140novel投稿(7/11-12) | 蟻来たりでスミマセン(´ェ`*)

蟻来たりでスミマセン(´ェ`*)

どこにでもありそうな小説を書いています。
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"チョコ"

どろどろどろどろ。
暑くて溶ける。
最初は手だった。
指からチョコが出た。
ペロペロ舐めたら指が全部溶けた。
暑い。
甘い匂いがするよ。
「ただいまー」
妹が帰ってきた声が聞こえた気がした。
「お姉ちゃん?」
部屋に入った妹は溶けたチョコを見つけた。
チョコにまみれた姉の服が一緒にあった。

(7/11)
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"こんなママ"

「金曜日パパの所に行ってくるね」
夜遅く帰ってきたママに言う。
でもテーブルに顔埋めていた。
お酒臭い。
「おやすみ」返事はない。
いつからだろう。
こんなママになっちゃったのは。
学校帰ると家にいたママ。洗濯物の匂いといつもきれいな家。
今はもうない。
掃除機をかけるのは私。
洗濯も覚えたんだ。

(7/11)
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"赤い点"

てんてんてんてん。続いてる。
赤い点。学校の帰り道。みつけた赤い点。
後をたどる。てんてんてん。
どこまで続くんだろう。
ずっと下見て歩いてた。
え?
見上げると私の家だ。
玄関までてんてん。ドアを開けたらまだ続く。
階段上って私の部屋まで。
人がそこにいた。
ベッドには真っ赤な大きなてんと私?

(7/12)
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"飛行機"

「何してるの?」
隣のクラスの子。校舎屋上。
風が吹くと彼女の水色のシャツと長い髪が揺れた。
返事はない。ただ僕を見て微笑んだ。
「風が気持ちいいね」
突然彼女は手を広げて走りだした。
飛び降り!?消えた!
僕は1階までかけ降りた。
でも死体はなかった。
その日彼女は病院で息を引き取っていたんだ。

(7/12)
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”どろどろどろ"

行き先は魔女の家。
なんとかできるのは彼女しかいないと思っていた。
でも父さんとの約束を守って待っていたんだ。
何時間泥の中を進んだのだろう。
泥が消え、まるで作り物の世界のように家があった。
蝋燭が家の周りを照らす。
ごくりと唾を飲む。もう水筒の水は半分以下だった。

「魔女さんいるかな?」
「うん」驚いた。妹には、まだ話をする元気があった。
だが、一歩進む毎に違和感がする。
家に近づいているはずなのに、家は遠く、大きくなっていく。
大きくなったのは家だけじゃなかった。辺りの物全てだ。
違う、僕達が小さくなったんだ。
「あ!」襟を何かにつかまれた。

(7/12)