楽しい草野球(1996年1月) | つれづれなる日記

つれづれなる日記

 2018年に無二の親友を亡くしました。
これからは奴との思い出を胸に、お迎えに来てくれるのを
待ちつつ、ブログを書いていこうと思うのです。

 あ~もう!

 新型コロナの第6波は収まる気配が無いし!

実家のことは考えなきゃいけないし!

 という訳で、本日久々思い出話。

草野球は楽しいですよって話。

 

 野球   野球   筋肉   野球   野球

 

 1月の最終週である。

今週末には何回目かの野球部&サッカー部の交流試合が行われる。

この交流試合の第1回目が行われたのは、確か私がここに来てから3ヶ月目くらいの事。

 あの頃は、まだ研究所員の顔と名前を覚えるのに必死で、

『こういう催しに参加すれば少しは人の顔も覚えるかも…。』と、思った。

それで戯れに参加して、その時は見ているだけだった。

 

 それが今では…。

 

 まあ、そんなこんなで、私は昼間の野球部の練習に真面目に(?)参加していた。

一方の山ちゃんも、数少ない自分がピッチャーになれるチャンスなので、

昼の練習ではピッチャー役を買って出て、投球練習に余念が無い。

お互い、少ないチャンスはものにしなくては!

「…なぁ。」

「ん?」

「俺、投げ方変わったと思わん?」

「投げ方ねぇ~…上半身が突っ立ったままのクセはだいぶ良くなったかな?」

「…まだ、突っ立ってるって言われるで。」

 ちょっとぶっきらぼうな口調だった。とは言え、一応良くなったと言われて、山ちゃん嬉しそう。

「でも、素人目にも改善されたのがわかるよ。」

 私が言うと、『あんたはただの素人じゃないでしょ。』と言いたげな表情になった。

「今、意識してんのは、肩の高さなのよ。ワインドアップからリリースまでの腕の動きがどうなっとんのか、…ようわからんのや。」

 投げるマネをしながら、山ちゃんは首をかしげた。

「あたしもよくわかんない…。」

 ワインドアップモーション。いわゆる振りかぶって投げる投球フォームである。

この投げ方だと、確かに球に勢いはつくのだが、コントロールに苦労する。

 しかし、実際振りかぶって…う~ん。どういう動きになるんだ?

と、シャドウピッチングをしようと右肩を思い切り後ろに引いて…

「いででで★!」

「大丈夫か?」

 いで~よ~。無意識にオモクソ痛いところ動かしちゃった。

も~、ちょっと良くなったと思ったら、この有様…あ~、痛いのが脳天にきた。

「肩、悪いんか?」

「そ~だよ~。だからずっとジョギングばかりしてたんじゃん。」

 右肩をおさえて苦しむ私。それを冷静に見つめる山ちゃん。

「…俺と同じところヤッたろ。つり革、持てるか?」

「…ひどい時は持てなかった。」

「じゃ、あと2年は治らんわ。」

 ひ~ん。

「…何やったんや?炎症か?」

「そう、日ごろの無理がたたって…。」

「ばか者。」

「これって、おとなしく引退しろって事なのかなぁ?」

「俺、肩だましながら何とかやっとったで。」

「う~ん。」

 でもさあ、100%の力を出しても必要なレベルに達しないんだよ。

それなのに、力セーブしながらプレーするなんて、何だか悲しいよ。

「無理して、一生ボール握れなくなったら、イヤやんか。」

「…そうね…。」

 

 とか、何とかやりとりがあって土曜日。

 グラウンドでは、「この3月で出て行く人たち+α」vs「とりあえず居残る人」が

8人ずつで野球をしていた。ちなみに私は「居残り組」である。

だけど山ちゃんは、「出て行く組」の+αである。

 

 しかし、草野球は楽しい。

どの辺が楽しいのかと言うと、ある意味では本格的な試合よりもはるかにハードだからである。

 

(一旦続く)

 

 野球   野球   筋肉   野球   野球

 

 つくづく色気のない会話ばかりしてますこと!

これが一番我々らしいと納得していたはずなのに、

私にはまだ割り切れない部分があって…。

 少々つらい2月と3月だったなぁ…。>1996年。