急変。 | 父と家族の末期がん闘病記

父と家族の末期がん闘病記

2012年6月末、当時65歳だった父が突然、末期の食道小細胞がんとの診断を受けました。
現実と向かい合うため、父との日々を忘れないための記録ブログです。

昨日から父が入院したとの連絡を受けました。

それに伴い、明日予定していた抗がん剤の投与(タキソテール12回目)も延期となりました。


母の話によれば、週末まで元気に過ごしていたのが急に元気が無くなり、一昨日はほぼ一日お布団の中に伏せ、食欲も殆どなくなってしまったとのこと。。。
病院では食事をせず、栄養点滴で過ごしているそうです。


母はメールで、「 今度こそ、覚悟しなければいけないかも知れない 」と悲観的になっていましたが、正直私には父が急変した理由が今ひとつ解せません。

1か月前、私が帰省した際に一緒に受けた外来では、父の原発食道部の癌は再発しておらず、転移もないと主治医から説明を受けていたからです。

小細胞癌の進行はとても速いとは言え、こんなにも急変してしまうものなのでしょうか・・・
夫も「 癌による体調変化というより、( 家庭内に山積する問題が祟っての )精神的なものなんじゃないかな? 」と言っています。


先ほどまた母からメールが届き、今日は食事はしていないものの、元気は取り戻しつつある様子とのこと。
私も夫と同様、父の体調変化の原因は精神的なもののような気がします。


現在妊娠9か月、ただでさえ身動きの取れない私は、1200キロ以上離れている父に万が一のことがあっても、すぐに駆けつけることは現実的なことではありません。

あと50日ほどで出産する我が子の誕生を、なんとか笑顔で見届けて欲しい。
そして、7月下旬に迎える父の68回目の誕生日を、無事に迎えて欲しい。


詳細な状況が分からないだけに、今はただ、父の精神的な安定を心から願うばかりです。