父と家族の末期がん闘病記 -11ページ目

父と家族の末期がん闘病記

2012年6月末、当時65歳だった父が突然、末期の食道小細胞がんとの診断を受けました。
現実と向かい合うため、父との日々を忘れないための記録ブログです。


あっという間に7月も終わり、8月になってしまいました。

子宝になかなか恵まれず、もうすぐ34歳になろうとしている崖っぷちの自分的には、時間が絶えず流れ続けているのはしんどいと思うことも多いし、

 ・・・ 父の病が発覚した時点で妊娠していれば今頃父に孫を抱かせてあげられたのに ・・・

なんて、願望の叶わない現実に凹んだりするのです。

一方、" 父の病が発覚してから、無事に13か月も過ごすことが出来た "と、時間の経過をありがたく感じる時もあり。。

胸中いろんな思いが交錯中する、結婚3年目の夏ああっ


父はオペをすることだけは決まったものの、主治医のスケジュールが定まらず、オペ日程は未だ未定。
早ければ来週なんだけど、それがダメだった場合はお盆が明けた次の週、つまり月末まで持ち越になってしまいます。
抗がん剤の投与も、オペ後まで持ち越しですって。


ちなみに9月半ばに夫婦で実家に帰省するのに、一泊の家族旅行を計画中。
父が泊りたがっていた憧れ(?)の宿の予約も既に入れているので、絶対キャンセルにはしたくない!

そのためにはオペから1か月くらい余裕が欲しいので、来週中にオペが決まることを願う日々。


本人的にもオペ日程がなかなか決まらないことが気になるようで、いつも以上にメールを送ってきたり、電話を掛けてくる父。
肋膜炎&結核経験がある父が、全身麻酔のオペに不安を覚えているのがよく分かる。


そんなところにちょうど暑中見舞いが届いたみたいで、母からもありがとうメールが届きました。

妊娠報告をしてあげられない分、旅行の段取り然り、ハガキ然り、小さな親孝行をマメに重ねていきたいと改めて思う、娘でした。


塵も積もれば山となる!
父から電話がありました。


今日の外来で、咽頭部リンパに残った転移ガンの切除手術をすることが決まったそうです。

日程はまだ確定ではないけれども、主治医が8月上旬にスケジューリングしたいとか。



夫いわく、咽頭部からのアプローチであれば比較的簡単だから1時間くらいのオペになるんじゃないかと言っていたけど、主治医の説明では、3~4時間掛かるそう。

なぜそんなに時間が掛かるのか電話伝いでは良く分からなかったけど、過去に患ったことのある肋膜炎&結核が何やら関係しているらしい。


こんだけ離れていると、術前説明を一緒に聞きに行くことも出来ないし、オペに立ち会うことも出来ない。
術後経過を見守ることも出来ない。

ないない尽くし・・・


何はともあれ、オペが上手くいきますように!

今日、7月24日は父のお誕生日です。

父はまた1歳、歳を重ねることが出来ました。


余命は3か月~半年程度と考えていた頃は、時が流れることが残酷に思えましたが、今は時を重ねられることに感謝する日々です。


今朝は夫が7時過ぎに出勤したので、その直後に父に電話をしました。

父は電話を受けるなり、

「 おう、なんとかまた歳を取れたよ! 」

と言い、家族には週末お祝いしてもらったのだと嬉々とした声で話してくれました。


お酒だけは、どうしても毎日2合辞められないとも懺悔されましたが・・・
( これでも飲酒量は、かなり減った方なのです )

こればかりはもう、家族もあきらめていますげっそり
インスタントラーメン大好きな食生活も然り。


尚、父は咽頭部(リンパ?)に残った転移ガンの切除手術を見越して検査続きだそう。
大それた手術にはならない予想ですが、肺機能にも影響を及ぼす全身麻酔になるため、 肋膜炎&結核を患ったことのある父は、呼吸器系の検査を慎重に進めているのです。

今のところさほど大きな問題は見当たらないみたいですが、手術を実施するかどうかはまだ決まっていません。
7月中に分かるのかな?


67歳の父の人生も、希望ある時を過ごせますように!