はメインイベントの「100面打ち」と「公開対局、大盤解説会」の二本立てでした。


■やさしいigo講座の様子



今日の私の仕事は2つ。

・小林光一先生と地元囲碁愛好家の方との3面打ちのうち、1面の大盤解説(テレビ埼玉の社長様)

・女子高生との公開対局(大盤解説は小林光一先生)


一介のアマチュアである私が光一先生の碁を解説する、というのもおかしな感じかもしれません。

しかし、実は第1回目の囲碁まつりの際、ただ光一先生が3面打ちをしているのを周りから眺めるだけ、という企画だったので、これは味気ないと思い、とっさに現場で大盤解説を私が始めたのがこの企画の形となったきっかけでした。


プロの方が、光一先生の碁を評する、というのはなかなか気苦労があるかもしれません。

しかし、こちとらアマチュア、しがらみもなければ間違いも恐れないのだ!

けっこう、好き勝手なことを言いたい放題言って、ストレス解消ができました。


私の公開対局のお相手の女子高生は、今年の全国高等学校総合文化祭(略称:高文祭)の女子個人戦で準優勝とのことで、これは相当打つだろうな、ということがわかります。

本人との話し合いの結果、手合い割りは2子になりました。


棋譜再生


159手完 打ちかけ


左下、黒30、32とツケオサエたのはどうだったか。

この場合は、単にコスミツケたほうが筋が良いようです。

この折衝ではだいぶ得をしたので「あ、これはいけるかな」と感じたのですが・・・


白51と上辺に突入したところ、黒52から力を発揮されて、思いのほか厳しい攻めをくらいました。

白55のツケはやや軽率で、黒58で黒60の場所に押さえられていたら、生死そのものがかなり危ないくらいの状況でした。

白59以降、かなり手練手管を駆使してぎりぎり右辺に脱出し、上辺を大いに荒らしてしまっては2子の優勢はほぼ吹っ飛びました。

ただ、このあとも必死に食らいついてくる姿勢は好感が持てます。

ただ、終盤うっかり中央の黒数子が飲み込まれてはいけませんでした。


もう一方のメインイベントであった100面打ちも大盛況だったようです。

実際には128局ほど指導碁をしたようで(棋士8名×8面打ち×2回転)、定員を大幅オーバーですね。


最後、懇親会の様子。



さすがに仕事中はお写真とれず・・・残念。

また来年も行きますよ。


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明日も碁の大会で4試合。10時半開始だから、多少余裕があるとは言えるか~。


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オンライン習い事サービス「カフェトーク」 にて講師登録を行いました。

Skypeを使って、オンラインで囲碁レッスンを行うことができるようになりました。


ご興味のある方は、ぜひカフェトークにご登録の上、お申込みください。

こんばんは。


将棋界が騒がしいですね。

ソフトの不正利用ということですが、囲碁界も当然ながら対岸の火事というわけにはいきません。


というフリをしたところですが、実は今回の本題はちょっとだけズレていて。

今回は「棋譜」とはなにかです。


将棋の加藤一二三プロが昨日のTwitterでこうつぶやいていました。


「将棋の対局に於けるプロ棋士というのは、敵対関係すなわち対戦相手であると同時に、おなじ景色をみながら、後世に語り継がれるに足る『棋譜』という作品をともに創り上げる仲間のような側面もある不思議な関係であり、それが将棋の芸術性をより高め、魅力をより深めてきたのだと個人的に感じています。」


「プロ棋士が、あるときにはその人生を賭して、またあるときにはその魂のすべてを刻みつけて、己の頭脳のほかは一切頼る余地なく、心血を注ぎ真剣勝負の末に紡ぎだしてきたのが『棋譜』です。わたくしはこれまでも、これからも、そう信じております。」


僕は一点を除いて、まさしく同意します。

一点とはどこかというと・・・「己の頭脳のほかは一切頼る余地なく」という部分です。


2016年10月現在、将棋界ではソフトを対局中に使用することは不正とされています。

そういうルールである、ということです。


今年の8月23日に首都大学東京で行われた「インテリジェントロボットとアプリケーション国際会議」(ICIRA)というイベントの中で、謝依旻プロがFacebookの開発した囲碁AI「darkforest」とタッグを組んで、台湾の周俊勲プロと公開対局を行いました。

