出会いたい本 「つくもがみ貸します」畠中恵
「やれ、しかたがない、今日も貸されてやるとしようかね。」
お江戸の片隅、お紅と清次の姉弟二人で切り盛りする、小さなお店「出雲屋」。 鍋、釜、布団にふんどしまで、何でも貸し出す出雲屋ですが、よそにはにような、ちょっと妙な品も混じっているようで……。彼らは、生まれて百年を経て、つくもがみという妖怪に化した古道具。 気位も高く、いたずら好きでおせっかいな妖怪たちは、今日もせっせと、出雲屋を引っ掻き回すのでありました。
お江戸の片隅、お紅と清次の姉弟二人で切り盛りする、小さなお店「出雲屋」。 鍋、釜、布団にふんどしまで、何でも貸し出す出雲屋ですが、よそにはにような、ちょっと妙な品も混じっているようで……。彼らは、生まれて百年を経て、つくもがみという妖怪に化した古道具。 気位も高く、いたずら好きでおせっかいな妖怪たちは、今日もせっせと、出雲屋を引っ掻き回すのでありました。
出合いたい本 「花淫れ」池永陽
赤ん坊が浮かぶ羊水の匂いにとりつかれた写真家が、美しい子持ちの妊婦と出会い、吸い寄せられるように彼女の「栓男」になり、驚愕の結末を迎えるまで―― 「胎内浪漫」他3編から構成された幻想短編集。
■池永陽(いけなが よう)
1950年愛知県生まれ。
高校を卒業後、グラフィックデザイナー、フリーのコピーライターとして活躍。1998年、「走るジイサン」で第11回小説すばる新人賞を受賞し、作家デビュー。他の作品に、『ひらひら』『コンビニ・ララバイ』『水の恋
』『アンクルトムズ・ケビンの幽霊(現在『国境のハーモニカ』と改題されて文庫化)
』『指を切る女』がある。岐阜県在住。
出会いたい本 「ホテルジューシー」坂木司
大家族の長女にうまれた柿生浩美=ヒロちゃんは、直情で有能な働きモノ。だがこの夏のバイト先、ホテルジューシーはいつもと相当勝手が違う。昼夜二重人格の“オーナー代理”はじめあやしげな同僚達や、ワケありのお客さんたちに翻弄される日々。怒りつつもけなげに奮闘するヒロちゃんに更なる災難が……
■坂木司(さかき つかさ)
生年、学歴、性別不詳の覆面作家。
02年戸川安宣氏にその文才を見出され「青空の卵」でデビュー。続く“ひきこもり探偵三部作”で一躍人気作家に。ナイーヴで魅力的な人間像、緻密に描かれ、爽快に解かれる日常の不思議とこころの謎が圧倒的な支持を集めている。近著は「ワーキング・ホリデー」など。
02年戸川安宣氏にその文才を見出され「青空の卵」でデビュー。続く“ひきこもり探偵三部作”で一躍人気作家に。ナイーヴで魅力的な人間像、緻密に描かれ、爽快に解かれる日常の不思議とこころの謎が圧倒的な支持を集めている。近著は「ワーキング・ホリデー」など。

