心霊はどこに消えるのか? 人が認識できるのは内側の世界だけ | 占星術師 Dee Nakagawaの使える占星術 

占星術師 Dee Nakagawaの使える占星術 

どれを選択し、どう展開すれば道が開ける? それが分かるのが占い
鑑定で説明しきれない占い活用法、blogでご紹介します

占星術師のDee Nakagawa(ディー・ナカガワ)です。

 

電話占いヴェルニで電話鑑定してます。

 

原宿占い館塔里木(タリム)で対人鑑定しております。

 

Zoom(ズーム)鑑定始めました。

クライアントの方、顔出し無しでも可能です。

私の方もモニター無しでも可能ですので、電話と同じ状況でもご利用できます。

お支払いは各種カードが可能。

料金は

50分間 10000円 です。

30分希望、あるいは延長をご希望の方は30分5500円から。

ぜひこの機会にお得なZoom(ズーム)鑑定、是非ご利用になってみてください!

下記画面より予約入れていただければ、私の方から招待させていただきます。

 

 

 
 
 
梅雨ですね。
夏が近づき暖かく、雨はシトシト。
災害は困りますが、梅雨自体は雰囲気があって好きです。
薄曇りに時々小雨で雨の匂いがする。
雲の磁気と湿気で帯電するし、明るいのか暗いのか分からない光も人の意識の境界を曖昧にします。
この溶けて融合する象意と刺激されるイマジネーションは、ホロスコープだと海王星的だと思うんです。
今より人間の自我が淡かった前近代や中世は、出たのだと思います。
色々なモノや霊が。
 
これは私見ですが、人間の眼と脳は視覚的に電気的なエネルギーを高い割合で捉えられるのではないかと思うんです。
現代でも幽霊を見たという人は少なくないです。
 
人間と動物でも、視覚的な見え方が違うのは科学的に立証されていて、世界の見え方は同じ “人間” という種であっても個体によって違うのでは? と思います。
 

 

 
私は心霊現象、お化けに遭遇したことがあります。
そういう時の知覚の仕方は現実と変わらず、ハッキリしています。
違うのはその在り方、存在の仕方。
 
例えばの話ですが、私が鑑定終了後の夜中の2時過ぎに近くのコンビニに行くとします。
途中に介護施設があり、その敷地内の建物の角を背に、赤と紺のポロシャツ姿のオジサンが立っている。
立っている向きが建物を背に道路に向ききっておらず、基本道路向きでも斜め45度くらいの半端な方向を向いて夜中に立ってるだけだと、そもそも人の在り方としておかしいですよね。
だから変だと分かる訳です。
この世の規範に沿っていない。
ただ、基本的にはそれで終わりなのです。
 
心霊的な存在がホラーや怪談のネタになるのは、その前後に情念的なストーリーが付けられているから。
この世の中はストーリー、情念で動きます。
ですので怪談やホラーは9割以上エンターテイメントとして出来ています。
実際の心霊現象だけをもし冷静に見れたら、シュールなアブストラクト・アートみたいな感じも多いのではないでしょうか。
 
私が物心つき初めの頃に気になったのが、時々夜中に自分の部屋の天井を走り抜ける足音がすることでした。
ある日、母に言ったのです。
天井を走る音がするので、一緒に自分の部屋に来てほしいと。
母と共に私の部屋に行き音がするのを待ったのですが、当然のことながら一向に音はしません。
そのうち母は家事とか色々あるのか「まぁ、また何かあったら言ってね」とでもいった感じで行ってしまいました。
私としては面白くない訳です。
もう少し釣れると思っていたのに、母の反応は薄い。
 
一体夜中にドンドンしたあの足音はどこに行ったのか?
肝心な時に出てこないし連絡も取れないなら意味ないではないか?
その時に何か「あっ、そうなんだ・・」と気が付きました。
実際にそのとおり、意味はないのだという事です。
 
あるのは意味というよりも縁起、別の言い方をすれば感覚反応、共鳴、だと思います。
共鳴というのは、一般的に言う霊感みたいなもの。
 

 

最もハッキリした心霊現象では、私は京都に住んでいた時に、日本髪を結った女性の横顔の影が廊下側の窓にはっきりと表れた時があります。

この時は東京の友人と電話中でしたので、相手も知っています。

横顔の影は私よりも大きく窓がいっぱいで最初は「えっ、何だろ?・・・」という感じでした。

ずっと廊下で動いていて特別嫌な感じとかではなかったのですが、普通と違う有り得ない光景だったし、私は部屋から出ない方が良いかもと思いそうしていると、朝になったら居なくなっていらっしゃいました。

