ウマ娘 最終回 | おもて梨の心

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人優梨同
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ウマ娘の最終回。
昨晩BS11とMXとカンテレで放送されました。
 
有馬記念までの前振りが、短く感じた。
それほど内容の濃かった前半。
 
そして有馬記念へ。
 
下馬評は、最悪。
当時の新聞も白三角するのがやっと。
応援馬券で単勝100円を買う方がほとんどの為、4番人気ではあるが、テイオーからの馬連は30倍からのスタート。
つまり…。
 
「勝つ事は不可能」
 
そして有馬記念。
ここからの描写が、あの時のフジテレビの中継通り。
 
スタート。
スタートが良かったテイオー。(ここも史実通り)
ここからの描写が良かった、マックイーン、スピカメンバー、ルドルフ会長、キタちゃんとダイヤちゃん。
3コーナーから4コーナー。
ここでビワハヤヒデが、菊花賞と同じくロングスパート。
それに追走するライバルのウィニングチケット。
そして最終コーナー。ここから、ハヤヒデが突き放す。
やはりこの馬かと思った瞬間!斜め後方からやって来た!
トウカイテイオー!
突き放すハヤヒデ!追いすがるテイオー!
並びかけようとする瞬間、回想シーンが。(もうここで号泣)
最後のギアを入れたテイオーが、ハヤヒデを抜き去る!
奇跡の復活!えーん笑い泣きえーん笑い泣き拍手拍手拍手
 
みんななく中、ルドルフ会長が泣くシーンにグッときてしまいました。
 
大泣きのライバルマックイーン。
それぞれの思い。
同期の復活に喜ぶナイスネイチャ。
ダービー馬の後輩として熱い気持ちのウィニングチケット。
そして最後のデッドヒートで勝負を繰り広げた、ビワハヤヒデの笑み。
ウィニングステージへ。
キタちゃんが「私も…」の発言にグッときてしまった。
場面が変わり、入学式。
大きくなったキタサンブラックとサトノダイヤモンドが入学しに来る。
そして、テイオーとマックイーンが、誰もいないグランドで対決するシーン。(ここは後で説明したい)
 
感想。
本当に素晴らしい最終回でした。
史実通りの最終回。
14頭立て、テイオーステップを馬場入りして見せるところなど。
実況も堺正幸アナウンサーの表現そのまま使用してくれた。
最後の直線のシーン。実際の映像。

鞍上の田原騎手は、並びかけた時テイオーは一瞬怯んだと言ってました。

そこで田原騎手が「テイオー!頑張ってくれー!」と叫んだ瞬間、ゴール50m手前で、ギアチェンジをし、手前の脚をスイッチして加速しました。

よーく見ていただければ、判ります。手前の足の運びが、一瞬変わる所。

ここの表現を回想シーンと繋げるあたり、たまらなかったですね。

 

それとラストシーンのテイオーとマックイーンの誰もいないグランドでの対決。

コレはもう、わかる人にはわかる名シーン。

映画「ロッキー3」のロッキーとアポロのラストシーンですね。

ライバル関係だったけど、後にロッキーとの友情が芽生えアポロが「試合に勝ったら俺の頼みを聞いてくれ」との約束。

その約束が観客のいないリングでロッキーとアポロの2人だけの対決。

そのままエンドロールに行くところまで一緒。

このオマージュが最高でした。

 

この後のことまで想像するとね、めちゃめちゃ泣けてくるんですよ。

キタサンブラック…引退レースが有馬記念での勝利。トウカイテイオーと同じ終わり方をする。

ナイスネイチャ…なかなか勝てなかったが、翌年高松宮杯で久しぶりの勝利をする。

ライスシャワー…なかなか勝てなかったが、翌々年の天皇賞で復活し大勢のファンに祝福される。が…次のレース1番人気に押された宝塚記念で。

ビワハヤヒデ…この後無類の強さを発揮して天皇賞春・宝塚記念を圧勝する。

ツインターボ師匠…翌年の有馬記念に出走!キャラ通り爆走からの失速。

 
今回惜しいなぁって思ったのは、テイオーが馬場に出た時、細江さんに大川慶次郎さんの表現を使って欲しかったですね。
「テイオー(の状態)が良いいとか悪いとかじゃなくて、馬がすごく嬉しそうですよねぇ。走れんるんだなぁ〜って。」
この感情表現を見抜いていた大川さんは、やっぱり馬を見る神様ですよね。
 
この時代、毎週土日は競馬場に行ってました。
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今でも入場チケット色々残ってます。w
上がテイオーが2冠になったダービーの回。
下がミホノブルボンが2冠になったダービーの回。
挿絵が前年の勝利馬なんです。
 
今回のウマ娘。
主人公がトウカイテイオーだったので、めちゃめちゃ感情移入できたし、当時の自分の心境がフラッシュバックされたり、いろんな思いや出来事を思い出させてくれた、素敵な作品でした。
 
これを機にトウカイテイオーを知ってくれた競馬を知らない人や若い方に感謝したいです。
トウカイテイオーはカメラ撮影すると、ちゃんと立ち止まって、必ずカメラ目線でポーズを作ってくれます。
そういう可愛らしい一面も持った名馬です。ほっこり
 
今回、このような素晴らしい作品を手がけてくれたスタッフの皆さん、そして素晴らしい演技力を見せてくれた声優の皆さん、本当にありがとうございました。
 
第3期やOVAを期待してます。