廃墟になったビルの屋上でエミは待っていた。
「なんのようなの?私を呼び出すなんて。偉くなったものね」
首を絞めた。憎かったから。
だけどエミは言った。
首を絞められているはずなのに平然と。
「あなたは私が作ったの」
「嘘だ」
「私が死ねば、あなたも死ぬ」
「嘘だ!嘘だ!嘘だ!」
(9/26)
"Souvenirs”
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初めは、ただの泥の塊だった。
「なにこれ?」
店の人に聞くと
「よくわからないんだが、背が80センチくらいのヤツが来て置いていったんだ」
と言う。100円でそれを買い、家で人がたを作った。
それはなぜか日に日に大きくなって、やがて私そっくりになった。
「おはよ」
ある日それはついに話を始めた。
(9/26)
”mud”
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裏切られた私。バカな私。あいつとサヨナラした。
でもやっぱり大好きで。ダメな私。
苦しくて1ヶ月しかもたなかった。
メールを送った。
「元気ですか?」って。
1日後返事がきた。「元気だよ」って。
電車の中。私は突然ダンスが踊りたくなった。
誰が見ていたって構わない。バカにするならすればいいわ。
(9/27)
”Dansons”
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君にみつけて欲しくて。
かくれんぼした。
でも君は。ボクを全然みつけてくれなくて。
我慢できなくて自分から出てきたバカなボク。
あの頃の二人に戻れるわけないのに。
君がくれた返事に喜んだ。だけど。
返事を待ってもう1週間になるよ。
今度はぼくが鬼で君を探してる。
もう出てきてはくれないの?
(9/30)
”心がかくれんぼ”
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その日私は朝4時に起きた。
とっておきの朝ごはんを作るために。
朝6時に起きてきたあなたの言葉。
「すごいね。こんな朝御飯初めてだ。」
私のできる最高の料理。そして。
「行ってきます」ただの挨拶。
だけど違うんだ。
「行ってらっしゃい」
精一杯の笑顔で送り出そう、もう二度と会えないのだから。
(9/30)
”Guerre”