2026年3月15日(日)
日南海岸ドライブ・後編
御崎馬のたてがみに沈むミルキーオレンジの夕焼け


青島とサンメッセ日南で、思った以上に時間を使ってしまった。
海岸を歩き、波を眺め、神社を巡り——果てしない海原を見つめているうちに、気がつけばスケジュールより少々遅れ気味。

でも、個人旅行の醍醐味は、こういう“予定通りにいかない時間”にこそある。集合時間に縛られていないからね。

次に向かったのは鵜戸神宮。
駐車場に入るとき、間違えて八丁坂の駐車場へ。



「あれ、ここじゃないか?」と思ったが、結果的にはこれが正解だった。

八丁坂参道は人も少なく、左右のお店もシャッターが降りている。
「ここってそれほど人気ないのかな?」

——とんでもない。

メインの参道は参拝者で行列。表参道の駐車場には長い車の列。

八丁坂の駐車場はすんなり停められたし、表参道と合流したところからが本来の参道だ。



これは朝引いた青島神社の大吉の効果、早速出たかもしれない。







海沿いの参道を下り、洞窟の中の本殿へ。

なんだかすごい。乳岩ってのがぶら下がってる——ウフフ。

ここでは名物の「運玉」に挑戦。
願いを込めて岩の枠に向かって投げる。チャンスは5回。



おっと🤭
一球、かろうじて枠の中へ。
「今日はツイている日かもしれない。」

その後、海沿いを南へ走り、都井岬へ。

駐車場に車を停めて丘を歩き始めると、さっそく草原に馬の姿。
天然記念物の野生馬「御崎馬」だ。
思っていた以上にたくさんいる。
ただ、それ以上に観光客も多い。



思わず
「馬より人の方が多いな」
と笑ってしまった。

丘の頂上まで歩いていくと、観光客は減り、馬たちはすぐ近くにいる。
逃げる気配もない。
ただ静かに草を食べている。



目の前には太平洋。
草原には御崎馬。
これが、都井岬の風景だ。

小松ヶ丘から観光交流館「パカラパカ」を通り、先端にある都井岬灯台へ。数少ない“登れる灯台”らしい。



灯台の上からは360度の大パノラマ。
さっき走ってきた日南海岸のワインディングロード。広がる太平洋。
遠くには最終日に行く予定の大隅半島。

地球は丸いんだな、と思わせる景色だった。



今日の宿は、岬にある小さな宿「黄金荘」。
元ユースホステルという建物は、若い頃に旅していた空気感をそのまま残している。

どうやら今日の宿泊客は、私たち二人だけ。

女将さんが奥に向かって声をかける。
「お父さん、お風呂のスイッチ入れて〜」
内風呂のスイッチを入れて沸かす方式らしい。

お風呂はステンレスの浴槽にタイルの床と壁。まるで昭和にタイムスリップしたようだ。

部屋は8畳の和室。
古いけれどきれいに掃除されていて、昭和を知っている自分にはむしろ懐かしい。

窓を開けると、目の前は太平洋。
右手には草を食む御崎馬。
左手には南灯台の白い姿。
これ以上ないロケーションだ。



草原では馬たちがひたすら脇目も振らず、草を食べ続けている。
でも、ほんとに美味しいのかな?


