iCloudミュージックライブラリの「このメディアは壊れている可能性があります。」への対処法 | デカの日常

iCloudミュージックライブラリの「このメディアは壊れている可能性があります。」への対処法

どこにも載っていなかったので・・・

 

 

 

 

 

私は数年前からApple Musicの無料クーポンコードが発行されると、期間中だけ使って解約していました。

期間以外はMacのミュージックから、手動でMP3ファイルを同期させて聴くスタイルを貫いていました。

 

しかし去年から自宅にいる時間がこれまで以上に増えたり、HomePod miniを購入し、音楽を聴く楽しさを再確認できたため、Apple Musicに加え、iCloudミュージックライブラリも利用しはじめました。

 

(※以下、便宜上Macの「ミュージック」は「iTunes」と表記します。)

 

このiCloudミュージックライブラリとは、(写真アプリのように)ローカルにある音楽をiCloudにアップロードすることで、それらが全てのデバイスで同期されるというもの。

もちろん同じApple IDでサインインされた他のデバイスで、音楽を追加したり削除しても同期されます。

 

 

 

そこで全デバイスでiCloudミュージックライブラリを有効にし、「これで音楽がiCloud間で同期されるんだ〜♪」とウキウキして使っていたところ、こんなアラートが表示されました。

 

 

主な症状としては、該当する曲を再生しようとすると「このメディアは壊れている可能性があります。」とメッセージが表示され、再生されない(またはスキップされる)というもの。

出力先がHomePodでも同じです。

 

しかし同じ楽曲をiTunesで再生すると問題ありません。もちろん出力先がHomePodでも大丈夫。

その裏付けとしてFinderでiTunesのMusicフォルダ内を開くと、楽曲ファイルが確認でき、メディアも壊れていないことがわかります。

つまりiTunesで再生するときは、楽曲の参照元がiCloudではなくローカルになっていることが考えられます。

 

 

実はこうなったのには心当たりがあって、一度iPhone側でiCloudミュージックライブラリをオンにしたあと、(iPhoneとiCloudの同期などが完了する前に)Mac側のiCloudミュージックライブラリもオンにしてしまったんですよね・・・

この操作によって、CDから取り込んで手動で同期していた楽曲で、何かしらの問題(iCloud上で重複した?)が発生して、再生時にエラーが返されているのだと思いました。

 

HomePod miniを買い増しして、iMacでのステレオペアを企んでいるので、この問題は早めに解決したいのです・・・。

 

 

 

■参考までに私のiTunes遍歴

  • iTunes時代からライブラリを構築して使っている。(2013年〜)
  • 9割以上がCDからの取り込みで、残りがiTunes Storeから購入した楽曲。
  • 数年前からApple Musicを期間限定で使ってはきたが、iCloudミュージックライブラリを使うのは今年が初めて。
  • ライブラリにあり、かつApple Musicで配信されている楽曲は再生できるが、そうでない楽曲でエラーが発生する。

 

 

■解決方法

複雑に見えて実はとてもシンプルでした。

再生できない曲をライブラリから削除して、もう一度ライブラリに追加してやればよかったのです。

 

以下、全てMacでの操作です。

 

 

  1. Finderを開き、iOSで再生できない楽曲の元ファイルを、デスクトップ等に移動させる。

    場所:[Macintosh HD]→[ユーザ]→[(ユーザー名)]→[ミュージック]→[iTunes]→[iTunes Media]→[Music]

    私は面倒だったので全て移動しましたw

     
  2. iTunesに戻ると、元のファイルが移動されたはずの楽曲がiTunesで再生できているため、

    1で移動した楽曲を[ライブラリから削除]する。


    ちょこっとだけ待たされます。
     
  3. 無事に曲が削除されたら、クラウドライブラリをアップデートする。



    完了後にiOSのミュージックを開くと、iTunesライブラリとiCloud経由で同期ができているかと思います。

    ※私の場合は全曲削除したため、抜け殻となったプレイリスト以外は全て消えています。

    【補足】iOSの設定からミュージックに進み、「ライブラリを同期」と「自動的にダウンロード」がオンになっているか確認しておきましょう。

    必要に応じてモバイルデータ通信を使わない設定もしておきましょう。
     
  4. 確認ができたら、別の場所に移動した楽曲ファイルをiTunesに追加する。


    【補足】追加した元のファイルを削除する場合、予め環境設定から「ライブラリへの追加時にファイルを"Music Media"フォルダにコピー」にチェックを入れてください。

     
  5. アップロード等の処理が終わったことを確認する。

    私の場合いくつかアートワークが消えていたため、手動で設定しなおしました。


    iTunesに楽曲が追加されると、iOSデバイス側で自動でダウンロードが始まると思います。
    Wi-Fiの環境などにもよりますが、私は2,702曲をダウンロードするのに数時間かかりました・・・ぴえん(´・ω・`)


    ちなみに3で紹介した「ライブラリを同期」と「自動的にダウンロード」をオンにしなかった場合、追加した楽曲のダウンロードを手動で行うことになります。
    もし数千曲を一括でダウンロードしたい場合は、iTunes側でプレイリストを作成し、iOS側でダウンロードすればOK。
     

    ちなみにプレイリスト内に、iCloudの状況に問題がある楽曲があると、他のデバイスにプレイリストが同期されないので注意。

 

■無事に解決!

iTunesの楽曲がiCloudを介して同期され、全ての曲が聴けるようになりました!

もちろんHomePodでも再生できるようになりました!

 

 

■作業の注意点

  • プレイリストや再生回数などの情報は失われます。
  • これまでに保存したApple Musicの音楽も失われるので、再度手動でダウンロードする必要があります。
    予めメモを取った方がいいです。私はTimeMachineでiTunes Media内の「Apple Music」を開いて解決しました。
  • 楽曲のダウンロードではバッテリーを消費するので、時間に余裕があるときにやりましょう。
  • 万が一に備えて必ずTimeMachine等でバックアップを取りましょう。

 

 

■ちなみに

このiCloudミュージックライブラリを使うと、Apple Watchを介して、iPhoneのライブラリの操作ができるようになります。

 

私はApple Musicを解約している間、ブラウズはできても再生しようとすると、以下のようなエラーが出て使えなかったんです・・・

もしかしたら現在はiOSのアップデートで修正されているかもしれませんが、余談まで。

 

これで安心してHomePodを買い増しできる〜♪(笑)

 

 

なーんて苦戦を終えて、ブログ記事を公開するタイミングを見計らっていたところ、ついにB'zもサブスクに参加することになりました!\(^o^)/

初期の楽曲はリマスタリングされて音圧が上がっていました。いやー最高ですね!!(笑)

 

 

 

では♪(´ε` )