これはペア碁というわけではなく、「darkforest」が提示した複数の候補手の中から謝さんが1つを選んでいく、という形式だったようです。


台湾の周俊勲九段、謝依旻・女流五冠がコンピューターと囲碁対決


僕は、人間の頭脳や感性といったものの延長として、AIをはじめとしたツールを積極的に使うべきだと考えています。

それは忌避すべきものではないし、もはや流れを止めるようなものでもない、次の時代だと思うからです。


バイクや自動車といったものを、身体の延長と考えることは、現在はまったく自然の価値観だと思います。

蒸気機関が発明された、産業革命の頃は、どうだったのでしょうね。

血の通っていない機械を人々はどういう目で見ていたのだろう。


ああ、話が脱線していました。

「棋譜」とはなにか、でした。


僕は子供の頃、死ぬのがとても怖かった。

永遠ということが怖い。


最近、こんな記事を見ました。


「死の直前、人がとる行動は3つにわけられる」 ある救急救命士が、生と死の狭間で見たもの


記事にはこういう一文があります。


『二つ目のパターンは、記憶への願望です。それが私の記憶の中でも、彼らの愛した人の記憶の中であったとしても、彼らは生き続けるのだと感じたいのです。愛した人、私、私の同僚、周りにいる誰であっても、その人の心の中、頭の中では永遠なのだと感じたいのです。数えられないほどの患者が、私の目を見て言いました。「私を覚えていてくれる?」。』


人は生きるためになにかを消費しているように思います。

もしこの逆が成り立つとすれば、死ぬためになにかを生産する必要があるのではないか・・・と。

僕にとって、そして碁打ちにとってそのなにかを生産する、という行為の結晶が「棋譜」です。


だから、僕の拙い棋譜であっても、どこかに遺しておきたい。

叶うならば人目に触れ、後世に伝わればと思っています。


だから、このブログで自分の棋譜を載せるのは、僕の満足のためです。

よろしくお付き合いください。

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もう先週の話ですが・・・


10月16日(日)に「東西大学OB・OG交流戦」というイベントが行われました。

東西の大学OB・OGのアマチュア約25名ずつが一堂に会し、対局します。

もちろん、懇親もありますが~。


前日、囲碁プレミアム杯でけっこう疲れていたので、連日の試合をどう乗り切るか・・・と思案。

幸い、交流メインのイベントなので、相手はかなりきついながらも「負けてもいいや」の精神で臨むことにしました。

めちゃくちゃな手を打つぞ~。


■1局目 多賀文吾さん


私の黒番です。



棋譜再生


150手以下略 白11目半勝ち(たぶん)


(下書きしながらだけど、2回ほどPCがフリーズして心折れたので、ごく簡単なコメント)

上辺の折衝では、白がミスをしたせいもあり、序盤はかなり黒が打ちやすくなりました。

ただ、右辺の折衝で白に粘られ、ある一瞬「フッ・・・」と集中力が切れ、黒117と生きを確かめたのが軟弱な発想でした。


黒123から取りかけに行ったのは、ノリで・・・。

思いのほかあっさりと白150まで生きられ、さすがに形勢を損ねました。

てへっ、やりすぎちゃった。


■2局目 木下暢暁さん


私の白番です。



棋譜再生


200手完 白中押し勝ち


白26はなんとなく思い付きで・・・あんまりよくなかったですね。

白40、42は予定の行動(?)。あー、成算が立たない戦いってきもちいいー。


序盤でつぶれても文句は言えないほどの乱暴を働きましたが、黒77まで意外となんとかサバけました。


白82も予定の行動その2(?)。

まぁこういうところは、利き筋を残してどっかつけるってもんでしょ。


局後の検討では、黒に正しく打たれるとけっこう危ない図もありましたが、実戦は白がサバきました。


黒115はケアレスミス。左の黒は本来セキで生きるところでしたが、誤ってコウになってしまいました。

さすがにこのミスは痛く、黒も必死で抵抗するものの、最後は左辺の黒が死んでしまいました。

右辺の白もなかなか全滅する形ではなく、黒の投了もやむなしです。


ふわー、2回も記事が消えたので、えらい時間になってもうた。

他にもネタがあったけど、今日はここまで。

こんばんは。


最近は仕事の合間に、日韓トップアマ交流イベントというものの日本側幹事などをやっております。

交流メインですが、けっこういいメンバーがそろってきました。

内容が煮詰まったら、ご紹介しますね。


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前回の記事にも書きましたら、今日は「囲碁プレミアム杯 G1グランプリ」という大会でした。