夕方、西の空がゆっくり色を変えていく。ミストグレーの空が、やがて地平線からやさしいオレンジ色へ。



宿の外に出ると、隣接する草地には御崎馬が四頭。

一番若い仔馬が近づいてきた。
距離はわずか二十センチ。



こんな近くで野生の馬を見ることになるとは思わなかった。

やがて、太陽はゆっくり海へ沈んでいく。



控えめに言って——
すごい日の入りだった。
御崎馬のたてがみに沈む夕焼けは、真っ赤ではなく、やさしいミルキーオレンジ。

そして夕食の時間。
食卓には海の幸が並ぶ。
イサキの刺身、マグロ、イカ。



そして主役はトビウオの唐揚げ。

「骨以外は全部食べられますよ」

半信半疑で口に入れると——
これが驚くほど美味しい。
昼にチートデイ宣言したはずなのに、夜もしっかり食べてしまう。
再び、カエルのお父さん状態だ。

ご飯を小盛りでお願いしたのに普通盛り。さらに「おかわりどうぞ」の声。
そこにアラのすまし汁。
完全に逃げ場なし。

そして、出してもらった急須のお茶で思いがけない縁があった。

ご主人が言う。
「うちは静岡の佐藤園と知り合いで、茎茶を仕入れてるんですよ」

「もちろん知ってますよ、佐藤園」

そう聞いて思い出した。
昨日泊まった別府の宿でもお茶の話をしていたのだ。
旅先でつながる不思議な縁。
なんだか面白い。

夜。
外は漆黒の闇。
星は出ているが、岬はとても暗い。
風のない夜。
波の音だけが、サワサワと静かに聞こえてくる。

※旅行最終日に知ったことだけど、この灯台のライトは回転しないで海面だけ照らしているようだ。


明日から旅は次の章へ。
観光モードから、登山モードへ。
明日は霧島連山にステージを移し、高千穂峰登頂を目指す。
そして明後日は韓国岳。

海の旅から火山の国へ。
今日は早く休もう。
霧島の山が、待っている。

by Teams papa frog 🐸
2026年3月15日(日)
日南海岸ドライブ・前編 青島~サンメッセ日南編

おはよう九州、今日も快晴☀️
ありがと〜

予想では気温は18度近くまで上がり、昨日の強風も収まるらしい。

絶好の海岸ドライブ日和。

ならば、ゆっくりしているわけにはいかない。スタバでまったりは潔くやめて、予定より少し早めの7:30に日向を出発。

今回お世話になったゲストハウスHINATAは最高だった。

ウォーターサーバー完備、コーヒースティックも種類豊富。
水回りは新しくシンプルで使いやすく、「我が家もこんな間取りならいいな」と思える快適さだった。

1時間半ほどで青島に到着。

宮崎インターチェンジからここまで続く道沿いのパームツリーが、南国リゾート感満点でテンションが上がる🌴


鬼の洗濯板では、左右から押し寄せる波と明るい日差しのコントラストが圧巻。



浜沿いを歩きながら写真を撮りつつ、自然の迫力を全身で感じる。



青島神社前で鳥居と鬼の洗濯板の絶景ショットを楽しんだ後に参拝。

さながら「おみくじオールスター大会」のような境内の中で、気に入った鯛みくじを引くと、なんと大吉!



年始の法多山では凶だったことを思うと、今日の運気はまさに逆転。

いろいろな国から来た観光客が楽しそうにしている、運玉投げやこより結びなど、参道の散策も「おみくじのテーマパーク」のようで楽しい。

そして、神様でもなければ作れそうもない不思議な造形の海岸沿いを一周。



波の迫力や光の反射、鬼の洗濯板の立体感を感じながら歩く。

時間は少し押し気味だけど、元気は最高潮。全身で自然を楽しむ感覚だ。

さて、満潮で鬼の洗濯板が見えなくなる時間帯だったので、続く道の駅フェニックスは素通りしてサンメッセ日南へ。






モアイ像は7体。
海を背景に立つ姿が圧巻だ。

楽しそうにしていたら、

「写真撮ってください」

と声をかけられた。

普段から道を聞かれたり、短パンTシャツでも店員に間違われたりすることがあるけれど、この時も自然と頼みやすいオーラが出ていたのだと思う。


なんだか、ほっこりする瞬間だった。

昼食はレストランで人気のサンメッセランチ。



エビフライ、白身魚フライ、チキン南蛮、ポテトサラダの“まさに大人のお子様ランチ”でチートデイ発動🍤✨



窓から見える海の水平線もあまりに美しく、景色と味覚の両方を楽しむ贅沢ランチだった。


【後編へつづく】
2026年3月14日(土)
東九州ドライブ編(後編)

