そういや、お正月に
 初詣には行ったけど自分のお守りは買わない。

…なんて言ってたね。
守られたくなんかない。そんなちいさな抵抗。
…ちょっとかわいい。

だからあたしは代わりに、貴方を守ってくれるようお願いにゆく。神社へ。
はじめて来る場所だからひとりあれやこれや散策して
写真とってきみにおくってみたりして。


おおきな神社のはずれにみつけたちいさな、一言主神社。
「ひとつだけ必ず、願いをかなえてくれます」

一つだけ願うなら?
まっさきに浮かぶのは君の事。
ほんとうに、叶えてね。神様。
心を込めて、祈ったから。

でもあの絵馬の願い事は、ちょっと変わってるかも。
 大学に合格しますように。
 結婚できますように。
そんな願い事のなかにひとつ。

「友人が生きる希望を見つけてくれますように」

変わった願い事の方がきっと、神様の目にもつくでしょ。
気づいてなんかくれないよね。
気づいてくれるよね。

もうあなたに会ってもたぶん、何も話すことが無いんだ。
だから、会えないよね。
話すことが無いのに、会うのは、おかしいよね。
だから、ダメだよね。

ああ、あんな詩なんか、読むんじゃなかった…
言葉で
心が、流れてく。
気分なの?嫌いになったの?

 気分だけ

なんてシンプルな、答え。
はあ、だけどすごくすごくほっとした。
ほっとしすぎてそのあと言葉が出なかった。

ずっとこんなことの繰り返しだ。
なにやってんだか。
笑っちゃうよね…まったくもう。

そう、たとえ嫌われたって付き纏ってやるって、
そんなふうに決意したのは
ついこないだなのにさ。

だけれど。
こうしてきいたことにあなたは素直に答えてくれる。
それはあたしにとって、とても救いです。
またきっと不安になるけれど、忘れないでおく。