近況。 | 父と家族の末期がん闘病記

父と家族の末期がん闘病記

2012年6月末、当時65歳だった父が突然、末期の食道小細胞がんとの診断を受けました。
現実と向かい合うため、父との日々を忘れないための記録ブログです。

お陰さまで、悪夢の末期がん宣告から11か月目に投入。

私の夫は去年の7月、「 お義父さん、この状態では半年も持たないだろうね・・・ 」と言っていたのに、今では「 今の時点で、余命2~3か月って感じじゃなさそうだね。 」との談。


それで結局、実家への帰省がどんどん先延ばしになってしまい、3月下旬のつもりに帰省するつもりが、気が付けばもう5月。
抗がん剤が効いてくれているおかげで、父の病状が小康状態にあるからなのですが・・・


以前ブログで書いた通り、両親は何よりも、私が夫と仲良く暮らしていくことを望んでいます。

そして、構ってちゃん体質(この表現は古い?)の夫は、私がいつも夫と一緒に行動することを好み、私が何よりも一番に夫を優先することに幸せを感じてくれています。
夫は決して私が父の病状を案じて実家に帰りたいと言うことに不満を漏らすことはありませんが、内心では「 自分が妻にほっぽられる 」と感じてしまうようです。

そんな夫の心情を察するに、「 夫をほっぽらず、仲睦まじく生活し、その様子を父に知らせること 」が、一番の親孝行だと考えるわけです。


本当に父の病状が悪くなってしまったら、こんなことは言っていられないので、父に会えない寂しさを感じつつも、ありがたい状況に違いありません。。


4月末に母から届いたメール。

---

○○(私)が楽しかったり幸せを感じているのがわかればママも安心だし幸せな気持ちになれる。
今回パパの検査結果は又良かったし食欲もある。
ママはパパの癌を絶対消してみせる!

そしたら家族で快気祝いに旅行しよう!

---

これ読んだら、涙がボロボロ止まらなくなった。
悲しい涙とも、嬉しい涙とも違う。

とにかく、家族みんなで頑張ってるんだって思えた。


夫婦仲良く過ごしていることが一番の親孝行だと分かっていても、やっぱり両親に会いたい!


なので今日は夫と話あって、今月中には必ず帰省すると宣言しました。
夫も理解してくれました。

今月こそ、必ず父に会いに行くからね。