インターネット対局場「幽玄の間」でベスト8まで決定し、本日はその8人から優勝者を決める、というものです。

決勝進出の2人は、プロの竜星戦の予選出場権を得られるということで、最低2局は勝って権利を得たいな~、というのがノルマでした。


で、結果はこちら。


よーし、俺もう満足。



■準々決勝 福岡明日翔さん


「囲碁の鉄人」の仲間の1人。

子供囲碁教室「依田塾」の師範代でもあります。


私の白番です。




棋譜再生


174手完 白中押し勝ち

左上の折衝は多少うまくやったかな、と思ってました。

黒73は、さすがに白74のハイがものすごいでかいのでは・・・。

その後、右辺のサバキがちょっと重くて、地合いがけっこう近くなってました。

ただ、相手の時間がかなり少なくなり、最後は白172~174で左辺の黒3子を飲み込んで勝ち。


■準々決勝 井場悠史さん

「囲碁の鉄人」の仲間の1人。

子供囲碁教室「新宿子ども囲碁教室」の師範代でもあります。

 

私の黒番です。




棋譜再生


173手完 黒中押し勝ち


白32は意外。この定石の後の白44,46までがセットの構想でしょうが・・・。

黒47から左辺に手を付け、黒53までは多少利かしたかな?という感覚。

白54と頑張ってきたので、小考して黒55~57と下辺にプレッシャーをかけてみました。

白58と反撃してきたので、ここも雰囲気で黒59~61と謎ムーブで中央に進出します。


白64が軽率で、その左につないでもらって利かす予定でしたが、黒65と抵抗されて切れないのでは大いに問題がありました。

その後、空中戦が展開されましたが、右下の折衝でやや黒がポイントをあげ、優勢に。


ただし、黒117が様子見のつもりで大悪手でした。

白124がものすごく大きく、地合いが接近してきます。

しかし、右辺からの白に寄り付き、おそらくまだ少し黒がリードしていたでしょう。

最後は白が抵抗してきたものの、上辺の白が頓死してジエンド。



■決勝 大関稔さん


学生タイトル総なめ&アマ本とかいう平成の怪物。でも背は小さいので、小さな大巨人って感じかな?

ノルマ達成できたので、あとはサクッと気楽に打つか~。

竜星戦方式(=NHK方式)で30秒+10回の考慮時間でした。初めての経験。


私の白番です。


棋譜再生


185手完 黒中押し勝ち


序盤はよくわからない感性の碁。

白の俺もそんなに不満はなかったけど、黒も自信があったみたい。


黒41の肩ツキ(?)に対して白42のケイマは急所の1つですが、

続けて白44にコスんだのは我ながら変調。

白40の一路下にノビておくくらいでした。


勢いで白46に切ってみましたが、黒47~51と切られて思いのほか困りました。

黒53のツケでかなり白が苦しいので、非常手段として白54から力技を繰り出しましたが、

黒71でうまく黒が逃げだせているようです。

黒は中央も右辺も生きて、黒85までほぼ実質的にこの碁は終わりました。


その後、下辺から左下あたりの戦いで多少の見せ場を作りましたが、どうあっても

地合いが足りず、黒も安全運転。

最後は白174から地をがんばってみましたが、黒181、183が決め手で白中央の一団が

全滅して投了・・・。



というわけで、今年2つめの準優勝となりました。

おかしいな、シルバーコレクターになってしまいつつあるぞよ。



よくみたら目つぶってるわ。


あっ、そして結城先生と大関くんの凸凹写真取り忘れた。不覚なり。

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今日は、実は今月のスペースマンでGO! でした。

が、上記の通り決勝を打っている時間帯だったので、ちょっとしか私は出演できませんでしたが・・・。

囲碁を打たない囲碁棋士たちの狂瀾怒濤を括目してみよ!


そして、今日は疲れたので雑に更新しておしまい。