十和田市現代美術館に行くと、誰もが強烈な印象を受けるであろう、「スタンディング・ウーマン」の作者、ロン・ミュエクの展覧会があると言うので、行ってみる。六本木は国立新美術館くらいでしか来なくなった、久しぶり&森美術館は初めて。
 若い人が多いな、と思ったら、隣のアートギャラリーの方か、あちらはアニメ系の企画展。一方、ロン・ミュエクは六本木らしく様々な国の人が。
 いやあ、ロン・ミュエクは十和田で見たのと一貫してるな、リアル過ぎる人物フィギュア彫刻、巨大な作品だけでなく、小さい作品もある。一貫しているのは、不遇ではないが、微妙な不安を感じさせる人物たち。巨大な作品はインパクトがあるし、小さい作品でも、その人物が今にも動きそうなリアリティが、不穏な物語を想起させる。
 頭蓋骨を無造作に並べた作品「マス」は、東北でスーパーやショッピングセンターの駐車場に現れる雪山を連想させる。死体と雪では意味は違うが、不要であり不潔であり、それでいながら白を纏う気味悪さがある。