延岡でチキン南蛮の昼食を満喫したあと、再び車を南へ走らせる。東九州の海沿いの道は空が広く、走っているだけでも気持ちがいい。

次の目的地は日向岬の絶景ポイント。まず訪れたのはクルスの海。



展望台から海を見下ろすと、岩礁がきれいに十字の形を作っている。

「クルス」とはポルトガル語で十字架の意味だという。
さらに、岩の配置が漢字の「叶」にも見えることから、
ここは「願いが叶う場所」として知られているらしい。
十字架と「叶」。
なんとも縁起のいい景色だ。



今日ここまで無事に旅が続いていることに感謝しながら、ささやかに願い事もしてみた。


続いて向かったのは、すぐ近くにある馬ヶ背。ここがまた凄かった。



柱状節理の断崖が海へと突き出し、その高さはおよそ70メートル。

さらに、今日は風がとても強く、太平洋からの高波が崖に叩きつけている。

展望スペースの先端に立つと、風に体を持っていかれそうになるほどの強風。

思わず踏ん張る。

それでもその場所から見た景色は圧巻だった。



荒々しい柱状節理の断崖絶壁。
そこに押し寄せる太平洋の荒波。まるで大地と海がぶつかり合っているような迫力で、
しばらく言葉を失ってしまった。

今日の旅の中で、一番心を揺さぶられた景色だったと思う。

こうして日向岬の絶景を満喫し、今夜の宿へ向かう。

驚いたことに、
ここまでのスケジュールはほぼ予定通り。我ながらなかなかの観光コーディネートだと、
少しだけ得意な気分になる。

そして17時ごろ、今日の宿に到着。

今夜の宿は

ゲストハウス HINATA。

平屋の一戸建てシェアハウス形式で、全部で4室のシンプルな宿だ。

私たちの部屋はツインの8畳間。
広さは十分で、無駄のない合理的な造り。

さらに
洗濯機と乾燥機は無料、キッチンも自由に使える。長旅の中間基地としては、これ以上ない条件かもしれない。

料金は二人で7700円。

場所と設備を考えると、かなりのコストパフォーマンスだ。
洗濯機を回している間、夕食場所を探しに行こう。

ウェブで見つけた、宿から歩いてたった100歩の場所にあったのは天領うどん。

静岡では見かけないうどんチェーン店だ。

『ここでいいよね』

今は6時15分、あれ?閉店7時だって、早くない?



奥さんはかき揚げうどん。
私も同じものを頼もうとしたら

「かき揚げが一つしかない」と言われてしまった。

もう火を落としてしまったんだな。

迷った末、カレーうどんに変更。おにぎり付きだ。

麺は細くて柔らかい。
いかにも九州らしいやさしいうどん。

濃いめのカレーは挽肉入り。
少なめの汁にボンってかけてあるタイプ。



試しにおにぎりをカレー汁に入れてみたら、これが驚くほど美味しかった。

旅先のこういう何気ない食事が、案外印象に残るものだ。

外に出ると、日向市の夜は
幹線道路を車が行き交う、普通の街の風景だった。

観光地のような華やかさはない。でも豪華な夕食や絶景ばかりを追いかける旅も、少し疲れることがある。

今日はそんな旅の途中の
「一旦休み」のような夜。

昨日は思わぬ雪の山。
今日は強風の太平洋の断崖絶壁。

同じ九州の中で、ちょっと場所を変えただけで、こんなにも表情の違う景色に出会える。

スイスや周辺のアルプスが好きな私たちが、九州が好きなのは
この感じが似ているからかもしれない。

旅はまだ続く。

明日の朝は、宿の向かいにある
スタバでコーヒーを飲んでから出発するか、それともそのまま走り出すか。

それは、明日の朝の気分次第。


いずれにしても、
明日もまた新しい景色に出会える一日になりそうだ。

by Teams papa frog 🐸

再起動日記 2026年3月13日(金)九州・別府編


2026年3月13日(金) 九州上陸、その前に……

今、緊急でこれ書いています。

というのも——
「さんふらわあ むらさき」の船のホテルは、思った以上に快適だった。
夕食を食べ過ぎて、お腹がパンパンになったカエルのお父さんは、大浴場でさっぱり。

