こんにちは、佐々木みかです。
今回の万博レポート、最後に「発達特性のある子どもと一緒に行くにはどうだったか?」
をお伝えしたいと思います。
お出かけを計画されているご家族に、少しでも参考になれば嬉しいです。
■ わが家の前提
我が家の息子は知的障害のある14歳。
お出かけの際は、待ち時間の多さ・環境の変化など、なかなかハードルがあるのが現実です。
でも今回は工夫を凝らして、最後まで大きな崩れなく、無事に楽しむことができました。
■ 事前に工夫したこと
1. スマホを「安心アイテム」にする
息子には、ルールを決めた上でスマホを持たせました。
・待ち時間はスマホOK
・万博のQRコードも自分で表示してもらう
→「自分でできること」が自信につながる様子でした。
また、スマホには触って安心できるゴム製アクセサリーを取り付け。
(元は位置情報アイテムですが、今はカバーの役割だけになっています)
触覚刺激が落ち着きにつながる子には、かなりおすすめです。
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2. できるだけ「次の予定」を伝える
「次は○○に行こうね」と予告をしておくことで、
突然の予定変更にもある程度耐えられるようになってきました。
もちろん変更もありましたが、大きなパニックは起きませんでした。
息子なりに心の準備ができていたんだと思います。
3. 本人の“好き”を活かす
息子は「駅名」や「電車」が大好きなので、
地下鉄での移動も楽しみの一部に。
「今○○駅だね」「あと3駅で着くね」など、一緒に確認しながら過ごしました。
■ 実際の様子は?
・11時に入場、15時前には撤収
→4時間弱で十分楽しめました!
・スマホがあることで、待ち時間も落ち着いて過ごせました
・途中で吉本新喜劇を観たときは、「なんでやねーん!」で大爆笑
→これは親としても嬉しかった瞬間でした。
・クウェート料理をしっかり完食!
→ちょっと不安もありましたが、美味しく食べられて安心。
■ 他にもこんな発見が
・会場は広くて屋外も多いので、気分転換がしやすい
・寝転んでいる子もいたりして、「お仲間」がいる安心感あり
・ボランティアさんやパビリオンスタッフもみなさんとても親切でした
・息子と似たタイプの青年も電車の中で落ち着いていて、社会の中で共にいる実感がありました
•トイレは少ないブースは並んでますが
すぐそばにトイレが多い場所もありボランティアさんに聞くと良い。最初4つしかないところに並んでいたけど、すぐそばのセブンイレブンの奥のトイレは🚽空いてました。
次行きたい
■ 今回のまとめ:発達特性のある子と万博を楽しむために
1. 安心するグッズを持っていこう
2. 予定はできるだけ伝えて、変更時も「どこに行こうね」と声かけ
3. 本人の“好き”を取り入れたプランを立てよう
4. スマホも工夫次第で安心アイテムに。適度にOKにするのも大事
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■ 最後に…
今回は「万博楽しかった!」と息子が言ってくれました。この一言で、親としてはもう大満足。
まだ見られなかったパビリオンもあるので、
次は夏休みの夜にもう一度来られたらいいねと話しています。
暑さ対策は必要ですが、発達特性のある子どもたちも、工夫しながら十分に楽しめる場所だと思います。
同じような子を育てるご家族の、参考になれば嬉しいです。
















