静か…だ
信号を渡り
CP3となっている
ガソリンスタンドの奥へ向かった
最初の印象がそれだった。
飲食物を配布ブースで受け取り
さらに進むと、
その理由を理解した
仮眠…か
静かな割には
てことは……あら？
ビニールシート
意外とスペース
空いてないな😳
そう、CPの都度実施するルーチン
そのメインとなる体操は
ゴロンと寝転がってこそ生きる
これは…ついに
MYビニール風呂敷
使う時が？
なんて考えながら
うろついていると
お、おひとり立ち上がった
そそくさと靴と靴下を脱ぎ
そのスペースへ
切り札か、続投か
足汗がすごい……
そっか、
5km手前のコンビニで休んだ時
ケアしていない……
靴すら脱がなかったもんな
てことは、CP2からの
たった10kmで
こんなに？
靴下を履き替えは
想定してたけど……
どっち履く？
サラッと感が続く 切り札
ここまで履いてきた 5本指
……出発までに決めればいいか
何はともあれ、
CPでのルーチン始めるぞ
🔹🔸🔹🔸🔹🔸🔹🔸🔹🔸🔹
仰向けになって
空に向けた両手両足をブラブラと振る
CP2の時に見上げた夜空とは違い
眩しいくらいに陽の光がさしてきた
───今日も暑くなりそうだな
開会式前に過ごした
長浜市豊公園を思い出していた。
てことは、足も風通し良いほうが
ストレスないかもな
腹は決まった
Tabioを履こう
どのみち、5km刻みで休むんだ。
その度に、靴抜いで
例の秘密兵器で
簡易ケアだ。
それでもやばくなったなら
切り札に頼ろう。
ムクリと起き上がり
身支度を始める。
ナイススピリット
「行ってきます」
立ち上がり、公道へと向かう途中
すれ違うスタッフさんたちと
挨拶を交わす。
本部と思われるテントに向かい
手を振ろうとしたその瞬間……
電話に出ていたスタッフさんが
大声で大事な情報を伝達する📣
「最後方、ただいま
琵琶湖大橋
を通過！」
周囲で聞くひとたちは
さまざまなリアクション
そりゃそうだろう
歩くペース含め
色々と計算しちゃうよね……
そんななか、自分は──
2つのキーワードを耳にして
その状況を、想像していた(´-`)oＯ
最後方
開会式で紹介されていたが
今回のぴわ100には
最後尾ペーサー青鬼さん
が投入されている
いま琵琶湖大橋では
ウォーカーさんとペーサーで
どんな位置関係になっているかは分からない
でも、最後方であるからには
必ず何度か絡んでいるはず……
ペーサーとの遭遇……
かなり消耗する💦
きっとこの方も、
だいぶすり減ったのではないだろうか
しかも……だ
こんな夜明け間もない時間帯で
琵琶湖大橋ってことはだよ……
近江八幡～野洲の闇区間
真っ暗ななか歩いたんだろうね😰
こんな不安ばかり煽られる厳しさの中で
気持ちを刈り取られることなく
今も前を向き歩き続けている
簡単なことでは絶対にない
「ナイスファイト
ナイススピリット」
心の中で
大きく拍手した。
さあ、見習わなくっちゃ💨
あと30km頑張るぞ✊
やはりびわ100のCPは
ものすごく響くし、燃える🔥
ここでも、確かに
熱い気持ちで出帆した
ああ……
それなのに
ここから数km先の場所で
あんなにすり減ることになるなんて
この時の自分は知る由もなかった
(次回に続きます)
ここまでの2022びわ100
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今日は黒電話の日
