A nice person goes last. この意味わかりますか?
留学したとき、初級者クラスで、担任の先生が言った。もうずいぶん前に閉校になってしまったが、サンフランシスコにあった、UC Berkley Extension の、10週間コース(10 weeks business English course) で、講座がはじまって割と早い時期だったと思う。
まだ米国へ行って1ヶ月程度、どっぷり日本人の私は、良い人、善人は他人に道を譲り、自分は後から行く、という意味だと思った。美しい英語だな、と。そして、日本にも似たような諺がある、と、拙い英語で「残り物には福がある」を紹介した。クラスには、日本からの留学生が私を含めて4人いて、彼らと相談したかもしれない。ちなみに、クラスメートの構成は、ブラジルから2名、アルゼンチンから2名、台湾1名、ベネズエラ1名だった。もう少し人数いたような気もするが、いずれにしても10人そこそこのクラスだった。
そして、結論は、衝撃的なカルチャーショックのひとつとなる、真逆の意味だった。
A nice person goes last. いい人でいたら、最後になっちゃうよ。
担任のTerry 先生は、アメリカはGo-getter Societyだ、と続けた。
go-getter
alc 英辞郎より 何でも進んでやる人、自発的に仕事をする人、やり手、すご腕、敏腕家、野心家
Weblio より (仕事などをどしどしやる)敏腕家、やり手
私が、あるいは、私たち日本からの留学生が、クラスでなかなか発言できずにいるのを見て、彼女からの警告であり、そしてエールであったんだと思う。
A nice person goes last. いい人でいたら、最後になっちゃうよ。だから、とりにきなさい。ここはアメリカです、とりにきた人が得る社会なのよ、と。
同時に、アメリカの「フェア」な精神を感じた。
みんなが取りに行く社会であるという意味でfairだ。そして、取りに行くときには、fairであること。そんなfairnessが社会の前提であることが、American Dreamにつながるような気がしたというのは大げさだろうか。
護送船団ではない。取りに行くことが奨励される社会。・・・とわかったところで、社会に出てから、日本でさえ、何年もじゃじゃ馬ならしですっかり主張しなくなっていた自分には、すぐには行動に移す自信はなかった。それでも、6ヶ月の留学期間の最後には、少なくともクラスの中では、拙くても英語で自分の話す時間を確保することはできるようになった。それまでにはいくつか号泣エピソードがあるとはいえ、環境の力は大きい。
アメリカに行く前まで、日本では小さい頃から相当外国の本も読んでおり(日本語訳です)、外国との違いや異文化を理解している人たちの一人であると自負していたが、なんのなんの、全然違った。いやはや、本当に、まったくわかっていなかったことに、こうやってカルチャーショックを受けながら、ひとつずつ気付いていった。
占星術の英語メールマガジンの明日の運勢に Go-getter が出てきて思い出しました。
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10年以上続けている朝5分の電話レッスンです。