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幻の・・・クラシックバックルを開封![Apple Watch]
コスパ最強の幻のバンド。
今年4月、「今さらながらHermèsレザーの魅力を知る。」という記事で触れた、Apple Watchの終売バンドのクラシックバックル。
お財布と相談しながらタイミングを見計らっていたところ、コメントにてクラシックバックルの良さを教えていただき、背中を押してもらい購入しました!
■クラシックバックルの世代
まずBandbreiteから引用させてもらいながら、このバンドの歴史をサクッとご紹介します。
クラシックバックルは2015年のApple Watch発売と同時に、2018年の秋まで販売されていたバンドです。
大きく分けてバックルのデザインが異なるものが2種類あり、楕円形の前期型と、四角形の後期型があります。
さらに前期型の中にも3世代あります。
第1世代はなめし革をそのままバンドにしたもの。
色はブラックのみ。
引用:メルカリ
この頃のクラシックバックルは両面ともブラックで、手首に黒く色移りしている人の画像をどこかで見たことがありますw(検索したのですが見つからなかった・・・)
そして第2世代は2015年秋にリリース。
カーフレザーを使用し、バンドの縁には捻(ねん)引きと呼ばれる線が入りました。
こちらはブラックとサドルブラウンの2色。
この世代から肌に触れる裏面は、ブラウンのレザーが使われるようになりました。
引用:eBay
そして2016年の春にリニューアルされた第3世代。
一見デザインやカーフレザーである点が第2世代とそっくりですが、よく見るとバンドが縫製されています。
2017年春の終売までに計10色ほど発売され、この世代から認知度が高くなったのではないでしょうか?
そして2017年春にリニューアルした第4世代。
四角形のバックルが採用されるなど大きな刷新があり、おしゃれなデザインになりました。
計15色ほどが発売されましたが、残念ながら2018年の春カラーをもって販売終了となりました。
■開封の儀
今回購入したのは2017年の春に発売された、第4世代のサドルブラウンです。
箱なしですが未使用品です。
早速プチプチを取り外します。
キタ━━━(゚∀゚)━━━!!
まず指先に伝わるのは、Hermèsと遜色のない柔らな革の質感。そして目を見張る精巧な仕上がり。
これだけでわかる。買って大正解だと!(笑)
角丸のバックル部分にピッタリとハマるピンはもちろん、
バックルとバンドを繋げる支柱の両端も、しっかり加工処理がされています。
たまらん・・・(*´д`*)←
コバの処理、遊革の作りもこんな感じ。
バンドの先端は丸く仕上げています。
そろそろ装着しますw
いいねぇ・・・
(中尾彬ヴォイス)
バンドのラグがシルバーなので、私の手持ちのWatchではチタニウムが最も違和感なく合わせられますね。
セラミックに関してもホワイトなのでそこまで目立たないかな?
やはりどうしてもブラック系はイマイチな見た目に・・・(´・ω・`)
ブラックにシルバーのラグはあまりにも浮いてしまいますが、レザーによる装着感の良さが上回るため、想像よりは気になりませんでした。
ピンを挿す穴が大きくて数も多いので、より多くの手首のサイズに対応するだけでなく、ピンが挿しやすいのもポイントです。
正直なところHermèsの穴は目立ちにくくするためか1mmほどと小さく、狙った穴にピンが挿せず手間取ることもあったり・・・(笑)
■サドルブラウン
サドルブラウンはレザーリンクにもありますが、色味が違うことがわかります。
レザーリンクは赤みがやや強く、クラシックバックルは少しゴールドっぽいといいますか、黄色寄りの明るい色味をしています。
レザーリンクのブラウンは色味もさることながら、表面の凸凹がテカテカしているのも相まってあまり好きではなかったのですが、クラシックバックルはテカりも少なく好きです。
なんせマグネットがなく、圧倒的に軽いことが素晴らしいw
■シンプルトゥールと比べて
半年ほど使っているHermèsのシンプルトゥールは、最近なぜか滑りにくくなってしまい、2本ある遊革にバンドを通すのはいいのですが、外すのに苦労します(笑)
クラシックバックルは遊革にゆとりがあるので、Hermèsより通しやすいです。
バックルはHermèsの方がより手首にフィットするようにカーブしていますが、ほぼ平なクラシックバックルがフィットしないというわけでもありません。
より自然なのはHermèsといったところでしょうか?
またこちらはコメントで教えていただいたのですが、バックルにはバネが入っており、下の動画のように動かしても定位置に戻るようになっています。
こりゃ芸が細かい!(゚∀゚)
ということで、個人的にはクラシックバックルの方が使いやすいと感じました。
■約22,000円分の価格差
現在のHermèsシンプルトゥールは、税込39,380円。
2017年当時のクラシックバックルは、税込17,064円。
レートの違いなどもあるので単純な比較とはいきませんが、価格差は22,316円となります。
素人ながら、この価格差がどこにあるのか探してみました。
遊革が2つあったり、遊革の縫い付け、より多くのパーツに捻(ねん)引きがあるなど、より手が込んでいるのはHermès。
革の厚みや手触りに違いはほぼ感じませんし、バックルにかけてバンドが先細りしている点も共通しています。
それ以外で最初に気づいた点は、ラグとバンドの遊び。
クラシックバックルには1mmほどありますが、Hermèsはジャストサイズでほぼ左右に動くことはありません。
あとは遊革に捻引きが施されていない、という点ぐらい。
それ以外では大きな違いを見つけることができず、大量生産品であることも踏まえると、Apple純正品のコスパは最強なのではないか?という結論に至りました。
こちらのクラシックバックルは、サドルブラウンとトープの2色だけカーフレザーを使っているようで、Hermèsのバンドにより近い品質のバンドとなっています。(カーフレザーは表面のシボ(皺)がきめ細かいのが特徴。)
今回あえてサドルブラウンを買ったのには、できるだけHermèsに近い品質のものと比べたかったからという理由もあります。
これまで買ってきたApple純正のレザーバンドのなかでも、最も正統派と言えるクラシックバックル。
現在も販売されているモダンバックルやレザーリンクとは、一線を画するバンドだと感じました。
Hermèsの独占状態とも言えるレザーバンドカテゴリで、クラシックバックルの復活を望む声があるのも頷けますね。
というかコスパを考えると、Appleのクラシックバックルは本当に最強だと思います(笑)
もしかしたらHermèsに消されたバンドなのかもしれない・・・w←
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