気になるところがいっぱい! 『劇場版シティーハンター 天使の涙』 | 映画のデス・ロード

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シティーハンター劇場版新作公開!


って、オープニングからキャッツ♥️アイ登場じゃないの!?



というわけで、ジャッキーの冴羽獠を観に行ったはずが、やけにクオリティの高い春麗しか印象に残らなかったジャッキー版『シティーハンター』の如く、本作もなんか本筋よりそれ以外の部分ばっかり覚えてる1作でした。



オープニングのキャッツ♥️アイも、はじめこそ謎の小箱の取り合いに参加するものの、以降はカフェのお客さんだったり、獠たちのことを遠くから見ながら「あらあら何だか大変そうねぇ~」と涼しい顔して見物してたりと、なんかあんまり、というかいてもいなくても話が進められちゃうキャラクターになってました。


その極北は今回のシークレットゲスト!



以下ネタバレ



ルパン三世&次元大介!


これにはビックリ!

(このシーンではさすがに場内がざわついていたし、僕も思わず「あっ!」って言っちゃいました)


獠と香のカーチェイスの最中、たまたまとなりの道を走ってたルパン&次元。


ルパン「あらあら大変なこった~」

次元「急げ。俺らも遅れるぞ」


なんて言うもんだから、てっきり"天使の涙"争奪戦に参戦するもんだと思っていたし、なんならスイーパー対早撃ちの名手の決闘や共闘が観られたりしちゃうの!? なんてワクワクしましたが、ぬか喜びでした。


五ェ門はどこ行っちゃったのさ? という観た人誰もが持つ疑問と我々を置き去りにして、フィアットで走り去る2人。


この2人もたまたますれ違っただけの他人だっただけで、その後一切登場しませんでした。


そんな、いてもいなくても何ら問題のないゲストキャラクターたちを差し置いて、物語で一番輝いていたものが……


\\飲み干す一杯 鴨だし中華そば//


 


ここだけ実写じゃないかと見紛うほどの作画クオリティの高さ。


いかつい殺し屋2人のアジトの中。

木箱や埃まみれの棚など、いわゆる廃墟の情景に、ただひとつ光を放つカップ麺。


ホントになぜかカップ麺だけ明るいのよ!

事あるごとにうつりこむ飲み干す一杯。


さらには場所を変え、張り込み中の車内。


殺し屋1「ほら食え。腹ごしらえしておけ」(声の出演:関 智一)


殺し屋2「どうせ日本に来たならSUSHIでも食いたかったぜ」(声の出演:木村昴)


と、ぼやきながらもなぜか輝きを放つ飲み干す一杯のフタを開け、麺をすする。


いや、張り込みしてるのにお湯はどこで入れてきたの!?

まさか廃墟で入れてきたの!?

のびのびでべろんべろんじゃないの!?

なんて考えているうちに


「やっぱりうめえなぁ!」なんてはしゃぐ木村昴をよそに「おい、なんかついてるぞ」と、頬についたナルトをとってあげる関智一。


飲み干す一杯ばりに光輝くブロマンスを見せつけられてしまい、木村昴が飲み干す一杯を全部飲み干したかどうかを確認するのをうっかり忘れてしまったので、これからご鑑賞のみなさまはその辺どうだったのかを自らの目で確かめてほしい。


カップ麺は本当に光輝いているから!!


あ、そういえばストーリーのこと一切書いてなかったですね。


話はまぁいつものシティーハンターです。

ただ、完結編みたいな感じを出していたし、いよいよ終わるか!? と思っていましたが、エンドクレジットで"The Final Chapter Bigins"なんて出たので、"DUNE PART 1"ばりの「えっ!? 続くの!?」的なビックリもありました。



とはいえ楽しい話でしたし、獠もかっこよかったし、オープニングでロケットランチャーぶっ放してニカッと笑う海坊主の最高の笑顔が観られたので大満足でした。


はやく続編を!