恐らく以前もいらっしゃったことのある、お付き人もいるくらいの上品な方だったのでは? と後から考えました。

似た体験はあったので。

この場を借りてお伝えさせていただきますが、私としては驚きましたがそれ以外に何かある訳ではなかったのですよ。

この方はこれ以降はいらしゃってはいません。

 

この話は前後もあるので、またの機会にしますが。

なに気に京都は東京よりも霊的に濃いと思います。

あちこちに結界張ってるので、色々閉じ込めている感じがあります。

 

心霊現象というのは、表れても必ず消えるのです。
どこに消えるのでしょう?
 
映画でもお化けが出てもすぐに居なくなったり。
かと思うとまた変なところから出てきたり。
彼等は一体どこから出入りしてるのでしょうか?
このことは、世界に対するフレーミングの仕方みたいなものを私に考えさせてくれました。
 
以前にも書いたのですが、私達の知る世界というのは、現実に存在している世界を後追いしている世界です。
まずは存在しているからこそ、私が世界を認識も出来るので、存在のほうが私という自我よりも一瞬先にある訳です。
視覚や聴覚だと分かりやすいかもしれません。
外界の存在を見るということは、外界に刺激された脳内情報を解析しているわけです。
その情報によって、気持ちも動く。
私達の知っている外の世界という情報を知るには、私達の内部に取り入れてからでないと知り得ない。
食物と一緒。
食べて内部に入れ消化しないと、身にならない。
このことをグルジェフは、「印象は食物だ。人間は印象を食べている」と言っています。
 
わたしたちの知る世界というのは、私達が内部に取り入れた情報世界なので、私達の内側の世界なのです。
 
ですのでこうも言えます。
私達は自分を投影して世界を見ている。
禅タロットで言う、「投影 PROJECTIONS」になります。
 
image
 
 
私達は自分の内側の世界から出ることは出来ないのです。
ずっと自分の内側で生きて、生活しています。
しかし私達の中の充分な知性も持つ人の中には、そういう状況に不満を唱える人たちもいました。
行者、聖者と言った人達の中の一部ですが。
 
メディテーションや禅は例えば静寂を非常に大事にするのですが、人間が外側、本当の現実に触れるのには、自我に侵食されていない静寂のスペースが鍵となるわけです。
思考や感情、自我から現れる全てはその人の人生に価値があっても後発的なものなので、絶対的に限界があります。
静寂とはなにも無いということ、ゼロとの同意です。
限界がなく、それだと実在もなくなってしまうのです。
 
話が飛躍しましたが、心霊現象が縁起や共鳴であると私が思うのは、原因が私達の内部にあるものではなく、外部からの一時的な情報、刺激に反応した結果だと思うからです。
心霊は私達の内部世界の情報に波紋を起こしますが、外部世界での現象が収まれば私達も影響を受けなくなる、つまり消えてしまうのです。
それに、外部世界から私たちに共鳴的に伝わる情報は本人だけの縁起とは限らない。
同時に共鳴を起こした人には伝わってしまう事にもなります。
 
 
占いでも心霊的な相談もありますが、最後に良い話を。
ある映画監督さんに雑誌の取材でインタビューした時に、作品の内容から「お化けは見える方ですか?」といった話になったことがあります。
その監督さんは霊の存在を感じることはあるが、だからといって問題ないと言っていました。
自分は独り身なので淋しい時もあるし、「バーで誰か他人と同じカウンターにいるようなものと思えば、(普通と)そんなに違いがある訳ではないよ」と言っていました。
私はこの話が腑に落ちたのです。
 
 
 
以上です。
 
 
 
 

電話占いヴェルニで電話鑑定してます。

 

原宿占い館塔里木(タリム)で対人鑑定しております。

 

Zoom(ズーム)鑑定始めました。

クライアントの方、顔出し無しでも可能です。

私の方もモニター無しでも可能ですので、電話と同じ状況でもご利用できます。

お支払いは各種カードが可能。

料金は

50分間 10000円 です。

30分希望、あるいは延長をご希望の方は30分5500円から。

ぜひこの機会にお得なZoom(ズーム)鑑定、是非ご利用になってみてください!

下記画面より予約入れていただければ、私の方から招待させていただきます。