昨日は三菱一号館の建物を味わったが、やはり都内の美術館建築の最高峰はここ、旧朝香宮邸のアールデコ建築の庭園美術館(もちろん国立博物館、西洋美術館の建築も素晴らしいが、なんと言ってもこちらは元個人宅、ホストにもてなされる感が非常に心地よいん)。やはりここに参じないと。先週の日曜美術館で展覧会が紹介されていたので、行ってみる。
庭園美術館は完全にチケットをオンライン化、スマホ、PCが使えない方のために若干数の紙の当日券を用意するのみ。最近は紙のチケットでもQRコードしか印字されてなく、チケットに絵画作品が印刷されてない。チケットを取っておく意味もなくなった、それならオンラインチケットで十分。
あぁ、やっぱりここは落ち着くなあ。展覧会も良いとは思いつつ、室内装飾ばっかり写真に撮ってる(笑、そりゃまあ展覧会の作品はSNS投稿禁止とか制約があるから)。もちろん、東北でも平川の盛美園なんて3回も訪れたからなあ。あちらはあちらで小規模だがその分見どころが圧縮されてて良かった。
展覧会の方も良かった。そもそもヨーロッパでこんなに陶磁器に特化した作家がいるとは知らなかった。ジャポニズムで輸入していたコレクターはたくさんいそうだが、ウィーンやロンドンでちゃんとろくろによる陶芸を学ぶ場があったことももちろん知らなかった。
だから、作品はどれもきわめてシンプルな美の味わい。強いて言えば、その繊細さがヨーロッパ風と言うところか。シンプル過ぎて、それこそ弥生式土器にも通じるものがありそう(もちろん、土器ではこんな繊細だったらとっくに壊れてるw)。
本館で満足していたら、新館にも展示があった。こちらはルーシーリーではなく、師匠のバーナード・リーチや弟子のハンス・コパーの作品が中心。
まあ、このミニマムな作風が、ミニマルテクノと精神性で呼応しそう。
帰りは、目黒から恵比寿まで歩く。

