不安な時に冷静になる、マイルス・デイビスとアンディー・ウォーホルの有効な逆説 | 占星術師 Dee Nakagawaの使える占星術 

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占星術師のDee Nakagawa(ディー・ナカガワ)です。

 

原宿占い館塔里木(タリム)での対人鑑定しております。

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デルタ株の驚異は現状恐ろしいものがあります。

感染対策で肝心の政治家達は一般庶民には役に立ちません。

 

 

 

政治家が気にするのは自分達の政治業界の事情。

多くの一般人は彼等の実情を知るほど唖然とする。

 

 

 

医療従事者の方々の献身的努力によって社会生活を続けていこうとしているのが、今の状況と思います。

例えばこういった方々も出てきてくれたり。

 

 

私達一般人は感染が怖いですから、不安を感じて暮らさざるを得ない。

しかしながら不安は限度を超すと対処しきれなくなったり鬱になったりで有害にもなります。

 

 

不安に良いのは冷静なクールな、達観した意識や態度。

メンタル調整にはよく音楽やアートは使われます。

今みたいに毎日がコロナに感染するかしないかだと、まるでロシアンルーレットをやらされてるような不安な気持ちが続きます。

アート系は丁度いいんじゃないかと思うんですよね。

 

冷静に状況と対峙するために使えそうな音

“Kind Of Blue”

 

 

ベテランのプロデューサーの方が、アルバムの作り方を知り尽くして作った名盤だと絶賛してました。

 

1曲目が“so what” 

たまらないですね。
 

 

so what 意味は?

 

 

音聞いてるとこっちも so what な気分になるし。

「今って大変だけど、だから何? 出来ることはやってるし、これ以上どうしようもないよね」

と言う感じに、現実的不安から距離感を取る。

不安に自分の意識がくっつくと、メンタルは調子悪くなるので。

 

エネルギー的な解説をすると、人間のエネルギーはその人のイマジネーションで動きます。

指先からエネルギーを出そうとすると出るし、誰かの視線を感じるとかは、見てる相手からエネルギーが自分に向かってくるから気が付く。

相手からの視線が気になり始まる恋愛もあります。

 

私の瞑想の先輩でNHKで働いてた人が、マイルスに会った時のことを話してくれたんですが、

マイルスのエネルギーは地を這い広がるようなエネルギーが印象的だったといってました。

“tutu” なんかも這うように広がってるのが分かりやすいと思うんです。

後年のマイルスはトランペットも下向き。

 

 

“Kind Of Blue”なんか、頭に溜まったエネルギーがサーッと下りて広がる感じがあるんですよね。

下に降りていくと現実的な表面とは違って、これまでと同じ通常営業でエネルギーの小川は流れていると知って安心できる、

といった感じ。

 

日本のだとこのあたりの音も、

聴くほど冷める感じが好きで、今でも聞きます。

Naruyoshi Kikuchi Dub Sextet

 

 

 

同じ黒人音楽で例えばマイルスも好きだったマイケル・ジャクソンの場合、エネルギーは高揚し上がって広がる。

 

 

エンタメとしてはマイケル・ジャクソンの方が良く、人の生死などが関わり始めると下方のチャクラに向かうマイルスみたいな音の方が役に立つ。

ヤバい時にはアクション映画で興奮するよりも落ち着いて冷静になりたい、みたいな。

 

 

 

 

マイルスの“so what” 、「だから?」という言い回しは、開き直りなニュアンスがあり逆説的だと思うんです。

この言葉を初めて知ったのは、マイルスと同時代のアーティスト、アンディー・ウォーホルからでした。

ウォーホルの作品集の解説か本からで、彼もよく使った言葉だったとか。

 

 

ウォーホルはチェコスロバキアからの移民。

黒人のマイルスと同様、貧しい移民の社会的階級は低く軋轢だらけの人生のウォーホル。

単純に頑張るとかシンプルな努力をしても、差別されて終わり。

そうした環境ゆえに、醒めた目で現実と距離をとる意識が生まれたのかも知れません。

まともではない時代や環境では、逆説は有効なんです。

 

ウォーホルにはもう一つ、真理をついた逆説があって。

こちらは廃刊したFREE&EASYという雑誌に、過去に私が書いたアンディーウォーホルの記事です。

 

 

ここにも書いてますが、ウォーホルは友人が欲しくても他人から相手にされず、ある時「もう孤独でいいや」と思った途端に取り巻きが出来始めたそうです。

「欲しがらなくなった途端に手に入る。これは絶対に正しい」

と後に言い切っています。

友人作りなどどうでもいいと思えば、人は自分のしたい様にするでしょうし、そうする方がその人の魅力は高まります。

本来の自分になるしかなくなるのです。

ウォーホルの場合、それが魅力と力に繋がったのでしょう。

 

物事がうまく行かないと絶望しても実はその先がまだあって、お楽しみはその後だったということは少なくないのです。

 

つまらない、不安な現実、恐ろしい現実がある時は、

クールになって距離を取り、

開き直り、

諦めるしかなければ諦めても良い。

しかしながらそうすれば、未来は別の展開を始めるかもしれない訳です。

この世は逆説的なのです。

 

 

 

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