そのあと部屋に戻り、エンジンの静かな鼓動を感じながらベッドへ。
目の前のモニターには、レーダーマストの映像。

瀬戸内海に点々と浮かぶ灯りをぼんやり眺めているうちに、いつの間にか夢の世界へ。

そして――

午前3時半(丑三つ時)
寝ぼけ眼でトイレに行ったカエルのお父さん。
ここでまた、やらかしました。
部屋に戻ろうとして、手に持っていたのは、部屋に入るためのQRコード付きの搭乗券……のはずだった。

しかし。

よく見るとそれは――
天保山大観覧車の乗車チケット。

前回、横浜のホテルで、明け方に外の気温を確かめようとして廊下の外れのドアを出たらオートロックされて青ざめた、あの出来事に続き——

「戻れない事故」発生。


嗚呼、このまま人けのないロビーで夜を明かすのか……

一瞬そんなことが頭をよぎる。

しかも眼鏡をしていないので、視界はぼんやり。

それでもなんとかレセプションへたどり着き、緊急連絡用の電話を取った。

「どうされました?」

受話器の向こうの声に、
「部屋に入れません……」と答える。

「カギの閉じ込みですね。そこにいてください。」

ほどなくして、
オレンジ色のユニフォームを着た若い乗務員さんが登場。

無事、部屋へ帰還できた。

やれやれ。
いったい何回同じ失敗をすれば気が済むんだろうね、この人。
いやいや、カエルのお父さん。

夢みたいな出来事は忘れがちだから、今日の番外編としてここに残しておくことにする。

今は――
午前4時10分。
それでは、もう一度おやすみなさい。✨

というわけで
再起動日記 2026年3月13日(金)九州・別府編 正規版

2026年 3月13日(金)

フェリー「さんふらわあ むらさき」の船内は、想像以上に快適だった。夕食の食べ過ぎでお腹がパンパンになったカエルのお父さんは、大浴場で温まり、静かに揺れるエンジンの鼓動を聞きながら、目の前のモニターに映る瀬戸内海の灯をぼんやり眺めて夢の世界へ。




しかし夜中の3時半、寝ぼけ眼でトイレに向かう途中、手に握っていたのは搭乗券ではなく、天保山大観覧車のチケット!


前回の横浜ホテルでの“戻れない事故”に続く、またしても小さな事件発生。
眼鏡なしのぼやけた視界でレセプションにたどり着き、緊急電話を使って無事解決。

夢みたいな話を、今日の番外編として残しておくことにした。





さて、バイキング朝食は控えめにして(笑)、早朝に到着したフェリーを降りて、最初の目的地の鶴見岳のロープウェイを目指す。前回の九州旅行ではガスで断念した場所のリベンジだ。



しかしながら、フェリー降りてから別府ロープウェイの始発まで時間がありすぎることに気づき、とっさに予定になかった明礬温泉方面に寄り道。





その先の十文字原展望台に立ち寄り、別府湾が広がる見晴らしの良い景色を堪能。

8時15分頃、湯けむりが立ちのぼる明礬温泉に戻り、湯畑の中で立ち寄った、元祖、地獄蒸しプリンもしっかり一番乗りで味わう。





予定外の寄り道が結果的に今日の流れを最高にしてくれた。

別府ロープウェイに乗り込むと、頂上はマイナス3度の雪景色。

雪降る中の七福神散策では、
お宮の境内には、ガマの石像もあった。思わずカエルのお父さんとその後の事件を思い出す。寒さを忘れるほど楽しいひとときだった。

鉄輪温泉に着いて、今日の宿 かんなわ莊に








車を置き、温泉街を散策。

ランチで目的だった地獄蒸し工房鉄輪はなんと120分待ちだったので断念したが、代わりにケーキ屋さんのおしゃれなカフェで、お腹が空いてたので注文しただんご汁。これが驚くほど美味しかった。それでもカエルのお父さんは腹6分目だったので、人気の豚まん屋さんで豚まん追加。これもきっと温泉の蒸気で温めているんだろうね。



『おいひー』

その後も鉄輪温泉街を歩き、有名な湯けむり展望台へ。





どうやって行くのかなと、温泉の案内看板を見ていたら、近所の親切なおじさんが展望台へ行くコースを教えてくれたけど、その道はもらったが、この温泉街随一激坂だった。でも近道でもあったからね。いいとしよう。でも、なかなかきつかった。


