Dears~若年性乳がんと私~ -217ページ目

心の支えと愛情。

彼と久しぶり会った。


あまり長い時間ではなかったけれど、それでも心の安らぎを得られたのは素晴らしい事だ思う。


「右胸はどう?」

彼が私に問いかけた。

「う~ん…ちょっと痛みがあるかな…」

そう答えた私に彼は言った。

「治せばいいんだから。」

でも…

左がが今ない段階で、これで右胸までなくなるなんて…女として切ない思いしか私にはなかった。


「でもさ、右胸もなくなるなんて…考えたくないよ…」

そう言った私に彼は言った。


「関係ないじゃん、胸がない位。胸じゃないんだよ、お前がいる事が全てなんだから」

その言葉にちょっと涙が出そうになった。


良い人に巡り会えた…心からそう思った。

見た目じゃない。中身をちゃんと受け止めてくれている…

そうじゃなかった…とっくに別れていただろうし、終わっていただろう。

それでも…そう言ってくれた彼。


あの人の存在ななければ、きっと今の私はこの世にはいない。


アタシのオトコを見る目は完全にあったんだろうな…ふとそう思った。


ちょっと前、彼は私に言った。

「もしお前が病気で亡くなるような事があったら…一緒に死ぬから安心しなよ。」

決して嬉しい事ではないけれど…その言葉がホント嬉しかった。


一生付いていくよ…何を犠牲にしても。何を失ったとしても…

それでもこの人がいてくれれば…それでいい。


親子って何?

私がこの世に生まれることが出来たのは、当然ながら両親がいたから。

そんな単純な事は分かり切っている。


でも…

親に対する愛情があるか?と尋ねられると…

正直父親にはあるけれど、母親には全くない。


今父が病に倒れたとしよう。

恐らく毎日病院へ通い、出来る事をしようとするだろう。

では母だったら?

…多分適当に済ませてしまう気がする。


こんな書き方をしたら誤解を受けるかもしれないけれど、

要は複雑な親子関係が私には存在している。


こういう話はゆっくりと時間のある時に書こうと思っているのですが、

現段階で言えること。


母親への愛情がないのに母親の面倒を見なくてはいけない一人娘…

って切ないですよね、ホント…。


だから周囲の人が親孝行の話とかをしていると何となく理解が出来ない。

そりゃ親だから大切にしろっていうのは分かる。

でも、じゃあそれを自分の母親に出来るか?と尋ねられたら…

多分出来ない。

それくらい根が深い問題ではあったりする。


私の親は60代。

何かあってもおかしくはない世代ではある。

父は幸いにして心臓を患ったけれど今はそれなりに元気にしてくれている。

母は…今入院中だけれど、そうそう簡単には退院はできないだろう。

そのためには自分が何かしらの努力、そして諦めなくてはいけないことが生じる。

でも…

それをしたくないと思うのが私の本音。


「産みっぱなし」の母親にどうやって愛情を持てと言うのだろう?

ネグレストだった母親の面倒をどうやって見ろと言うのだろう?


当人以外がモノを言うのは容易いこと。

でも当人にとっては物凄い負担。

精神的にも経済的にも…そして肉体的にも。


がんと共に生きながら、それでも情を持てない親の面倒って…

そんなに私、前世でやらかしたんだろうか?

と思ってしまう…ふぅ。



精神力との勝負?

以前も書いたことではありますが。


ある程度大きな手術を受けた後って、どうしても抵抗力や免疫力が落ちるみたいで…


おまけに自分では言いたくはないけれど、悲しいかなら体力に全く自身がなく…(涙)


でもそれを理由にしたくないんですよね、仕事の時には。


けれど長時間の運転はほぼ無理だし、大抵無茶をした後は散々な体調になるし。


甘えられるっていうのは良いことなのかもしれませんが、


甘える事が苦手な自分にとっては…それが苦痛だったりする。


じゃあ無理すれば良いのか?と言っても出来ない事を出来ないって言う勇気は必要な訳で。


結構そういうジレンマは毎日のようにあります。


何せ出世するために仕事している訳でもなく、そういう欲もないのに…


どうしてもそういう方向に現状が向かっているのも事実で。


あ~あ、何でそうなんだろう?


自分が出来ない部分を他の人に任せることに負担・…


そしてそれが原因で肌荒れや体調不良が相変わらず。


いつになったら落ちつくことやら…ふぅ。


な~んてめげている場合ではないですね。


明日は朝からやっつけないとイケナイ仕事が山のよう。


気合いで早起きだ~。