「光る君へ」第12回~ | 前世はきっと平安貴族

前世はきっと平安貴族

歴史大好き!とりわけ平安時代をこよなく愛する私です。
こんなに惹かれる理由はきっと前世で生きていたからにちがいない。
源氏物語ネタをメインに、色々思っている事を書いてゆきます。あらすじとか一切書かずに自分の思いだけを強引に綴ってゆきますので悪しからず〜。

いや~笑った!爆笑

 

まひろの結婚相手に実資だと?

 

宣孝よ、馬鹿も休み休み言え。

 

そうか・・・この時はもう桐子様は

ご逝去あそばされていたのね。

 

実資とは最高にウマが合いそうな

ほほえましいご夫婦だったのに

もうあのコントのようなやり取りが

見られないのは残念だな~。

 

調べてみると、桐子様は

源惟正(みなもとのこれまさ)の娘で、

実資が17~18歳の頃に結婚した

らしいです。

 

その時の桐子様の年齢は不明なの

ですが、のちに一女を儲けて

いらっしゃるので、多分当時の

ごく一般的な年齢でのご結婚だったと

思われます。

 

で、お亡くなりになったのが

986年の5月!

 

何とあの花山天皇出家事件(寛和の変)

の前の月だったんですね~。

 

変事の時、実資は喪に服していて

それどころじゃなかったかも。

 

どうしてお亡くなりに

なったんでしょうね?

本当に惜しい方を亡くしました。

 

で、まひろの結婚相手として

勝手にターゲットにされた実資はと

いえば「赤痢」にかかってヨロヨロ状態。

 

実際この頃、赤痢になったと日記に

書いております。

 

まぁ、当時はハエもわんさかいたし

水などの衛生状態も決して良いとは

言えなかったから現代の何倍も

危険だったのでしょう。

 

室町時代に7代将軍の足利義勝が

赤痢によってわずか9歳で死亡した

事を知った時は

 

「うわ~、将軍という高い身分でも

赤痢なんかになるんだ?」と

恐怖を感じたものでした。

 

元気になって良かったね、実資。

 

そうして日記に書いたのが

 

「鼻くそのような女との縁談あり」

 

わはは~!

 

「虫けら」の次は「鼻くそ」かいッ!

 

身分階級のすさまじさ、ですなぁ。

 

 

でも、添えられていた枕絵には

コーフンするのね、実資キスマーク

 

しかしあの程度で興奮するんだ?

現代の我々からすればちゃんちゃら

可笑しいレベルなのだが、

当時はあれでもきっと精一杯の

エロ画だったのだろう。

 

 

ま、そんなわけでまひろが実資の

後妻となる話はすぐさま消えて

しまいました。

 

つ~か、宣孝も「婿を取れ。財力の

ある男がいいぞ」だなんて、何を

勘違いしてるんだか・・・。

 

いいですか?

この当時、結婚というのは妻の実家が

婿どのの生活を丸ごとお世話する

というのが普通だったんです。

 

だからまひろの家みたいな貧乏家に

婿に入ろうとする男性などいやしないの。

 

もちろんまひろの実家だって婿どの

の面倒なんて見られるはずもない。

 

それを「金持ちの男と結婚しろ!」

だなんて、ぶら下がる気満々むかっ

 

あの枕絵を入れたんだって

そういう計算だったんでしょ?

(しかしいきなりあれは無いだろう汗

 

現代の「玉の輿狙い」じゃないん

だから、この時代の結婚形態について

ドラマでちゃんと書いてほしかったな。

 

まぁでも

 

「鼻くそのような女」

 

この一文で大笑い出来たから

勘弁しちゃるわグッ

 

 

さてさて藤原頼忠どの。

幼帝一条の即位により兼家が摂政に

就任した事で、関白を辞職して

名ばかりの太政大臣となって

おりましたが、とうとう政界を引退

する事に。

 

そして不安を隠せない息子の公任に

「今後は道兼のフトコロに入れ」

と・・・。

 

みちかねぇぇぇ~~???

 

何でやねん?

 

道兼はまずいっしょ!

 

ここはどう考えても道隆じゃね?