展望台からは目の前の山に広がる扇型の野原と、立ち上る湯けむり、左上には朝登った鶴見岳、右側には十文字原展望台が見える。

ところがここで突然の雪、あられ混じりでしばし雪宿り。

そこにはヨーロッパ系の外国人カップルもいて、さりげなく会話でもすれば話は広がるんだろうけど、引っ込み思案の2人は会話できず(笑)。ただ雪が止んだ時はお互いに顔を見合わせながら外に飛び出したよ。短い時間の間で、気持ちは、言葉を超えたコミュニケーションで少し繋がっていたのかもしれない。


温泉街に戻り、今度は足むし湯を体験。ひざ上まで密閉されるので、蒸し風呂まんじゅうになった気分でじっくり温まる。後ろで待つ人もおらず、ゆっくりと完全に整う。

今日の宿、かんなわ莊
見た目は思いっきり昭和だが、通された部屋は元々の二部屋をくっつけてリノベーション済みで、畳も新品、天井もクロスも整えられた広くて快適空間。


貸切制の源泉かけ流し風呂はナトリウム単純泉で透明サラサラ、42度の湯は寒い日には最高で、とろけるように温まる。


部屋に戻って家から持参したワイルドターキーのハイボールを飲みながら、温泉で温まった体をさらにリラックスさせる。


夕食は18時半。膳にはとり天、リュウキュウ(カンパチ)、煮物、旬の地元食材が並ぶ。とり天はそのままでも美味しいが、ポン酢添えで味変を楽しむ。リュウキュウは静岡では馴染みのない形で新鮮。正直海老の殻付きは苦手だが、手を汚しながらも美味しく頂いた。

ビール(大瓶)と白ごはんを同時に出してもらい、飲み過ぎず食べ過ぎず、まさに理想の夕食。

食後のお茶は熊本のお茶屋さんから仕入れたもので、温度が下がっても甘みが出る上質なお茶だった。これがまた、今日一日の余韻を優しく締めくくってくれる。

食後、再び温泉に浸かりながら今日一日を振り返る。

フェリーの船旅と失敗
鶴見岳の雪と七福神散策
明礬温泉の展望台と地獄蒸しプリン
鉄輪温泉街の路地と足むし湯
昭和宿かんなわ莊の快適さ
熊本のお茶で締める夜

寄り道が功を奏し、予定外の体験が次々と重なったことで、今日一日は、別府温泉の魅力をほぼ全部体験した「濃密で完璧な一日」となった。


雪や湯けむり、カエルのお父さんの小さな失敗、そして昭和と現代が混ざり合う宿の快適さ…全部が映画や小説のワンシーンのように頭に焼き付く。


温泉に浸かりながら、今日の寄り道も、雪宿りも、足むし湯も、すべてが完璧な一日だったと実感する。

体はぽかぽか、心は満たされ、夜の静かな鉄輪温泉街に包まれながら、明日への期待も湯気のように立ち上る。

今日も完璧に整った、別府温泉旅日記。

これにて完成✨

再起動日記|東九州ドライブ編① 


出発の日(2026年3月12日)いよいよ九州旅行出発の日。 


朝はいつも通りに起きたが、気持ちはやはり違う。今日は長い旅の始まりだ。 


まずは朝一番でハローワークへ。最後の認定日で、「就職おめでとうございます」と声をかけられる。ひとつの区切りがついた、そんな実感があった。


 予定より早く手続きが終わり、9時に家を出発。奥さんと二人、N-BOXで西へ向かう。 


しかし藤枝インター付近から渋滞。集中工事による1車線規制で、三車線から二車線、そして一車線へと車の流れが絞られていく。ついには完全に止まった。 


「これ、動脈硬化みたいだな」 


ふと、自分が心筋梗塞起こしたときのことを思い出す。 


とはいえ一時間早く出ていたのが功を奏し、大きな遅れにはならなかった。


 10時40分、長篠PA。ここまで約120キロ。軽く休憩を取り、再び西へ。 


昼は刈谷ハイウェイオアシスに立ち寄る。相変わらず人が多い。 人気がある名古屋メシの店は混んでいたが、その中からきしめんと味噌串カツ、そしてしらす乗せの大根おろしを選ぶ。 




