「さぁ座って」
金子に促されて椅子に座るとモニターに千鶴の顔が映った。
私?いや私そっくりだけど違う顔。
「元気?ってのも変だけど。これ見て安心してね。わ・た・し」
画面の千鶴は笑う。
「お父さんおはよう」
「お、なんだ?」
3日ぶりに見るお父さん。
新聞を読みながらの朝食。
いつもの風景。
「ちづるー何してるのー?早く食べなさい~」
お母さんの声。
台所で洗い物をしている顔が映った。
「何なのー?」
「うん、ちょっと見せたい人がいてさー」
何でだろう?千鶴が知っている父と母よりも優しそうな気がする。
「やめてよ、恥ずかしい」
そばにいる金子を横目で見るとその顔は満足そうに見えた。
8/27.28「寝言」7.8
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「じゃあね」
「・・・うん」亜紀は家に入って行く。
ダメだよ。ちゃんと・・・。
可奈には言えなかった。
言ったところで
「警察には着替えたら届ける」
って亜紀は言うに決まってる。
でもドアを閉める亜紀を呼び止めた。
「バックには何が入ってたの?」
亜紀は可奈を見て何も言わずに笑うと扉の中に消えた。
9/1 「黒」6