 

たしかに花山天皇退位の陰謀で

1番の功績を挙げたのは道兼だけど

 

それって「1番のワル」だという

事でもあるわけで

 

そんな人間にわざわざ優秀な息子を

近づけなくても・・・ねぇ?

 

まぁ実際公任は道隆に不満があった

らしく、同じく兄に不満を持っていた

道兼とは仲が良かったとか。

 

今回はその伏線として

頼忠のひと言を入れたんでしょうね。

 

公任はん、可哀想にこれから

官位が随分と停滞するという

憂き目が待ってはります・・・。

 

 

あ、思い出した!

道兼といえば伯父の顕光に

 

「本日は例の件、よしなにお計らい

くださいませ」

「さすれば摂政様もお喜びに

なられる事でしょう」

 

って何〜?

 

アンタまた何かたくらんでるの?

 

このあとの場面が無かったので

すごくすごく気になってるん

ですけどあせる

 

 

 

さて今回その存在感をぐっと増した

源明子。

 

父・源高明の無念を晴らすべく

復讐のために道長との縁組を

受け入れるとはね。

 

兼家の髪の毛1本でも手に入れて

呪い殺そうと企む明子。

 

永井路子氏の「この世をば」では

純真無垢な少女のような風情で

道長に「風の精だ!」と言わしめたほど

ピュアな存在だったのに。

 

なるほど、このへんが

六条御息所へのオマージュと

いうこと?

 

兼家に対して命を狙うほど

恨みを持っているというのも

よく分からない。

父・高明が失脚した「安和の変」に

兼家がどこまで関与していたのか

不明だし。

 

とにかく「藤原の世」自体が

憎いという事なんでしょうかね。

 

このような気性の激しい明子は

倫子に対しても生霊になるほど

嫉妬するのだろうか?

 

まぁそのあたりは

今後を見守る事にいたしましょう。

 

それと、明子を道長に薦めた詮子

ですが、「女王」を「じょおう」と

言ってましたね。

 

それ個人的な好みとしては

「にょおう」と言ってほしいな。

 

「じょおう」と言うと、どうしても

エリザベスとかヴィクトリアとか

そっちの方を連想してしまいますのよ。

 

 

 

===まひろと三郎への独り言===

 

ま~たいつもの廃屋で

逢い引きですか。

 

まひろはそれでいいの?

あまりにも軽んじられている

って思わないのかな?

 

それでも今回は

「妾でもいい!」という気持ちで

三郎の胸に飛び込むつもり

だったんだよね。

 

三郎は三郎でまひろに対して

「妾でもいい、と言ってくれ」

とひそかに望んでいたわけだし。

 

だから2人の気持ちは

一致していたはずなのよ。

 

でも相手が倫子じゃまひろは

何も言えないわよねぇ。

 

これが他の女人だったらきっと

「妾でもいいから結婚して!」って

三郎に言えたと思うのよ。

 

でもさすがに倫子様には恩があるし

張り合うわけにはいかないでしょ。

 

あ~あ、結局男と女って

こういうちょっとした事で

すれ違ってしまうのよね・・・。

 

まぁ私はこの2人を応援している

わけではございませんが、想いが

伝わらないというのはどうにも

もどかしさを感じます。

 

んで、三郎はその足で

倫子の住まう土御門殿へ?

なんと衝動的な!

 

母・穆子の

「文も寄越さず何てこと・・・」

という困惑はごもっとも。

 

そしてそのあとの

「いいわ!入れておしまい!」

というキップの良さには男気を

感じましたね。

 

母が母なら娘も娘なのか、

倫子・・・大人しそうな姫君だと

思ったらいきなり三郎を

押し倒す!

 

実は肉食系女子だったのね。

 

まぁこの母娘、とてつもなく

長生きするわけなんだけど、

こういう気質も手伝っての事

なのかな?なんて思ってしまふにやり

 

 

 

次回は4年後という設定らしい。

予告を観るとどうりで一条天皇が

少し大きくなっていらした。

 

そうすると三郎と倫子の間には

長女の彰子も生まれている事でしょう。

 

定子様の入内はまだかな?

清少納言もといウイカ納言の

登場が待ち遠しいわピンク音符