今日は精神障害を持つ人達が集まるイベントに参加してきた。
その中で、最近祖父に不幸のあった参加者がその経緯を話し、思い出し泣きをしていた。
そして、参加者の中にもそれに共感するように泣いている人の姿があった。
情動感染とか共感とか合わせているとかそんな感じではなく、本当にその内容そのものに泣いているという印象を受けた。それだけ泣き方が自然なのだ。
昨日紹介した以下の本、
に寄れば、最近の若者は悲しみを感じる能力が弱まっているらしい。
そして、精神障害者は非常にその能力が高い。
つまり、昔の人は精神障害者多かったってことだよ!!……っていうのはさすがに無理があるかな。
ただ、精神障害者の他人を見下す力は非常に弱いとは感じる。一緒に話などしていると、彼ら彼女らはどことなくふわふわしていて掴み所が無い。
彼らが純粋なのかは正直よく分かっていないが、健常者ほど他人を疑っていない可能性はある。
他人を疑う力が弱いと、はっきり言って資本主義社会では食い物にされてしまうだろう。
そして、現在増えている発達障害者も精神障害に含まれる。
綺麗事を言うことが弱さと言われる時代は、案外すぐそこにあるのかもしれない。