早いもので4月。
2024年度がスタートしました。
先日4月の定例会を開催しました。
今回は、定例会の数日前にご質問を受けた
「音に関するトラブル」をテーマにしました。
『音の苦情をご近所さんから受けたことはある?
『音が原因で通報されたことはある?』
『音の苦情を伝えた経験は?』
そんな質問からスタート。
自分の身に起きたことはないという参加者ばかりでしたが、夫婦喧嘩が原因で通報されたり、子どもの声で苦情を受けたことがある知り合いがいたケースを共有してくださった方もいました。
聴者に『きこえない人と共に行動をしている時に、音に関することで気になったことはあるかどうか?』という質問もしてみました。
公共機関を利用している時にきこえない方の声が大きくて、伝えた方が良いのか迷った経験をされたとのこと、知り合いにも相談して伝えたほうが良いと結論に至ったという経験談を話してくださいました。
耳がきこえないと、音の大小に気づけないことは多々あるのですが、
それなりに「音」に関しては気を付けているつもりだと言っている方が松本の周囲には多い印象があります。
もちろん、松本も幼い時から聴者の家族に、良くない音を出したときは注意を受けたり、望ましい音の大きさを教えてもらったりしてきました。とはいえ、きこえない「音」を意識するのは難しく、このくらいなら大丈夫・許容範囲らしいとその都度、身体感覚でなんとなく覚えました。
参加されたきこえないお母さんは、子どもの声が大きいかどうかは、その時その時の状況によって異なってくるので、判断しようがなく、常に気になっている課題であること、自分の声がその場にふさわしい音量なのかどうかがわからないことも多々あることを話してくださいました。
大きな声を出しているつもりでも「きこえません」と言われたり、小さく話しているつもりでも「声が大きい!」と言われることもあり、声の調節は難しい…と。
子どもの声や自分の声が原因で苦情として指摘されてしまうと、どうしたら良いかわからなくなるという意見、なるべく音を出さないように過ごそうと意識しているけれど限界があるという意見…様々な意見が出てきました。
「大きすぎるよ」「外まで聞こえてくるよ」
「うるさくない?」「これくらいの音は大丈夫?」
などと、ご近所同士で気軽に「音」の状況を教えたり、確認し合える関係性が持てたら理想的だという話も出てきました。
今回、「音のトラブル」がテーマでしたが、そこから派生する話題(学校や保育園のインターフォン対応・音のマナーはいつどこでどうやって覚えた?/日常生活で意識していること&失敗談)が多々あり、たびたび話がそれることがありましたが、どれも貴重な話題でしたので、次の機会にまとめてみたいと思います。
加えて、今回参加されていない方や松本の知り合いにも「音のトラブル」の経験があるかどうか聞いてみたいと思っています。
2024年度も「きこえない人の暮らし」や「聴者から見たきこえない人との関わりで思うこと」などを共有していく予定です。
■来月の予定
日 時:2024年5月10日(金)10:00~11:40
テーマ:決まり次第お知らせ
お申し込みは下記よりお願いします。
なお、定例会に参加してくださる方は、公式LINEに登録していただけると、緊急の連絡の際にも連絡が取りやすくなります。
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