「子供が?」
俺が現場に踏み込んだ時、
その子は台所の戸棚に膝を抱えて寄りかかっていた。
「おい、大丈夫か?」
服には血が飛び散っていた。
マンションの一室。
そこには5人のやくざの死体があった。
全員至近距離から撃たれ即死だ。
「まさかな・・」
俺は男にも女にも見える、
この子を見くびっていた。 (4/21 こ)
最初の仕事だった。
だから、逃げれなかったんだ。
血もいっぱい付いて、ちょっと気持ち悪かった。
私にはでもこの仕事しかなかった。
あの日、お父さんから聞いていた喫茶店を見つけた。
追い返されると思ったけど、店主はすぐに私がわかった。
「よく来たな。お父さんそっくりだ。」
そう言って銃をくれた。 (4/21 さ)
死体は何も語らない。
更にそれが社会から嫌われている存在なら尚さらだ。
あの子は拐われ、監禁されていたが、
やくざで仲間割れが有り、みんな撃ち合って死んだと言った。
新聞でも未成年と言う事もあり、
被害者として扱われ、話題にはならなかった。
俺はやがてあの子の顔すら忘れようとしていた。 (4/21 し)
すぐに次の仕事がやってきた。
「今度の仕事は一部上場企業の会長がターゲットだ。」
店主が言った。
私は名古屋に飛んだ。
仕事は全く簡単だった。
会長は毎朝7時過ぎにタクシーで
自宅から会社に向かうので、待ち伏せして狙撃した。
その翌日会長は急病で死んだ事になる。
銃で撃ち殺された事は伏せられた。 (4/22 す)
世間では全く嘘の情報が流されていた。
芸能人が孤独死で発見されたのも私の仕事によるものだった。
そして宇宙的に評判の悪い元首相を殺害した後、
私は、店主の薦めもあり、しばらくは高校生に戻ることにした。
やくざに監禁された可哀想な子として。
だが、教室では私は触れてはいけない腫れ物だった。 (4/22 せ)
そんな、人を哀れんだような目で、
目を合わせないように私を見ないで。
私に聞こえないように、友達と囁くように私の噂話をしないで、
全部聞こえてる。
でも、そんな扱いはすぐに慣れた。
私はそんなに弱くない、と思っていた、あの子に会うまでは。
「かっこいいね」
そう私に言ってきたのがあの子だった。 (4/22 そ)
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足りないのかな?ひとりだと。
ふたりになったら、ほんとに好きでたまらなくて。
バイバイってちょっとだけのお別れなのに、
自分の心の一部が、一緒にバイバイしたみたいになるよ。
ひとりじゃ足りないのかな?
ふたりなら、ずっと一緒にいられたら、ずっとずっと足りてるのかな。 (4/23 た)
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ちょっとだけでいい。
ほんのちょっとだけ勇気をだして。手を伸ばしてみてよ。
真っ暗な深い、落とし穴に落ちたって、君が手を伸ばしたら、助けは来るよ。
叫んだら、聞こえるんだ。
ここには、君を助けたい人がいる。
君は一人じゃない。松明を照らしたら見えるはずだよ。 (4/23 ち)
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月は満ちてしまったの?
ほんのひと月前、まだ三日月だった君。
周りを照らすけど、ほんとは寂しくて、星達の助けを必要としていた。
けれど君は時には星にも明るく照らす光をくれた。
でも、もう満ちてしまったの?
だから隠れてしまうの?
それじゃ寂しすぎるよ。
会った事もないけど、友達って思ってた。 (4/23 つ)
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「天使っていたんだね。」
ん?横を見ると、同僚のAが、呆けた顔で呟いていた。
色ボケしたか?
「お店の子か?」僕が聞くと、違うと言う。
「そっか、お前この前、病院行ってたな。看護婦か?」
「違う」
え?Aが指差した方向を見ると、
横断歩道をおばあさんの手を引いて渡っている、天使がそこにいた。 (4/24 て)
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突然の雨。
置き傘してなかった僕は、靴を履着替え、外を眺めていた。
やまなそうな感じの雨。
「じゃぁね」
傘を持ったクラスメートは挨拶だけして帰って行く。
まぁ仕方ない。そう思ってたらトントンと、肩を叩かれた。
「誰?」後ろを振り向いたけど誰もいなかった。
ただ、気が付くと雨が上がっていた。 (4/25 と)
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読んでいただきありがとうございます。
「こーそ」殺し屋の女の子の話です。
いづれちゃんと書く日がくるかもです。
「た」ありがちですね。
「て」背中に羽根がなくても。
「ち」あの子気が付くかな。
「つ」やめないでいてくれました。気が付くかな。
「と」偶然って、神様の仕業かもしれないですよね。
コメントなんでもいいので、いただけると嬉しいです☆