2012年7月7、8日(入院5日目、6日目)の記録です。
お見舞いには行けていないものの、父とは携帯メールのやり取りで状況が届いていました。
機械音痴の父がメールをするなんて、それだけで驚きなのですが、入院生活、それだけ暇だと言うことなのかな。
一般論に基づけば、4日の夜に投与した抗がん剤の副作用がピークを迎えはじめるのがこの辺り。
それまで副作用が殆どないと思っていた父親も、さすがに吐き気と下痢症状に見舞われ、食欲が落ちていたそうです。
7日は殆ど食事に手がつけられず、8日の朝は強い吐き気を感じたため、その日から食事をお粥に切りかえて貰ったら、なんとか3分の2は食べれたと言う。
そして、夜にもらったメールでは、「 今ではすっかり元気 」とのこと。
体質的に副作用がないわけではなく、吐き気止めが良く効いているということだと解釈しています。
一方、母は8日に、父の母(私にとっての祖母)の元へ一人で趣き、父の病のことについて説明をしてきたとのこと。
88歳と老齢の祖母には、癌ということは伝えたものの、さすがに余命半年程度の末期がんということは伝えることが出来なかったそうです。
それでも、実の息子がさらされている状況を理解した祖母のショックは、いかほどのものか・・・
私も近日中に、夫の仕事で九州に引っ越すことが決まったことを祖母に伝えに行かなければならないのだけど、父のことですっかり打ちひしがれている祖母に追い打ちを掛けてしまうことが目に見えて分かるので、考えるだけで憂鬱。
祖母は本当に、私のことを可愛がってくれていたし、目の中に入れても痛くない存在だと言ってくれていたからな。
・・・にも関わらず、相変わらず父の認識はまだまだ甘いところが見受けられるのが実情。
先日、「 余命2年あればいい 」と呟いていたのが、昨日は「 余命3年くらいかな 」と、根拠もなく延びていたそうです。
真実との自覚とのギャップに家族は悩むけど、父本人がそれで少しでも元気で毎日を過ごし、前向きに治療を受けていられるなら、それで良いと思わなくちゃ。。
父が、私との他愛ない携帯メールのやりとりが楽しいと言ってくれているみたいなので、少しでも楽しい話題を提供しよう。