いわゆる“名古屋メシ”を少しずつつまむような組み合わせ。こういう選び方も、なかなか悪くない。 


ちょうど団体旅行バスと重なったのか、フードコート内はかなりにぎやかだった。 


食後は恒例のえびせんの試食。つい手が伸びてしまうのも毎回のことだ。 




そのまま西へ。車内では奥さんの推し、藤井風が流れている。しかも曲ごとに解説付き。相槌を打ちながら聞くのもなかなか忙しいが、こういう時間も含めての旅だと思う。 


吹田PAを過ぎ、大阪圏へ。カーナビは高速を降りて一般道へ迂回するルートを指示してくる。中心部の水道管パイプ修復工事の影響らしい。 


気がつけば、どこを走っているのかよく分からない。それでも予定には大きく影響せず、無事に目的地付近へ到着した。 


当初の予定通りに、天保山の大観覧車へ寄り道。雲ひとつない青空。ゴンドラの中から見る大阪の街並みは、思っていた以上に広がりがある。遠くにはユニバーサルスタジオや高層ビル群も見える。 




「いい天気だね」 


自然とそんな言葉が出る。 


その後、大阪南港のさんふらわあフェリーターミナルへ。港には夕陽に照らされた2隻のフェリーが並んでいた。




 別府行きの「むらさき」と、帰りに志布志港から乗る「きりしま」。人気航路だけあって、平日なのに乗船待ちの車列は長い。 


「これ、一時間で入るのかな」 


そんなことを話しながら待っていると、順番に案内され、車ごと船内へ。


 船内に入り、案内されたプライベートベッドのスペースに荷物を置く。限られた空間ではあるが、横になって休める場所があるだけで、長旅の安心感がまるで違う。 


一息ついてから、ビュッフェレストランへ向かう。満席でかなりのにぎわいだ。刺身、唐揚げ、焼きそば、コロッケ、おでん、サラダ。つい、いろいろ取りすぎてしまう。気がつけば八分目を超え、既に満腹なのにさらにデザートまで。 






