◆復刻版◆「マッ!」 | DEAN ~怪獣遊園地~

DEAN ~怪獣遊園地~

-古き良き時代にタイムスリップ!-
甘く懐かしい匂いと共に甦る
愛すべき“玩具”という名の友人達。




突然ですが、復刻シリーズ再開です。


先日ふと昔のブログを見ていたら

きっちり真面目に書いているものが多くて

自分自身、驚いてしまいました。

中でも、

怪獣ソフビや当時のヒーローなどに対する思いを

熱く語っている物もあって。

今回はそんな中からの復刻です。

復刻しようと思ったきっかけの一つとして

昔のブログは

何故か文字が小さくなっていて読みにくいんです。

改行も上手く出来ていないしね。

なので、

改正する意味も込め復刻しておきたいと思いました。

もう7年も前のブログで

文章もたどたどしいですが…。

それでは

◆復刻版◆「マッ!」です。




「♪ワァ~~~ワッワッワッワ ワッワッワッワ 

輝く~太陽~ 背ぇ~に受けぇてぇ

鉄ゥ~の~巨人のぉ~さあけぇーび声~」




あの独特の重厚なコーラスで始まる

我らがジャイアントロボ!

オープニングのロボの出撃シーンで、

もう僕らのハートは、わし掴みにされてしまいました。

「マッ」という声を発し、指やお腹から発射するロケット

そしてあのガキンガキンとしたロボット的な動きが

実にカッコ良く、ロボを操縦したい衝動に駆られ、

ロボの手に乗せてもらったりする

U7達を本当に羨ましく思いました。




同じ横山光輝原作の鉄人28号よりも

僕は、このジャイアントロボ世代になり、

勿論思い入れも強い訳です。

マンガではなく実写特撮という事も大きな魅力であり、

同じ時期に放送されていたウルトラマンやセブン、

そしてマグマ大使とは

巨大ヒーローという点では類似してはいましたが

人間が操縦する

(正確にはロボの電子頭脳に命令する)という設定が

僕達にはとても新鮮に映っていたのだと思います。

また

その操縦者が子供だという事も僕らにはより魅力的で、

親近感の様なものも湧き、羨望の眼差しで見たものです。

操縦する少年の名前が大作ですが、

そう言えば「快獣ブースカ」も主人公の少年が大作でした。

当時はこの名前が流行っていたのでしょうか。



あの頃はこの大作少年に憧れたものです。

同じヒーローでもハヤタやダンは

僕からすれば歳がかなり離れていましたので、

少し遠い存在であった気がしますが、

この主人公の歳がそれよりももっと近い事もあり、

何か身近に感じられる兄貴的な存在で、

逆にそこにも魅力を感じていた様に思います。

呼び名がユニコーン所属のU7

というのがまたカッコ良く隊員服にも憧れました。

憧れるという面では、

多分初めての人物だった様な気がします。

玩具に関しては当時あまり発売されていなく、

と言うよりソフビはなく、ポリ製の物や指人形、

トコトコ人形などが発売されていた様ですが、

殆ど見た記憶がありませんでした。


唯一覚えているのが駄菓子屋で売っていた

前後を貼り付けるだけのチープなプラモで、

今見ればかなりカッコの悪い代物ですが、

当時はそれで満足していました。

でも今思えば

やはりマルサンから発売されていたウルトラマンの様な

ソフビ人形が欲しかったに違いありません。

あの頃、今回掲載した様なフィギアがあったら、

多分、驚喜乱舞していたでしょう。

そんな時僕は

タイムマシーンに乗って幼い頃の自分に会い、

こんなフィギアを手渡してあげれたら・・などと

たわいのない空想をしてしまう事がよくあります。

それに、

あのU7が持っていたロボを操縦出来る時計が

すごく欲しかった記憶もあります。

あれ程人気があったのに

何故おもちゃで出なかったのでしょう?






ジャイアントロボは全26話ですが、

再放送を見ていた事もあり、

もっと長く放送されていた様に感じていましたし、

僕の中ではウルトラマンやセブンにも負けず劣らず、

大好きな巨大ヒーローでした。

最終回、

ロボが大作少年の命令を聞かず

地球を守る為、

ギロチン帝王と共に自ら宇宙の藻くずとなるシーンは、

ウルトラセブンの最終回にも匹敵する

感動のラストだったと思います。

また、ジャイアントロボの

今も全く色褪せないそのデザインは、

今日に至っても僕的には間違いなく

ロボットヒーローNO1に位置しています。

そしてこの愛しき巨大な鉄人は心を持ったロボットらしく、

その瞳はいつも大きく輝いていました。

包み込まれるような、

その強くて優しくて誠実な瞳!

あも頃の僕は

ロボに恋してしまっていたのかも知れません。