「・・・・はぁ」
ずっと溜息をついていた。頬杖をついて。
授業が終わって、もう誰もいない教室で。
「どうしたの?」
僕が聞いても返事はなかった。
いつもは僕が君を教室に迎えに来てたっけ。
頬杖をついてた君はやがて机に顔をうずめた。
涙で机が濡れた。
「ごめんよ。もう君には僕は見えないんだね」
11/28 「ごめんよ」
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今日はよりによってテストだった。
友達は風邪で休み。
学校に歩いていたけど、いつもは曲がる道を真っ直ぐ歩いてみたくなった。
そう、今日は止めるヤツがいない。
サボってみたかったんだ。
橋を渡ると河川敷が広がっている。
ベンチにはスーツ姿のくたびれたおじさんが座っていた。
「え?お父さん?」
11/30 「お父さん、会社は?」
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「ご飯大丈夫かしら」
ずっと黙って俯いていた女が顔を上げたのは夜7時過ぎだった。
「朝早く起きて、娘とあの人のお弁当を作ってそして仕事に行く毎日でした」
スーツの男は黙って聞いていた。
「仕事から帰ってまたご飯作って」
女は時計を見ながら言葉を続けた。
「気が付くと穴が開いてたんです。心に」
12/3 「そしてその穴は」
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シンデレラ城20分待ち。
日曜日はどれも混んでる。
「これくらいならいいよね」彼はニッコリ微笑む。
でもまさかヤツがいるなんて。
列が折り返す。
こっちに向かってくる、ヤバイ絶対見つかる!
「ごめんトイレ行く!」
彼の手を引っ張って列を出た。
ばれたくないもん。あたしに彼がいる事。
バカ兄貴には!
12/4 「兄貴の彼女見た・・・」
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