急速に・・・ | 父と家族の末期がん闘病記

父と家族の末期がん闘病記

2012年6月末、当時65歳だった父が突然、末期の食道小細胞がんとの診断を受けました。
現実と向かい合うため、父との日々を忘れないための記録ブログです。


先週18日に越後湯沢の祖父母宅から帰ってきて以来、父の体調が大幅に悪くなってきています。

月曜日に受けた検査(CT、内視鏡その他)では、癌が明らかに進行していることを認識し、シスプラチン+イリノテカンでの抗がん剤投与は中止することに・・・


リンパが増大していることが原因で内臓の痛みも出るようになり、今週から鎮痛薬の服用も開始。

父は検査の結果よりも痛みなどの自覚症状から、相当落ち込んでしまっています涙


今日は


 「 このまま家にこもってしまうと、本当に寝たきりになってしまうから 」


とバイクで熱海まで往復してきたものの、薬が切れて内臓部分の痛みを自覚し、夕食では弱音ばかり吐いていました。

エンディングノートも見たくないと言い、その一方で死に支度を意識する発言も。



私が実家に滞在するのも、残すところ2週間あまり。

こんな状態の父を残して九州に帰ることを想像するだけで、胸が痛みます。



7月に父の病気が発覚してから3ヶ月半余り。

最初の3ヶ月間は活動的に過ごすことが出来たものの、その後このような急速な転帰をとるものとは、覚悟していたとは言え、父本人が絶望感を感じてしまうのも無理はありません。。。



明日はまた外来日。

父は外来に行くのも怖いみたいで、わざわざ私に


 「明日はお前も来てくれよな。」


と。


 「お父さん、大丈夫だよ。考えすぎだよ。」


って言いたくても言えない現実。

ただただ、私が出来ることは父の話す内容を父の目を見ながら聞き、父の思いに共感し、父の傍にいることだけ。



ああ、このまま九州に戻りたくないな。

一日でも長く、父と一緒に過ごしていたいな。。。