あ~もう!
新型コロナの第6波は収まる気配が無いし!
実家のことは考えなきゃいけないし!
という訳で、本日久々思い出話。
草野球は楽しいですよって話。
1月の最終週である。
今週末には何回目かの野球部&サッカー部の交流試合が行われる。
この交流試合の第1回目が行われたのは、確か私がここに来てから3ヶ月目くらいの事。
あの頃は、まだ研究所員の顔と名前を覚えるのに必死で、
『こういう催しに参加すれば少しは人の顔も覚えるかも…。』と、思った。
それで戯れに参加して、その時は見ているだけだった。
それが今では…。
まあ、そんなこんなで、私は昼間の野球部の練習に真面目に(?)参加していた。
一方の山ちゃんも、数少ない自分がピッチャーになれるチャンスなので、
昼の練習ではピッチャー役を買って出て、投球練習に余念が無い。
お互い、少ないチャンスはものにしなくては!
「…なぁ。」
「ん?」
「俺、投げ方変わったと思わん?」
「投げ方ねぇ~…上半身が突っ立ったままのクセはだいぶ良くなったかな?」
「…まだ、突っ立ってるって言われるで。」
ちょっとぶっきらぼうな口調だった。とは言え、一応良くなったと言われて、山ちゃん嬉しそう。
「でも、素人目にも改善されたのがわかるよ。」
私が言うと、『あんたはただの素人じゃないでしょ。』と言いたげな表情になった。
「今、意識してんのは、肩の高さなのよ。ワインドアップからリリースまでの腕の動きがどうなっとんのか、…ようわからんのや。」
投げるマネをしながら、山ちゃんは首をかしげた。
「あたしもよくわかんない…。」
ワインドアップモーション。いわゆる振りかぶって投げる投球フォームである。
この投げ方だと、確かに球に勢いはつくのだが、コントロールに苦労する。
しかし、実際振りかぶって…う~ん。どういう動きになるんだ?
と、シャドウピッチングをしようと右肩を思い切り後ろに引いて…
「いででで★!」
「大丈夫か?」
いで~よ~。無意識にオモクソ痛いところ動かしちゃった。
も~、ちょっと良くなったと思ったら、この有様…あ~、痛いのが脳天にきた。
「肩、悪いんか?」
「そ~だよ~。だからずっとジョギングばかりしてたんじゃん。」
右肩をおさえて苦しむ私。それを冷静に見つめる山ちゃん。
「…俺と同じところヤッたろ。つり革、持てるか?」
「…ひどい時は持てなかった。」
「じゃ、あと2年は治らんわ。」
ひ~ん。
「…何やったんや?炎症か?」
「そう、日ごろの無理がたたって…。」
「ばか者。」
「これって、おとなしく引退しろって事なのかなぁ?」
「俺、肩だましながら何とかやっとったで。」
「う~ん。」
でもさあ、100%の力を出しても必要なレベルに達しないんだよ。
それなのに、力セーブしながらプレーするなんて、何だか悲しいよ。
「無理して、一生ボール握れなくなったら、イヤやんか。」
「…そうね…。」
とか、何とかやりとりがあって土曜日。
グラウンドでは、「この3月で出て行く人たち+α」vs「とりあえず居残る人」が
8人ずつで野球をしていた。ちなみに私は「居残り組」である。
だけど山ちゃんは、「出て行く組」の+αである。
しかし、草野球は楽しい。
どの辺が楽しいのかと言うと、ある意味では本格的な試合よりもはるかにハードだからである。
(一旦続く)
つくづく色気のない会話ばかりしてますこと!
これが一番我々らしいと納得していたはずなのに、
私にはまだ割り切れない部分があって…。
少々つらい2月と3月だったなぁ…。>1996年。