プロ野球開幕 | おもて梨の心

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プロ野球開幕。

3連戦面白かったですね。

我が巨人軍は、昨年の王者阪神に2勝1敗の勝ち越し。拍手拍手

3連敗しなくてよかった。照れ


圧倒的な投手力の阪神。

昔、野村克也さんがヤクルト監督時代に桑田槇原斎藤の三本柱がいた巨人に対して「強力な投手陣を打とうとするからダメなんだ。逆に打者を抑えれば勝機が来る。投手には体力の限界があるのだから。」という事をおっしゃっていた。

それでヤクルトは92,93年連覇した。

まさに今回の3連戦がそうだった。

阪神打線は3割30本超える打者がクリーンアップにいない。

打者を抑えれば勝機が来るという事。

打者は打てないと焦る。焦れば焦るほど選球眼が乱れボール球を振る。

このキャッチャー目線が阿部慎之助監督にもある。

実に質の良い野球をしている。


実は今のプロ野球のボールは飛ばないボールを使用してると言われている。

昨年西武にいたマキノン選手がマシュマロを打ってる感触だと言ったぐらい飛ばない。

だから昨年、打撃のチームだった巨人・ヤクルト・DENA・ソフトバンクなどの打撃チームが低迷し、投手力のあるチームが圧倒した。

それを踏まえて巨人は投手陣を補強し、走って守れる選手を重用する事にした。


今回のセンバツ高校野球を見ればわかるが飛ばないバットを使用したらホームランが極端に減って守備力の高いチームが上位に来た。

質の高い野球(精密度の高い野球)が求められるようになった。


そういえばイチローがこんな事言ってたっけ。

「本来は(野球は)頭を使わなきゃ出来ない競技なんですよ。でもそうじゃなくなってきているのが、どうも気持ち悪くて。野球の発祥はアメリカですから、その(発祥であるアメリカの)野球がそうなってきているということに、危機感を持ってきている人ってけっこういると思うんですよね。だから、日本の野球がアメリカの野球に追従する必要なんてまったくなくて、やっぱり日本の野球は頭を使う面白い野球であってほしいなと思います。アメリカのこの流れは止まらないので。せめて日本の野球は、決して変わってはいけないこと、大切にしなくてはいけないものを大切にしてほしいなと思います」と語った


見てる側も頭を使わない人が多い。

ルール知らないのにXに文句を書き込む人がいる。

野球をやった事ないのに野球ファンになる人。それはそれで構わないが、せめて文句言いたいならルールぐらいは覚えましょうよ。

まずは漫画ドカベンを読みましょう。あの漫画には野球の全てがある。

そして野球をやってみよう。

何が難しいって、自分のやりたいポジションができないことから始まる。

上手い人からポジションを優先される。

私は万年キャッチャーだった。

やる事によって、守備の難しさや打撃の難しさを知る。

難しさを知れば知るほど、文句が出ない。


今私達がプロ野球選手に文句を言うのは、クラスの勉強出来る人に受験で「何でお前は東大入れないんだ!」と怒鳴るようなもの。

じゃあお前がやれよという話。


勝負って能力は関係ない。

能力を高める事によって勝ち易くなるだけ、絶対勝てるという保証は無い。

勝ち易くする為に皆努力して能力を高める。

それだけ。

そして能力は一定に出せない。時、場所、環境で出せない。

その為に精神力の鍛錬をする。能力の恒常化。

努力とはそういう事です。


あと、牽制球のブーイング問題。

あれはどういう事かというと、早く打者と勝負しろという意味。

投手と打者の対決を水を差す行為だからという事が主流。

一塁ランナーを刺すつもりで豪速球の牽制球ならまだしも、山なりの緩い球投げて対決に水を差すのが観客のいるエンタメとして客に失礼という意味。

だから江川卓は牽制をしないから選手達に好かれたし、敬意を持たれた。

打者と力勝負するから観客にも見応えがあった。

それで江川はベンチのコーチにキャッチャーの山倉と共に毎回怒られるわけだが。爆笑

投手と打者の一騎打ちの力勝負。それが野球の醍醐味の部分。

という事。


野球やってみませんか?