20歳台、30歳台、時代を思い起こすと、誠にもっておぞましい記憶が蘇る。
東京、大阪で満員電車に揺られての通勤、いつもへとへとになっていた。
今から思えば上司のまったく理にかなっていない指示、
「お前らこの程度の予算組んで会社をつぶす気か!」的な罵詈雑言を直立不動で浴びてきたが、あれは怒声の為の怒声であって言ってる方も信念があって言ってる訳では決してなかったろう。
「じゃあまず、あんたの戦略を聞かせてもらおうじゃないの」とあの時、部長に反論の一つもすれば痛快だったろうな、などと考えてしまうが、そうしなかったから今があるわけで、逆にあの時変に納得させられて擦り減り続けているより、上等な選択が出来たのでよしとしよう、と思えるようになっている。
話はそれるが、あの経験があったから繰り返し鑑賞するほど「半沢直樹」が面白かったのだ。
自分は日本でも屈指の半沢直樹ウォッチャーだと思う。
しかし20歳台、30歳台、今より身軽で考える時間もたっぷりあったのにそうしなかった。
やっておけばよかった、という後悔はないが、「今は仕事が忙しいから」「時間が出来たら本腰を入れて勉強しよう」と自分に言い訳をしながら問題を先送りにしてきたのは我ながら愚かだったと思う。
どうどう巡りになるが、その経験があったから「自分に対する言い訳は何もうまない」と自覚できているわけだが。