ご報告。 | 父と家族の末期がん闘病記

父と家族の末期がん闘病記

2012年6月末、当時65歳だった父が突然、末期の食道小細胞がんとの診断を受けました。
現実と向かい合うため、父との日々を忘れないための記録ブログです。

ブログを更新するどころか、ログインするのもご無沙汰してしまいました。

その間、コメントやメッセージを下さった方への返信が出来ていなかったこと、まずはお詫び申し上げます。


そして報告ですが、先月7月8日に、待望の第一子となる女児を出産いたしました。
念願叶って、無事に両親に出産報告をすることが出来たのです。

父の意識がはっきりとしている状態で出産報告することが私の切なる願いでもあったので、出産から30分も経たず、しかも分娩台の上で安静を保った状態で両親に電話。

父本人も、私の出産報告を聞けるかどうか自信が持てていなかった様で、私からの一報を聞いて全身から緊張感が一気に抜けたのだと言い、感極まって泣いたそうです。

本当に、本当に、嬉しかった。


そして、それ以上に嬉しかったことは、7月下旬の3連休に両親が大分まで来てくれたこと!

それまで長距離移動を反対していた主治医も、娘の私が出産したことを聞いて、「 行ってきてください 」と言ってくれたそうです。
それを聞き、父はすぐに飛行機を手配し、無理を押して来てくれたのです。

 ・・・妊娠報告を出来ただけでも良かった。
 ・・大きくなったお腹をさすって貰い、我が子の胎動を感じて貰えて良かった。

そう思ってきましたが、遂に、我が子を見て貰うことまで出来ました。
( 父の体力は相当落ちているため、落としたら怖いからと抱いてもらうことは出来ませんでしたが )


約2か月ぶりに見る父は更に痩せてしまっていて、我が家滞在中も横になってばかりでしたが、我が子との写真撮影では、ピースサインに満面の笑み!


父の体力や家庭の事情を考慮して両親の滞在は2泊だけでしたが、義両親も駆けつけてくれて、両家揃って我が子の誕生をお祝いして貰うことも出来ました。

すっかり涙もろくなった父に釣られて私まで涙ボロボロになってしまいましたが、悲しい涙ではなく嬉しい涙を沢山流せたことは、この上ないシアワセな時間だったことに違いありません。


今ははじめての育児に追われる日々ですが、比較的我が子が育てやすいと感じていることや、自身の産後の回復状態も良いので、覚悟していたよりも心に余裕を持つことが出来ています。
と言っても、あと1週間後には新居への引っ越しを控えているので、ブログの更新をする暇は殆どありそうにないのですが。。

次の更新もいつ出来るか分からない状態ではありますが、次もまた、明るい話題が書けますように。

取り急ぎ、ご報告でした。