7月3日に父が入院をし、少しでも元気なうちにと思って、4日にお見舞いへ。
大学病院と実家は、幸いにも徒歩圏内の距離にあります。
梅雨が明けていないというのに、関東地方は青空の広がる快晴で、真夏の様に蒸し暑い日でした。。
早く自宅を出ようと思っていたものの、両親に渡したい家族写真のアルバムや、夫がお中元に戴いたメロンを持って行こうと直前に思い立ったり、エンディングノートを渡したらどうか等と考えアマゾンで検索しているうちに、すっかり遅い時間に。
なので遅くなりついでにと、新宿紀伊國屋でエンディングノートを購入。
エンディングノートと一口言っても、さすが日本最大規模の書店には色々な種類が陳列されてあり、コーナーの一角が占拠されていました。
外観は高級感や重厚感のあるものから簡素なものまで。
高いものは5000円くらい。安いものは500円程度。
中身もまたそれぞれで、自分の人生記録中心のものから財産や金融情報中心のもの、遺書がメインのもの等々・・・。
表紙がしっかりしていて重厚感のあるものに惹かれたけど、父にはあまり重苦しい気分で書いて欲しくなかったので、気軽に書きはじめることの出来そうな自分史中心の中間価格帯の商品を選んで購入。
晩母と電話で話をした際、父が
[ 残していく家族の為に、色々書き留めておかなければ・・・ 」
と話していたと聞いていたので、これなら気軽な気持ちで手渡せるかな。。
それにしても、近いと思っていた実家が異様に遠く感じた一日でした。
夫の転勤で九州に引っ越したら、きっと途方もなく離れてしまったと感じるのかと思うと、気が重くなりますね。。。
こうやって今、行こうと思えば鈍行電車で数時間の距離に暮らしていたことが、どんなに幸せなことだったか。
なのに今まで、年に数回しか帰省していなかったことが、どれほど親不孝なことだったのか。
皮肉にも父の病がきっかけで、そんなことに気づかされました。