真っ直ぐ!に粋る | DEAN ~怪獣遊園地~

DEAN ~怪獣遊園地~

-古き良き時代にタイムスリップ!-
甘く懐かしい匂いと共に甦る
愛すべき“玩具”という名の友人達。




当時ダン隊員は持っていたのですが、このハヤタ隊員は
持っていませんでした。
周りの友達も持っている子はいなかったと思いますので
思い入れの部分ではあまりないのですが、なぜかとても懐かしく
思うのはなぜでしょうか・・・

マルサン・ハヤタ隊員の顔は手塗りの加減により、それぞれの
個性がありますが、みんな真っ直ぐな表情をしています。

キリッとした表情は健全そのもので、その瞳は正義感や勇気、
そして優しさに溢れている様に思います。

その他に誠実、実直、素朴と言う様な言葉も当てはまってしまう
このソフビ人形を見ていると、
マルサン・商店が、いや大人達が当時の男の子にあって欲しい
姿としての願望がこのハヤタ隊員に凝縮されている様に思って
しまいます。

また和やかなその顔はあの時代の穏やかさの象徴ではないでしょうか。




そして粋です。

粋な人間がいなくなりました。
だから一時でもあんなホリエモンや亀ボクサーなどが
もてはやされたりするのです。

このブログにも何度か書かせて頂いていますが、
今の世の中、真面目、奥ゆかしさやわびさび、人情やそして粋さ、
そんなものがどんどん隅に追いやられ、カッコだけのスマートさや
要領の良さ、便利さや意味の無い協調性などが重要視され、
物の価値や人の価値さえもお金や体裁で決まってしまう様な
世の中になりつつある様な気がします。

本当に今僕達に一番必要なのは、何でしょうか?

不器用だけど誠実で、力強く温かい表情をしたこのハヤタ隊員を
見ているとその答えがわかってくる様な気がします。
そして心が疲れ切った時もその目は勇気を与えてくれます。

ハヤタはどんな時でも目を反らさずじっと真っ直ぐに
僕を見てくれているからかも知れません。


不器用だけれど真っ直ぐに・・・
いつまでもそんな粋方(生き方)をしていきたいと思っています。




マルサン・商店ハヤタ隊員とマルザン・ダン隊員