考えた事もなかった。
外に出るなんて事。
いつも快適に冷えた部屋でくつろいでいたのに。
子供はボクをつかんで引っ張り出した。
外の世界へ。
それもわずかな時間だった。
「あっ」
「だめじゃないの~落としちゃ」
そして親子はボクを残して去っていった。
燃えるような熱がボクの体をすぐに溶かしていった。
7/9 「アイスキャンディー」
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空が暗くなるのを二人で待った。
公園のベンチに座って本を読みながら。
空が赤から紫に変わる。
本の文字はだんだん読みづらくなり車のライトが光始め街灯が着き始める。
そして公園の灯りもついた時彼は立ち上がった。
「行くの?」
「うん。また明日ね」
彼の姿が消えてしばらくすると空に星が光り始めた。
7/9 「彼の仕事」
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「ねぇ水色のおっきなお化け」
部屋の蒼暗い隅っこに向かって私は言った。
暑い夜。
エアコンをガンガンにかけて勉強してたから
部屋は冷蔵庫みたいに冷んやりしてた。
トイレに行くと壁が汗をかいている。
でも冷えた体には気持ちいい。
「そこにうずくまってて楽しい?」
それはゆっくり私の方に顔を上げた。
7/11 「突然浮かんだことば」
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