えっ何!? | DEAN ~怪獣遊園地~

DEAN ~怪獣遊園地~

-古き良き時代にタイムスリップ!-
甘く懐かしい匂いと共に甦る
愛すべき“玩具”という名の友人達。



旧バンダイ バロム1怪人・フランケルゲ

全く関係ないのですが、先日何となくビデオ屋さんに行き
何となく「バイオハザード3」を借りました。

元々ゾンビ映画は好きなのでバイオは1、2と見ていたのですが
3を見て正直・・・どおってことなかったです。
と言いますか1、2もあまりストーリー的には覚えておらず
敢えて言うと1がまあまあ面白かったかなという程度です。
2も3も退屈ではなかったですけどね・・・

僕がゾンビ映画が好きだというのは、ゾンビの元祖とも言える
1978年公開のジョージ・A・ロメロ版「ゾンビ」
にハマッたからです。

公開当時すごく話題になり、テレビを付けると毎日の様に
あのエレベーターが開くとゾンビの群れが襲ってくる恐ろしい
シーンの宣伝をやっており、「恐え~」と思いながら観ていたのを
思い出します。
その当時は絶対観たくない映画NO1でした。

元々スプラッターやエグいホラーは好きではありませんでした。
どちらかというと古典的なドラキュラや狼男などのホラーがまだ
好きでした。

でもやはり人間恐い物見たさという部分があります。
それから何年かが経ち・・・
高校生の頃友人の家でこの「ゾンビ」を観る事になったのです。
当時まだビデオデッキは持っておらずビデオは友人の家で
観るのがお決まりでした。

感想は・・・いやいやかなり面白く、ハマってしまいました。

確かにエグいのですが、ストーリーが抜群に面白かったのです。

ホラー、アクション、アドベンチャー、バイオレンス、
そして人間ドラマと色んな要素が盛り込まれており
ただのスプラッター映画ではないすごい物語だと思いました。

ゾンビから逃げるスリル、そしてあの巨大ショッピングセンター
に立てこもり仲間達と力を合わせゾンビと戦うという設定が
冒険好きの僕には堪りませんでした。
デパートの商品を自由自在に使用できるという所は
楽しくて願望みたいな部分を感じさせてくれました。

その後、その友人とデパートで食事をしながら
外がゾンビの群れになりここに立てこもったら・・
などとシュミレーションして遊んだりした事もありました。

それに友情や愛情も実に感動的に描かれていました。

そしてなんといっても主役?のゾンビです。
ゾンビはああじゃないといけません!!

足を引きずる様にゆっくりと不気味に彷徨い、
決して強くなく一対一なら女性でもなんとか倒せてしまう、
でも頭を打ち抜くか首を落とさなければ死なない・・・
生きた死人の哀れさも感じさせていました。
その恐ろしくも奇妙な様相は劇中でも
ユーモラスに描かれている場面さえあり、
そういうゾンビであるからこそ人間側にもまだ希望が見えていました。

しかしバイオハザードを始め、最近のゾンビ映画はどうですか・・・

ゾンビが全力疾走で走り、簡単に人間を投げ飛ばしてしまう
怪力の持ち主では、人間側に何の希望もありませんよね。
挙げ句の果てに銃まで撃ち出す始末・・・
それが群れで襲ってくるのですから・・・もうお手上げです。

ゾンビは恐くて弱いからゾンビなのです。
だから群れで来る恐怖が引き立つのです。

そしてこの「ゾンビ」の良い所はラストにも言えます。

バイオは別として
(ゾンビ映画と言うよりアクションヒーロー物ですから)
他のゾンビ映画はラストが不幸で悲惨な物が多過ぎです。

今まで散々苦労して恐い目にも遭い最後に殺されていたら
元も子もないですよね、
そういう希望も何もない映画を観てしまったら
後味の悪さしか残りません。
作った人間に腹が立って来てしまいます。

その点「ゾンビ」は悲惨な目に遭いますが
最後に希望を見せてくれました。

やはり映画はこうではなくてはなりません。
そういう意味でも「ゾンビ」はもう一度観たくなる
不滅の名作だと思っています。

この「ゾンビ」が好きで今までゾンビ映画に期待を寄せ幾つかは
観たのですが、正直殆どダメでした。
(この前観たゾンビ3Dというのが余りにもつまらなく
 得にラストが最悪でかなり腹が立ちましたのでこんなブログに
 なってしまいました・・・)

そう言えば、弱いゾンビではなかったですが「28日後」は
とても面白かったです。名作です。
続編の「28週後」観たいと思っております。

という訳で本日は全く関係のないお話をしてしまいまして
本当に申し訳御座いませんでした。