足音が近づいて来る。鴨志田と美香は隠れようか、どうするか迷う時間もないほど切迫している、がしかし隠れる場所などない、一環の終わりだと思ったその瞬間オフィスのドアがあいた。
ドアを開けたのは営業部長の武田だった、眼窩にはデスクの上に立ち下半身丸出しの鴨志田とそして顔を背ける美香の姿だった。
「君、君たち何を」「神聖なオフィスの中で、破廉恥な・・・」
「鴨志田君、なんとか言いたまえ」鴨志田は黙っている
「このままで済むと思うなよ、それを言い残すと武田はオフィスを出て行ってしまった。」
鴨志田は愕然とする、よく考えてみれば少し行き過ぎた行動ではあったと思った。美香は泣き出している
掛ける言葉もない、自分の好きな同僚を無理やり自分の物にしようとしてとんでもないことをしてしまった。
そして、パンツを履き、ズボンを履いてオフィスを鴨志田は後にした。
美香には、一言も掛けずに
そして、翌朝鴨志田は、JR新宿駅の埼京線ホームからホームに飛び込み
この世を去った。
美香は、翌朝部長の武田に退職届を提出し
会社を辞めた。