感情の洪水。 | 父と家族の末期がん闘病記

父と家族の末期がん闘病記

2012年6月末、当時65歳だった父が突然、末期の食道小細胞がんとの診断を受けました。
現実と向かい合うため、父との日々を忘れないための記録ブログです。

おととい出した手紙&高野山の御守り が今日届いたと、父から夕方電話を貰いました。

「 もしもし、お父さんだよ。 」

その第一声目から、泣いてるのが分かる。


私の気持ちに感激して、感情が洪水のごとく流れ出したみたいだ。

昨日から続く九州の集中豪雨並みに流れ出る涙を想像する。


「 ありがとうな、大事にさすった後手帳に挟んでるよ。 」

その一言を喋るだけでも、涙を堪えるのが大変そうな父。


長く喋るのも大変そうだったので、ものの1分で電話を切った。

ものの1分だけど、どれだけ長く喋る電話よりも、私の胸が熱くなったよ。


御守りはダンナさんが選んで、送る前にダンナさんも一緒に握って「気」を送り込んだもの。
これだけ離れていても、感情と感情がキャッチボール出来てる実感が、嬉しいんだ。


明日は父の、タキソテール8回目の投与日。

気持ちはいつだって、寄り添っているよ。