完全にやりすぎだ。 

「デザートのおかわりどうする?」 

と一応聞いてみるが、すでに余裕はない。 


案の定、お腹はパンパン。イソップ童話の“カエルのお父さん”状態である。


 食後、窓の外を見ると、海岸沿いの灯りがゆっくり流れていく。展望デッキに出ると、ちょうど明石海峡大橋の下を通過するところだった。 




お腹いっぱいの二人で顔を見合わせる。 


「苦しい〜」 


そんな時間も、不思議と楽しい。食べすぎて後悔するのはいつものことだが、今日はそれも含めて旅の一部だと感じる。 


静岡を出発して一日。走り続けてきた旅は、ここで海へとつながった。 


フェリーは静かに、夜の海を九州へ向かって進んでいく。 


旅は、まだ始まったばかりだ。

2026年3月11日(水) 旅の準備完了
いよいよ出発まであと1日。
今日は車に9日分の荷物を詰め込んだ。



8泊9日の旅といえば、これまではヨーロッパアルプス一択だった。

けれど今回は少し趣向を変えて、東九州の岬めぐりと百名山の旅。

もしヨーロッパ行きだったら、イラン情勢の影響でキャンセルになっていたかもしれない。

そう思うと、今回の選択はなかなか良かったのかも。

リビングでは奥さんが藤井風を流しながらスーツケースのパッキング。
昼前には準備も95%ほど終わったようだ。

私は外で車への積み込み作業。
家の中には、出発前ならではの静かな高揚感が漂っている。
大方の荷物は積み終わった。

明日は10時には出発したい。
途中、刈谷ハイウェイオアシスで名古屋メシを食べ、大阪では天保山大観覧車に乗る予定。

そして夜は、さんふらわあ むらさきに乗船。船内バイキングも楽しみだ。

ひと言で書くと、なかなか忙しい一日になりそうだけれど、
いよいよ旅が始まると思うと、やっぱりワクワクする。

午後は、気持ちを整えるように軽く散歩にでも行こうと思う。

明日、いよいよ九州へ向けて出航だ。
2026年3月10日(火)
今日は九州旅行前の大切なタスクデー



午前:母の耳鼻科受診
母を済生会病院の耳鼻科に連れて行き、聴こえの明瞭度テストを受けてもらった。一般の耳鼻科ではできない検査なので、紹介状をもらっての受診。

病院内は暖かく、外の寒さを忘れるほど。母も落ち着いて検査を受けることができた。
偶然、なっちゃんのお母さんが受付にいたけれど、今日は挨拶できず。それでも小さな親近感を感じる瞬間だった。

午後:ルルカカード再発行・Olive手続き

済生会からセノバまで歩き、ルルカカードの再発行を済ませた。その足でOliveのパスワード確認とキャッシュカード暗証番号の変更も完了。

登録時にスマホのキーボードで4文字目を間違えていたことが判明。ちょっと恥ずかしかったけど、気づけてラッキー。

さらにお得なポイント情報も教えてもらえ、行ったおかげで損せずに済んだ。

昼食
遅めの昼食は昨夜作ったスープカレー。作ると最低3回は食べられるカレーは、手間の分だけ満足感もたっぷり。温かいスープでほっと一息つけた。

母の今後の対応
明瞭度テストの結果をもとに、補聴器の調整や必要に応じた障害申請の検討を進める予定。

今後は定期的に耳の状態を確認しつつ、聞こえに関わる手続きやサービスをスムーズに利用できるように準備していく。

2026年3月9日 

旅の準備 


九州旅行の準備の前に、今回の大冒険の相棒である
愛車の Honda N-BOX をきれいにしてあげることにした。
まずは全体をシャンプー洗車。
そのあとコーティング液で化粧直し。
さらにガラス窓には撥水コーティングも施す。
長い旅になるけれど、どうぞよろしくね。
そんな気持ちでボディを磨いた。


 しかしクルマのメンテナンスに関して、奥さんはまったく興味がない。

 「どうせ汚れるでしょう」
と完全に他人事である。
まあ、いつものことだけどね。WWW 


その間、奥さんは旅のスケジュール表を広げて、
赤ペンで必要な服や手荷物のチェックリストを作っていた。 


昼過ぎになると、そのリストを見ながら
洋服ダンスから服を取り出し始めたのだが、これがまた悩む悩む。
一方の私はシンプルだ。
まず4日分の山服をセット。
これにアウターを合わせれば、とりあえず問題なし。
それぞれを袋に入れて、
毎日、中型ザックとトートバッグに入れ替えてホテルに入る。
残りの荷物は車のダッフルバッグに、袋ごとまとめて入れておく。 


トレッキング用ザックと宿泊用ザックを分けたので、
余分な荷物を宿に持ち込まなくていい作戦だ。 


スーツケースだと、毎回広げたり閉じたりが面倒だからね。
クルマ旅だから、アウターの予備くらいは余裕で持っていける。 


足りなければ現地でどうにでもなる。
……もっとも、毎回なにかしら足りなくて、
結局、現地のユニクロやしまむらに寄ることになるんだけどね。


出発まで、あと3日。
いよいよ九州への長い旅が現実になってきた。


2026年3月8日 再起動日記

最高の昨夜を振り返って


昨日は久しぶりにいっぱい飲んだ。🍺そして、いっぱい話した。気がついたら夕方5時から夜12時近くまで、ずっと話していた。 


こんなに長く話していたのに、全然飽きなかった。 


一軒目は個室のある落ち着いた店。スマホ注文だったので気を使わずに頼めて、ゆっくり話すにはちょうど良かった。 


なっちゃんも言っていた。 

「久しぶりに会うと、友達でも間がもたない人も多いけど、こうして飲みながら話してても全然あきないですよね(笑)」「すっごく楽だなって」 


本当にその通りだと思った。無理をしなくても自然に会話が続く。そんな時間だった。 


二軒目は、気取らないカジュアルな居酒屋。周りの席も盛り上がっていて、少し大きな声で話さないと聞こえない。でも、そういう賑やかな雰囲気もまた楽しかった。なっちゃんとUは、珍しい日本酒を見つけるたびにおかわり。すっかり上機嫌だった。🍶 


