仕事の時の大切なお道具「塗香」（ずこう）
占いの前に お清めと邪気を寄せ付けないためにほんの少し手に塗ります
塗香とは
仏教儀式の前に「清め香」として粉末の香を手に塗り
口から深く息を吸い込んで体中を清めるお香
清めの塩と同じ効果がありますが その効果は 塩の数十倍とも言われています
塗香をつける場所は 基本は「身口意」です
人間が四六時中汚れを生じてしまうところが「身口意」だからです
「身」は体であり 行動・動きを表します 悪い行動
「口」は言葉を表します 悪い言動
「意」は思うこと・意識・念・心を表します 悪い想い
トラブルや落ち込みなどの不幸の原因は身口意の不注意にあり
それらを清めましょうという意が塗香にはあります
仏教では本尊に塗香を供えたり
僧は法衣から出る身体の部分の顔や掌にこれを塗り
身を清め邪気を近づけないために用います
多くは 修行に入る前や法要を執行する前に行われ
写経を行う際にも塗香を用います
密教で塗香は仏に捧げる「六種の供物」の1つでもあります
高野山東京別院に行くと遍照殿の中に入ると 器に塗香が入れてあり
お参りの前に手に塗りお清めをします
塗香の起源はインドだそうです
塗香の原材料はお焼香と同じ天然の香木や漢方生薬
白檀・龍脳・丁子・桂皮・山奈・甘松・大茴香・霍香
安息香・乳香・沈香タニ・沈香シャム・貝香・零陵香・・・など
色々な植物をパウダー状に細かくしブレンドされています
こうして改めて原材料を見てみると塗香の中にも”龍”がいました
さて・・・どんな香りか？と申しますと
お寺の香り
私が使っている塗香はとても高貴な香りがします
つけた瞬間は神聖な香りがし 時間が経つと甘い穏やかな香りになるような気がします
仕事場がホテルなので 香りの強いものはあまりつけることは出来ませんが
ほんの少し手につけています
入浴剤やパワストーンの浄化にも使用できます
自然のものなので身体にも環境にも優しいです
その一方で原材料の龍脳樹は これまでの乱獲や伐採により
現在では国際自然保護連合（ＩＵＣＮ）のレッドリストにおいて
絶滅寸前に分類されているほど希少であり天然龍脳は殆ど産出されないとも言われています
大切に有難く使わせて頂きたいと感じています
私は幼稚園の頃から毎朝欠かさずお線香をあげていました
特に信仰している宗教があるわけではなく 亡き父と話していたんですね
仏教では お仏壇にお線香をあげることは仏陀や菩薩の供養にもなるそうで
膨大な福徳を積めると言われています
今 神仏のご加護を感じるのは 子供の時からの積み重ねなのでは・・・と感じています
中学 高校時代も 「マリちゃんはお香の香りがするね」と友達によく言われていましたので
私にとっては心落ち着く香りです
ショップで扱っているチベットのお香も 香りの漢方のように色々な効能があるので良く焚いています
どれだけ周りが汚れていようとも 自分だけでも身も心も清め 背筋をピンと伸ばしていたいものです
自然の恵みに感謝を込めて本日もクリック♪どうぞ宜しくお願い致します
本日もネオオリエンタルリゾート八ヶ岳高原で１５時～２１時まで
皆様のお越しを心よりお待ちしています
今日も美しい一日でありますように