タキソテール 7クール目。 | 父と家族の末期がん闘病記

父と家族の末期がん闘病記

2012年6月末、当時65歳だった父が突然、末期の食道小細胞がんとの診断を受けました。
現実と向かい合うため、父との日々を忘れないための記録ブログです。

今日は父の、タキソテール7クール目の投与日。


最近の父は(食道がん末期患者の割には)体調も良い日が続いているとのことで、体力作りのために早朝1時間ほど、地元の海岸まで往復散歩をしているそうです。


父の罹患している小細胞癌に一番良く効くとの触れ込みだったファーストラインの抗がん剤: シスプラチン+CPT-11(イリノテカン)が全く効かなかったこと分かった時は、これでもう父の寿命は決まってしまったのだとひどく落胆したものでしたが・・・

今になってみれば、寧ろそれが良かったのかも知れないと振り返ってみたり。


タキソテールに比べると体力に及ぼす打撃は相当なものゆえ、何クールも使えるような抗がん剤ではありません。
投与には入院対応が必要で、副作用である白血球・好中球の減少により、入院期間も長期化せざるを負えませんでした。

一方、父に著効してくれているタキソテールは比較的状況のよくない患者さんにも使える上に通院投与が可能なため、父が精神的にも安定し、ここまで頑張れることが出来ているのは素人目にもよく分かる。


災い転じて福を為す、とは、こういうことかも知れない。


さて、7月下旬にダンナさんが学会で数日不在になる予定なので、私はその間実家に帰省しようかな。
家族旅行にまた行けたらいいな!