自分もハイボールでそれに追従。 


二軒目の居酒屋の閉店まで飲み明かした三人は、そのまま駅の方へ向かった。 Uはもう終電が過ぎていたので「タクシーで帰るよ」と言うと、なっちゃんが「じゃあ彼氏呼ぶよ〜」とスマホを取り出した。 


ほどなくして彼氏が到着。自分は何度か会っているけど、Uは初対面だった。まずはUを送り、そのあと自分の家へ向かう。 


車に揺られていると、家までは本当にあっという間だった。 


すると、なっちゃんが少し名残惜しそうに「もう着いちゃった〜」と言った。楽しい時間は、本当に早い。 


別れ際の言葉はいつもの通り。


 「じゃあまたね〜」 



朝起きると、昨日の余韻と少しの二日酔い。でも嫌な感じじゃない。むしろ楽しい時間の残り香みたいな感覚だ。さて、次はいよいよ九州旅行。気持ちを切り替えて、バケーションの準備モードに入ろう。✈️



宝物日記:なっちゃんに会えた夜


2026年3月7日
自分の再起動報告に集まってくれた久しぶりの飲み会。

本当は去年パパになったばかりの31歳のAくんも来るはずだったけれど、インフルエンザで欠席。
だから今日は、64歳のUと28歳のなっちゃんとの三人。店に入ると、昔の空気がそのまま戻ってきた。

Uとは笑いながら昔の戦友話を語り合い、仕事の成功や失敗を振り返る。
Uとはライバルで、友達で、戦友だった日々。

あの頃の緊張感はないけれど、
「やっぱりいい時間だったな」と思える。

そして、なっちゃん。
今日は花粉症で薬を飲んでるからお酒が飲めないかもと言っていたけれど、お医者さんに「飲んでも大丈夫」と言われたらしく、気がつけば一番楽しそうに乾杯していた。笑顔は昔のまま。
でも、自信に満ちた姿が加わっていて、そのバランスがたまらなく愛おしい。

なっちゃんが自分をしっかりと見ながらふと真剣な顔で言った。

「Sさんと出会ったから、今の私がいます。」

その一言に、胸が震えた。
ただの感謝の言葉ではなく、
人生を変えた時間の証だったから。

「俺にとっても、一番頼もしい相棒だったよ。」

その瞬間、二人の間にあの3年間の濃密な時間が静かに蘇る。戦友であり、相棒であり、そして人生に残る仲間だった。

今日、改めて気づいたことがある。
なっちゃんと一緒に過ごした時間は、たった3年だったということ。

短い時間だけど、人生に深く刻まれる宝物のような3年間。
二次会の後、なっちゃんの彼氏が車で迎えに来る。

7月頃に籍を入れる予定らしい。
「おめでとう」と伝えると、嬉しそうに笑った彼女。その姿を見て、心から思った。

「なっちゃんに会えて良かった」
「幸せになってね」

そして、笑顔のまま、いつものように「またね〜」と別れた。
その瞬間も、今日の写真も、きっと一生の宝物になる。

今日の夜は、人生の中で特別な一日だった。

涙が出て、笑って、心が震えて、
そして何より、こう思えた。
たった3年。されど3年。
そして、なっちゃんは人生で最高の仲間だ。

写真に残った3人の笑顔も、
今日の空気も、
今日の感動も、
全部が心に宝物として刻まれた。
人生って、本当にいい。

人に出会い、語らい、喜びを分かち合える瞬間がある。
今日のこの夜は、その奇跡の一ページだ。




💫 今日の宝物ポイント
久しぶりの再会で昔の空気を思い出せたこと
戦友・相棒・友達としての関係を再確認できたこと
「Sさんがいたから今の私がいた」という言葉

たった3年間の時間が、人生に深く刻まれたこと

「なっちゃんに会えて良かった、幸せになってね」の想い

撮った3人の写真が、一生の宝物になること